競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館記念 2020予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 激変、爆上げ…未知の可能性を秘めた◎

f:id:yosounohone:20200702063144j:plain

 ■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)


――あとは、もうちょっと売れてしまっても構わないから、明け日曜、仮説通り「アレ?なんか差し効くな」となっていってもらえれば。

目次

中京記念 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察

www.yosounohone.com

中京記念 2020 含む、7/19(日) 阪神競馬の追い切り注目馬はこちら

www.yosounohone.com

函館記念 2020 含む、7/19(日) 函館競馬の追い切り注目馬はこちら

www.yosounohone.com

7/19(日) 福島競馬の追い切り注目馬はこちら

www.yosounohone.com

函館記念 2020 レース概要

 

函館記念 G3

2020年7月19日 2回函館6日目

発走時間:15:25

函館 芝2000m

サラ系3歳以上 オープン

2019年優勝馬:マイスタイル  牡5   1:59.6   田中勝春

 

函館記念 2020 枠順

 

 

1 1 レイエンダ 牡5 ルメール
1 2 バイオスパーク 牡5 和田
2 3 ミスマンマミーア 牝5 池添
2 4 ランフォザローゼス 牡4 武豊
3 5 カウディーリョ 牡4 藤岡佑
3 6 ドゥオーモ 牡7 藤岡康
4 7 レイホーロマンス 牝7 団野
4 8 ベストアプローチ セ6 横山武
5 9 レッドサイオン 牡4 岩田康
5 10 トーラスジェミニ 牡4 木幡育
6 11 スズカロング 牡6 菱田
6 12 プレシャスブルー 牡6 石川
7 13 ニシノデイジー 牡4 勝浦
7 14 アドマイヤジャスタ 牡4 吉田隼
8 15 ナイトオブナイツ 牡7 国分恭
8 16 マイネルファンロン 牡5 丹内

 

函館記念 ラップ適性・追い切り 

 

函館芝2000mは過半数が平坦戦  となる舞台で、残りの大半は瞬発戦のセッティング。

※ラスト4Fの各区間加速内に、0.5秒以上加速が生じないレース(例:12.2-11.8-11.9-12.2)が定義

マイネルファンロントーラスジェミニドゥオーモベストアプローチレッドサイオンミスマンマミーアスズカロングニシノデイジーバイオスパークあたりはコース適性上位。

 

追い切りは、最終追い切りはほとんど評価対象時計はなく、中間が良好だったレイホーロマンスカウディーリョプレシャスブルーを評価。

 

 

スポンサーリンク
 

函館記念 2020 過去レース傾向

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、 

 

例年通りだと、最内枠だけは微妙もほぼ内枠優勢は間違いないところで、もう20年近く、2枠が(複勝率ベース)トップに立ち続けているレース

該当馬➡➡➡2~4枠は、ミスマンマミーア、ランフォザローゼス、カウディーリョ、ドゥオーモ、レイホーロマンス、ベストアプローチ


ハンデ戦らしく10番人気以下の穴馬の激走が毎年のように頻発するレースだが、ここ15年ほど関東馬は10番人気以下での激走はなし

該当馬➡➡➡(関東馬で2桁人気の)マイネルファンロン、ランフォザローゼスあたりは苦戦か


好走例が多く、重要ステップと見られている巴賞組は、回収値的に全く見合わず要注意

該当馬➡➡➡トーラスジェミニ、ドゥオーモ、ナイトオブナイツ、ベストアプローチ、レッドサイオン

 

といった感じ。 

 

スポンサーリンク
 

函館記念 レース傾向分析&考察

 

 

枠順傾向の強いレースで、1枠を除けばほぼ4枠から内が圧倒という成績で、特に2枠が好調。

これは、札幌開催を除く近9年でデータを取得しても、近5年で取っても傾向に大きな変化がないこと、また率だけでなく、単勝回収値・複勝回収値も好成績であることからも、かなり信ぴょう性が高いこのレースの特徴といえる。

ちなみに、このレースにおいて良に限ってということで調べると、近10年2枠が(4-3-2-10)で単回141複回193と突出している。

もっとも、この函館記念が行われる函館芝2000m(Bコース開催時)自体が、渋らない限りその2枠を頂点とした“内枠傾向”が顕著なので当然と言えば当然。

ちなみに、Aコースだと4~5枠が率・回収値共に突出と、その表情をハッキリと変える面白い傾向があるコース。

 

ラップ面からは、まずはやはり平坦戦が基本形、というセッティングでそこに結構な割合で瞬発戦が混じる傾向。このレースもほぼそのコース適性なりといった感じ。

そんな中で、18年は瞬発戦、昨年は定義上のギリギリ平坦戦となっていて、前半のペースが鍵になり、それによっては上がりの速さに泣くタイプも出てくる、そんな最新情勢とみている。

 

2点目に記した傾向は、「人気」ではなく「オッズ」で見るとさらに面白く、近10年ベースで、

 

・関東馬→単オッズ7.0~19.9倍で(3-3-4-14)単回102複回156 20.0倍以上では(0-1-0-36)複回16

・関西馬→単オッズ15.0~99.9倍で(0-4-5-35)複回172

 

と、15.0~20.0倍あたりを境に東西の差が顕著。

明らかに中穴までの関東馬に対して、100倍未満なら複では大穴まで狙える関西馬、という情勢になっている。

 

また、イメージギャップという点では、近年の「前走巴賞組」成績がひどいことが興味深く、(1-4-2-44)複回64※近10年となっている。

むしろ避けて他ローテ組を積極的に狙うべきくらい。確かに、昨年はそこに踏み込んで妙味にありつけているのだが…...。

 

 

スポンサーリンク
 

函館記念 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

◎レイホーロマンス

大波乱まであって全然良い今年の函館記念の中心には、◎レイホーロマンスを推す。

ラップ的には可もなく不可もなくだが、なんと言っても冬馬で気候が合う点と、そしてこの血統の初北海道戦である。

 

きょうだいに、スズカデヴィアス、(ここにも出走し、今開催で穴V。“チーム橋田”的役割にも今回淡い期待の)スズカロングとくれば、期待しないほうが土台無理な話。

そして、前走時「タロットか何かで決めているのか?」とイジッてしまったくらい乗り替わり名物状態の昨今で、今回は団野騎手にそのバトンが託された。

昨日も復帰初日にラヴケリーで、最後の最後に3着争いを制するなど気を吐いた同鞍上にも期待している。

馬は、前走でいつもより出していって失敗したことが明白になっている状況と思うので、団野騎手の積極性は今回に関してはあまり生かせないだろうが、その分温存して4コーナーからしばき倒してもらいたい。

 

 

◯プレシャスブルー

プレシャスブルーは、額面上の連対実績的には瞬発戦寄りの部類で、より平坦型の馬たちに引けをとるところもあるが、直近の新潟大賞典をみれば人気次第で軸勝負しても良いくらいの存在。

その新潟大賞典は、レースとしては異例の11.5 - 11.2 - 11.4 - 12.8平坦戦決着の一戦。

引き続き54キロで、「54キロのプレシャスブルーより弱い」とした新潟大賞典4着のブラヴァスが、先週重賞好走を果たしたように、G3なら全然一発があっていい。加えて、石川騎手なら。

状態面もかなり良いとみている。

そして、“巴賞組の回収値“について先に触れたが、その一方で回収値が上がっているのが「前走新潟大賞典組であり、エプソムC組であり、金鯱賞組であり」といった間隔を開けた前走左回りG2〜3組。

その意味でも、期待値面から外せない印象。

 

 

▲カウディーリョ / ☆バイオスパーク / ◆ベストアプローチ

トーラスジェミニドゥオーモナイトオブナイツベストアプローチレッドサイオンの巴賞組からは、当然注目度、好走確率ともに×トーラスジェミニが1歩リードだろう。

ただし、前走、そしてその前エプソムCと展開・馬場に恵まれているのは事実で、特にエプソムC当日は不良馬場で8Rには超大穴290.1倍逃げ切りVが見られていた中でのもの。

少しでも、恩恵が少ない状況に変わればとは思うが、少なくともその判断は当日馬場をチェックするまで待たなければならないか。

日曜未明までは降雨もあった、6年ぶり6週間開催最終日の函館記念ではある

そう、コレ↑が◎のところで触れた「大波乱まで」の1つの根拠。

 

◆ベストアプローチの前走は、約2年前の2走前といきなり同水準で走っての6着。

ただ、それもそのはず、前走時の中間は坂路で凄まじい内容を見せていた中でのもの。

明らかに、「通常の前走巴賞組」的使い方ではないので、やはりこの組からは最重要視の位置づけ。

 

×ドゥオーモは、荒れ馬場大歓迎のタイプで、冬の小倉3連発が示す通り、レース上がり36秒台でも物足りないくらいの消耗戦寄りキャラ。

その点、前走の敗因は明白な一方、中1週でそれほど馬場も変わってきておらず良好すぎるので、鈍重タイプのこの馬には苦しい。

余程のハイペースになれば、というのが普通の見立てだろう。

ただ、そもそも3戦連続ゲートで後手を踏んでのもので、そもそもこの絶好偶数枠でスタートを決めれば全く違う展開も見込める。穴で少し期待したい。

 

レッドサイオンは、基本的にこれまでのパフォーマンスが非常に分かりやすく、54キロでもOP勝ち未満水準を安定して刻んできている馬。

前走休み明けで+16キロだったところから絞ってここに出てきて、どこまで上昇させてくるか。

 

ナイトオブナイツは、さすがに状態面も怪しいようで(ノーマーク大穴の)心配もないとは思うが、過去2年のように巴賞を好走していないで迎える点はむしろ少しだけ不気味ではある。

 

 

他、▲カウディーリョ☆バイオスパーク△ミスマンマミーア△マイネルファンロンとほとんど買うが、人気どころではレイエンダは軽視の想定。

たしかに2勝クラスV以来の函館は魅力。

ただ、当時も瞬発戦だったように、この馬の場合はさすがに瞬発戦寄りに振れ過ぎていて心配が大きい。

逃げ馬不在というわけでもなく、平坦戦に散る可能性は大いにあると思っている今回。

 

PR

競馬新聞よりお得!

日刊スポーツ新聞社が運営する競馬情報サイト

日刊スポーツ《公式》競馬サイト「極ウマ・プレミアム」

 〜オススメの6つのポイント〜

1、出走馬の能力を数値化した日刊コンピ指数がレース前日19時に見られる!

2、元ジョッキー佐藤哲三さんの予想と買い目を見られる!

3、前走のレース動画を徹底分析し、推奨馬を紹介する動画「次は馬かせろ!」

4、美浦、栗東での調教分析からTOP3の推奨馬を紹介!

5、土曜、日曜のメインレースのパドック速報!

6、地方南関東4場(大井・川崎・浦和・船橋)の予想情報提供!

⬇ご登録はこちらから⬇