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――年に一度あるかないかの、何をやってもうまくいく、な日だったんでしょう。
セントウルS 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 セントウルS 2023
レース全体のふり返り
①馬場は野芝期平均の-1.0秒/1000m近辺まで高速化し、その影響もあってか前日よりも前が残りやすい状況に変化
②前半3F33.5秒、勝ちタイム1分07秒2(上り33.7秒)で逃げ切りV
③11.1 - 10.9 - 11.1 - 11.7の平坦戦、前後半3F差-0.2秒となっているように消耗度は高くなく、13,15,17,19年のように前の組が幅を利かせるレースに
④後半だけ切り取れば上々だが、全体レベルとしてはそう高い評価は与えられず、前半の緩ペース度合いからG1に向けてはもう1段階、2段階のステップアップが必要な組といえる
セントウルS 2023 各馬ふり返り 予想と結果
モリノドリーム
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡11着
大外枠からスタートも決まり、二の脚も速く番手からの競馬となったが、ペースを思えばこれは悪くなし。
ただ、この日の馬場で前半33.5秒の完全単騎逃げ展開では、この馬にとっては上りが速くなり過ぎてしまった。
スマートクラージュ
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡3着
(イン渋滞発生による)外差し狙いでも、先行想定タイプから唯一上位視扱いしていた馬だが、こちらは出たなりで中団後方待機策での好走。
展開的に強い内容で、額面以上のパフォーマンスは明白。
1+3/4馬身離されて3着に敗れはしたが、レース上りとさらにそれを0.7秒上回ったあたりからはG2争覇圏内の評価を与えておきたい。
テイエムスパーダ
予想➡➡➡消
結果➡➡➡1着
たしかにほぼノーマークの逃げ馬が、結果的に思いのほか速く単騎逃げを形成したことによって、このペース、展開を確立させたという部分で今日はラッキーではあったが、それでも立派な後半水準。
重賞初制覇の富田Jへの乗り替わりも今日に関してはプラスだったか(何をやってもうまくいく日だったようで、9→10→11Rと単オッズ合計144.6倍での3連勝を決めた^_^;)。
アグリ
予想➡➡➡△
結果➡➡➡2着
さすがの強い内容で、よく2着まで追い込んだ。
3着スマートクラージュよりもさらに苦しい競馬だったことは明白で、単純に脚力で持ってきたというところか。
その脚力という点では、この組からは胸を張って主役としてG1スプリンターズSに向かうことになる。
ただ、適性という点でこの阪神での緩ペース戦から、中山千二で上があるかというとそうは言えず。
スプリンターズSも、どちらかというと低調な入りから前の組が十分粘れるような展開を、外差しでこの馬が上り最速近辺でどこまで迫れるかといった戦況のほうが向くか。
他では、改善の余地大ありということでジャングロに注目。
前半はスムーズさを欠いたうえ、この日の馬場では最も中途半端なコースを通っていた印象で、それでいて終わってみれば結構粘りを見せていたという内容で悪くはない。
上記の通り、何一つハマっていないことでの大幅上昇が見込める存在として、次以降マークしておきたい。