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――先週もそうですが、今の3歳スプリンター勢には期待せずにはいられず(ただでさえ、参戦で騒がれてしまいがちなこのレースですが、それでも)。
目次
- 函館SS 2022 レース概要
- 函館SS 2022 枠順
- 函館SS 2022 ラップ適性・追い切り
- 函館SS 2022 過去レース傾向
- 函館SS 2022 レース傾向分析&考察
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- 函館SS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
6月11日(土)追い切り注目馬はこちら
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函館SS 2022 レース概要
函館スプリントS G3
2022年6月12日 1回函館2日目
発走時間:15:25(予定)
東京競馬場 芝1600m
サラ系3歳以上 オープン
2021年優勝馬:ビアンフェ セ4 1:07.6 藤岡佑介
函館SS 2022 枠順
函館SS 2022 ラップ適性・追い切り
函館芝1200mは半数が消耗戦 ※ となる舞台で、残りの半数もほぼ平坦戦という、消耗戦寄り平坦戦舞台。
※ラスト4Fの各区間内に加速が生じないレース(例:11.0-11.4-11.6-11.9)が定義
ライトオンキュー、ナムラクレア、ローレルアイリスあたりが適性上位。
追い切りからの最終評価順位は、ナムラクレア、シゲルピンクルビー、プルパレイの順で。(6/12 6:20追記)
函館SS 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※1400m戦で近走上位人気に推されている馬の好走例が多く、逆に「1400m以上での勝ち鞍(もしくは、マイル以上G1での3着以内)がない」ような1200m専用機は苦戦傾向のレース
該当馬➡➡➡3走以内に芝1400m以上戦で単勝4番人気以内に推された経験を持つのは、キルロード、シゲルピンクルビー、ナムラクレア、プルパレイ
※母父ナスルーラ系、ロイヤルチャージャー系が穴を空けるレース
該当馬➡➡➡キャプテンドレイク、キルロード、ジュビリーヘッド、タイセイアベニール、ダイメイフジ、ビアンフェ、ファーストフォリオ、ペプチドバンブー、ボンセルヴィーソ、レイハリア、ローレルアイリス
といった感じ。
函館SS 2022 レース傾向分析&考察
2年ぶりに函館競馬場を舞台に行われる(21年は札幌施行)。
ちなみに、19年は禁止薬物検出による、6/16〜17出走馬156頭除外騒動が原因で、函館スプリントステークスにおいても6頭除外→7頭立てとなって行われていて特殊戦。傾向考察からは除外する。
ラップとしては激流も多々起こるレース。
17年超高速馬場、18年高速馬場、20年高速馬場で行われている(19年を除く)近3回のうち2回は、後半3Fが全て減速ラップの消耗戦となっている。
1つ目の傾向にある通り、近走1400m戦で上位人気に推された経験のある馬(20年1着ダイアトニック、17年1着ジューヌエコール、3着エポワス/16年1着ソルヴェイグ、2着シュウジ、3着レッツゴードンキ/14年1着ガルボなど......)は好走例が多い。
近19年のうち、札幌競馬場で行われた09年、21年とイレギュラーイヤーの19年を除く16回中13回で、少なくとも1頭は連対馬を輩出しているパターン。
穴も発生し易いレースだが、血統面からは母父ナスルーラ系、ロイヤルチャージャー系に注目の一戦。
いずれも複回プラスで、率の面でもその2系統がワンツーの状況となっている。
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函館SS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
ナムラクレア / プルパレイ / レイハリア / ビアンフェ / ヴェントヴォーチェ / キルロード 他
なんと言っても、昨今の高速洋芝ということもあって3歳牝馬(別定50キロ)が居るのか居ないのかをまずチェックしたい一戦。
今年ただ一頭の3歳牝馬ナムラクレアは、人気しても少なくとも馬券内という意味では怖くて外せない存在だし、加えてフィリーズレビュー内容からしても、当時から牡馬混合重賞戦線でも勝ちを意識できるスプリンターとみていた馬。
当時の3着アネゴハダが、先日2勝クラスを古馬OP級指数で圧勝したことで、ますますその期待は膨らむところ。
ただ、これはいわば今回誰でも分かること。“猫も杓子も”状態発生は不可避と思っていて、個人的には、当日の馬場が本当にそういう状況かということと単勝期待値の問題、そして今回唯一の強力ライバルと思っているプルパレイとのオッズバランスだけ見つめていきたいところ。
そのプルパレイも、当然逆転のチャンス十分な脚力のスプリンター。
ファルコンSが、とにかく消耗戦でこの馬の真の適性ここにありを示した出色内容だったと思っている。
この馬の気性的な部分を加味して、こちらが仮に4倍以上つくなら本命で買いたいシーン。
個人的には、コース&洋芝適性等は抜きにして、斤量差×脚力だけの観点ならまだプルパレイのほうが若干上だと思っているので、単勝ではこちら、堅軸としてナムラクレアとみている。
そして、そこから最低4キロのディスアドバンテージを背負っての4歳以上勢は、馬場が異様にタフなどが無い限りアタマは厳しいとみるが、レイハリア、ビアンフェに、ヴェントヴォーチェ、キルロード、タイセイアベニールあたりが続く様相。
レイハリアは、4連勝Vの内容が薄かったので近2走の停滞は必然。ただ、54キロでここでは胸を張れる存在。
函館は初だが、キーンランドCを勝った当時のように函館の“水が合え”ば(函館Wコース調教など含む)。
ビアンフェは、直線平坦コースVのみ、G1を除けば右回り内回り戦で未だ馬券外無しという戦歴からも、ここは当然ドンピシャのシーン。
あとは、番手勢のプレッシャー次第。ただ、その点では、抽選対象だったシャンデリアムーン、アスタールビーらが除外となって追い風が吹いている。
ヴェントヴォーチェは、ラップと時計が秀逸な前走大楽勝を経ての参戦。
ただ、当時の馬場はひと癖もふた癖もあった可能性があるとみていて、速過ぎた馬場への疑念のほうが大きいというもの。
昨今の北海道開催が高速化の一途なので味方につけてくるかもしれないが、前走時計が凄すぎるがゆえに身構えてしまうところ。
どちらかと言えば今回、騒がれるシーンだと思うので単勝ひとケタ台とかで沈んで欲しい気持ちも強いが。
キルロードは、時計対応が鍵。
脚力は十分に足りているはずなので、あとは決着が1分7秒台前半よりも速くなるようなシーンで限界を露呈しないか。
タイセイアベニールはその点高速決着には適性十分で、人気もそこまで集めないだろうし、捌けると仮定して狙う手はあり。
もともと、今回と同じような状況で狙いを立てた過去のある馬だけに、個人的には序列は別にしてもマストバイと考えている。
↓↓↓以下、当日午後追記内容
ハイペースを見込まない限り、外から差し切るのは基本的に厳しいというのがベース。
◎ナムラクレア、◯プルパレイ以外では、▲ビアンフェに期待とならざるを得ないか。
差しでは、唯一△シゲルピンクルビー(昨年のこのレース(札幌)、そしてセントウルSなど、前半32秒台が想定されるところでは単なる差し馬になってしまいがちで、今回も差し想定)だけが勝負圏内とみるが、☆タイセイアベニールは、鞍上がドン詰まっても一か八かのイン捌きをしてきそうでやはり相手には激注目な感。(6/12 14:45追記)