競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ダービー卿チャレンジトロフィー 2020予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ◎ポイントは遡ること約1年半・・・

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――世間的にもそういう人も少なくはないと思いますが、今週の“マイG1”は明らかにこっち。

そういう思考がG1的中を遠ざけるんだよなぁ~。

けどまあ、まずは土曜のダービー卿に専念専念と。

 

目次

 

ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 含む、4/4(土)中山競馬の追い切り注目馬

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4/4(土) 阪神競馬の追い切り注目馬はこちら

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4/5(日)の追い切り注目馬はこちら 

【大阪杯 2020予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 少頭数 逃げ馬不在でハイレベル戦ならゴメンなさい予想!?

 

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ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 レース概要

 

ダービー卿CT G3

2020年4月4日 3回中山3日目

発走時間:15:45

中山 芝右 外1600m

サラ系4歳以上オープン

2019年優勝馬:フィアーノロマーノ   牡5   1:31.7   川田将雅

 

 

ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 枠順

 

 

1 1 ナインテイルズ 牡9 野中
1 2 ストーミーシー 牡7 横山
2 3 ジャンダルム 牡5 藤井
2 4 クルーガー 牡8 石橋
3 5 ボンセルヴィーソ 牡6 木幡
3 6 レイエンダ 牡5 丸山
4 7 プリモシーン 牝5 デムーロ
4 8 トーラスジェミニ 牡4 木幡
5 9 ブラックムーン 牡8 吉田
5 10 ムーンクエイク セ7 北村
6 11 ケイアイノーテック 牡5 津村
6 12 ペプチドバンブー 牡5 松田
7 13 エメラルファイト 牡4 石川
7 14 ドーヴァー 牡7 田辺
8 15 カツジ 牡5 松山
8 16 マイスタイル 牡6 横山

 

 

 

ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 ラップ適性・追い切り 

 

瞬発戦や、昨年のように消耗戦になる年もあるが、基本的にそのコース特性の通り平坦戦※ラップ主流の条件。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の加速(差)が生じないレース(例:12.5-12.2-11.9-12.2)が定義

ブラックムーンストーミーシートーラスジェミニエメラルファイトクルーガードーヴァーペプチドバンブーケイアイノーテックと上位。

 

追い切りからは、ストーミーシーが良くペプチドバンブーカツジの最終追い切りがなかなかといったところ

 

 

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ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 過去レース傾向

 

このレースと切っては切り離せない関係の「前走東風S」組は、極端に大敗していない4~5歳馬なら5割近くが好走していて軽視禁物

該当馬➡➡➡カツジ、ジャンダルム


2走前1800m以上に出走の前走マイル組が好調

該当馬➡➡➡クルーガー、ケイアイノーテック、トーラスジェミニ

 

「中9週以上で4歳馬以外、または人気薄」や「56.5キロ以上で人気薄」、「前走から斤量3キロ以上減」、また牝馬では「重賞連対歴がない」や「55キロ以上」といったところは、例年ほとんど好走がないパターン

該当馬➡➡➡ムーンクエイク、クルーガー(人気薄で△)、ケイアイノーテック(人気薄で△)、ストーミーシー(人気薄で△)、ブラックムーン(人気薄で△)、マイスタイル(人気薄で△)、レイエンダ(人気薄で△)、トーラスジェミニ、ペプチドバンブー、ムーンクエイク、プリモシーン

 

 

 

ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 レース傾向分析&考察

 

いずれもローテーション絡みの部分だが、中2週ローテとなる東風S組が過去10年最多の好走馬6頭を送り出していて、単回値複回値ともにプラスの状況。

4~5歳馬かつ東風Sを勝利または1.4秒以内負けだった馬で、さらに馬体重460キロ未満だった小柄なタイプを除くと、中山開催の近17回集計で(5-3-3-10)となっている。

昨年は、あまりにも前半1000m56.5秒とダービー卿CTが高速決着になり、東風Sと大きくペースが異なったため好走馬は見られなかったが、レース質に差が見られなければリンクする可能性も十分。

 

また、その前走東風S組からの好走馬の中にも見受けられるパターン、2走前には1800m以上を使って前走でマイルを使ってここに臨んだ馬というのが活躍傾向。

こちらは、過去16年集計ベースで、1~15番人気の馬が該当して(6-4-3-19)で単複回値いずれも大幅プラスとなっている。

昨年は2着プリモシーンがこのパターンでの好走。

よほどの消し材料などがない限りは、無視しないほうが良いこの「距離短縮→マイル連戦」ローテ。

 

あとは、間隔が空いたパターンや斤量面、また牝馬に関する苦戦パターンが比較的はっきりしているレースで、「中9週以上で6番人気以下」だった馬などは、近18年集計ベース(0-0-0-39)と全滅状態。

他の、「4歳馬以外の中9週以上ローテ」は好走3頭のみ、「前走から斤量3キロ以上減」「斤量55㎏以上の牝馬」は好走1頭のみ(いずれも近17年集計ベース)、「56.5キロ以上で人気薄」は近18年集計で1頭のみといった具合。

 

 

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ダービー卿チャレンジトロフィー 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

◯ストーミーシー

注目の東風S。

先にも記した通り、あまりにもかけ離れたラップになると「そりゃあね」という年もある。

今年の東風Sは、前半57.4秒の好ペース、ハイレベル戦。

ここダービー卿CTが、少頭数、先行不在メンバー構成なら真逆のスロー凡戦を警戒するべきところだが、スタート後の隊列次第ではむしろ57秒台がアドバンテージになる可能性もあるくらい。

前半58.4秒の15年(クラリティシチー東①→ダ②、インパルスヒーロー東③→ダ③)、前半58.9秒の10年(ショウワモダン東③→ダ①、マイネルファルケ東②→ダ②)といった具合に、馬場差はあれどいずれも東風Sが前半59秒未満で流れた年は、東風S→ダービー卿と連続好走が多く見受けられる(前半56.6秒でいった東風SムクドクVの年は、さすがに速すぎたか、自身も含め好走なしだったが)。

 

今年唯一の東風S好走馬ストーミーシーは、バレバレでもしかしたら最終的に2番人気とかもあり得るのかもしれないが、それでも上位3頭の一角には位置づけておいたほうが良いか。

リピーター色も濃いレースでその点もグッド。

昨年好走の2頭(プリモシーン、マイスタイル)もいるが、その去年はアレなんで(詳細後述)2年前3着のこちらをとる。

前走のあの競馬の後なので、同じ1枠2番というのも極端だが悪いということはないだろう。

重賞で鞍上だけさすがに力不足なので、対抗◯で軸プッシュしたい。

 

 

▲ジャンダルム

ジャンダルムも基本的には内枠に入ってこそで、過去好走時に占める6番枠以内率83.3%という馬。

この内枠戻りは絶好で、前走の敗戦があっても、というかむしろあればこそマストで買いたい一頭。

とりあえずこれ以上の降雨はなくその点は安心で、あとは当日、あまりに差し馬場様相が強まっていなければ。

 

 

◎カツジ

全くもって素直に決まるとは思っていない(じゃなけりゃ、ホネが3年連続的中しているなんて不自然)上に、◯▲もあくまで軸という狙いなので、それら2頭よりも人気薄であろうこちらを3着内穴狙いでの本命に。

前走時調教が良くて、約1年ぶりで好内容。

比較的しっかりとしたメニューをこなしての久々善戦なら、今回への反動もあまり気にならない。

何より、善戦すること自体厳しい3歳時に参戦のマイルCSを、レースが1~3番枠決着になるなか16番枠を跳ね除け、最後方から追い込んでアタマ差4着した馬。

人気しないなら狙い続ける価値はあるだろうし、当時のような平坦戦ラップ寄りでベストパフォーマンスが見込めるセッティング。

久々56キロとなるここは、約1年半前の内容を再評価して一発を期待したい。

あとはこの馬は、昨年のような高速決着には弱いようなので、どれだけ時計が掛かってくれるか頼み。臨戦過程としても申し分なし。

 

 

×プリモシーン / △マイスタイル

◯のところでもリピーターレースでもあることを書いたが、昨年2着×プリモシーンは、想像を遥かに凌ぐ前半3F33.9秒、4F45.1秒と当時の馬場を差し引いてもやり過ぎなくらいのハイペースだったが、それでもまだ序盤で行きたがって消耗していた馬。

「牝馬のキレで勝負!」というタイプでない馬ならば克服可能、として55キロでも▲評価を与えた去年のこのレースだったが、今年56キロではどうか。

実際、混合ハンデ重賞での牝馬56キロというのは、03年以降(1-3-2-8)と率こそ上々に映るが単回13複回52と悲惨。

ほとんどが、1番人気での2~3着健闘の内訳となっていて、古馬ハンデ重賞で56キロ牝馬が1番人気以外で好走したというのは、ざっと調べた限り03年目黒記念のレディパステルまで遡ることになるのではないか(それでも2番人気2着)。

仮に最終的に昨年より人気を下げるとしても、それでも割に合わないか。

 

昨年3着の△マイスタイルは基本的に、人気を下げた時にこそ買え、というタイプだと思っているので買う。

ここで典さんというのも良い。

中山マイルの特別戦以降に横山典騎手が関西馬とのタッグで登場したら黙って買え! である(トロワゼトワル、ミスパンテール、メイショウショウブ…...等17年以降(5-2-1-3)とスーパー)。

戦歴的にはやや瞬発戦寄りになっているここまでだが、昨年のこのレース回顧でも触れたように、少なくとも現状のこの馬には持久戦向きが明白で、去年の極めて速い流れ・タフさが求められる展開は良かっただろう。

ただ今年、そこまでのハイペースが見込めるかは微妙なので、買うとしても上位では買いづらいか。

いずれにしても、これら2頭はこのレースではそもそも再現性に乏しいレベルの前傾ラップとなった昨年を好走しているので、その点では昨年以上は微妙とみている。

 

 

☆ボンセルヴィーソ / トーラスジェミニ / エメラルファイト / ドーヴァー / ブラックムーン

他、気になるところをざっと上げると、

 

トーラスジェミニは、傾向的(斤量前走比3キロ減)なところと「なんだよ田辺Jじゃないのかよ」というところで微妙なのだが、変に人気しないようなら。

中山マイルでの内枠パフォーマンスは良いところまで伸ばせている近走で、本当はもうあと3つ4つ内に入ることができていればもっと良かったが。

あとは、一連の過程からは感じさせないが、1年の休み明けとなった昨年11月からちょっと使い詰め過ぎていて、お釣りが残っていないリスクもある。

 

エメラルファイトは、中山にマイルにというところで真価が問われる一戦。

もしかしたらベスト条件かとも考えているのだが、その他強調材料に欠くところが痛い。

ハッキリ言って、最終追い切りで目立つところがないようなら、ブログ向きではない(なんとなく、イメージ的に、直感で…...買う感じになってしまう)馬。

 

ドーヴァーは、冬馬で昨年のニューイヤーS当時くらいまでは坂路での超抜時計に非常に期待感のあった馬。

ただ、昨年のダービー卿時点でも書いたが、今年もどうも南Wコースでイマイチな時計という印象。坂路仕上げのほうが良いと思うけどな~。

 

ブラックムーンは追走苦だろう。

前走で勝負した馬なので、人気を落としての一発というのを警戒したい気持ちは大ありだが、今のこの馬が良替わり・スピード決着でプラスに働くところは少なそうで。

 

それなら54キロでの京都金杯パフォーマンスが秀逸な☆ボンセルヴィーソ

番手でも競馬は出来るし、流れが落ち着けば面白い。

明らかに京都(平坦)向きではあると思うが、3歳時にはニュージーランドトロフィー3着もあり、良い意味で裏切ってもらいたい。

枠も良く、Bコース替わり初日で穴はココか。

 

 

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