
――ダービー上位も皐月上位もいない、京都で行われる菊花賞は19年以来。
目次
- 菊花賞 2025 レース概要
- 菊花賞 2025 枠順
- 菊花賞 2025 ラップ適性・追い切り
- 菊花賞 2025 過去レース傾向
- 菊花賞 2025 レース傾向分析&考察
- 菊花賞 2025 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
- 競馬予想のホネX
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菊花賞 2025 レース概要
菊花賞 G1
2025年10月26日 3回京都9日目
発走時間:15:40(予定)
京都競馬場 芝3000m
サラ系3歳 オープン
2024年優勝馬:アーバンシック 牡3 3:04.1 C.ルメール
菊花賞 2025 枠順
菊花賞 2025 ラップ適性・追い切り
ほぼ瞬発戦 ※ と平坦戦が5分5分で発生するコース。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.7-11.9-11.6-12.2)が定義
ここも2~3連対勢も多く含まれるため思い切って割愛。
追い切りからは、こちらも調教編のまま変更なしとします。 (10/26 9:35追記)
菊花賞 2025 過去レース傾向
京都開催の年の傾向を見ていくと、
※何といっても下記3〜4コーナー通過順に表れているような「積極姿勢(距離に不安がない、陣営も同様に考えている)」と「それをできる鞍上」がポイント
アーバンシック⑤→③
アリストテレス⑦→④
ワールドプレミア⑧→⑥
サトノルークス⑫→⑦
エタリオウ⑧→⑥
キセキ⑫→⑦
クリンチャー⑦→②
ポポカテペトル⑦→③
サトノダイヤモンド⑨→⑤
キタサンブラック⑩→⑧
トーホウジャッカル⑤→②
サウンズオブアース⑧→④
スカイディグニティ⑦→④
該当馬➡➡➡エネルジコ、ゲルチュタール、ショウヘイ、マイユニバース、レクスノヴァス、レッドバンデあたりか
※軸としては、神戸新聞杯で出走権を獲得した馬のうち当日8枠以外の馬が最適で、該当馬はおよそ3頭に2頭の割合で好走(京都施行の近16回)
該当馬➡➡➡エリキング、ショウヘイ、ジョバンニ
※関東騎手で8番人気以下は好走ほぼなし
該当馬➡➡➡レイヤードレッド、レクスノヴァス、レッドバンデあたりか
※ダービー出走組は、オープンクラスでの2度以上の連対実績がない馬はほぼ好走なし(極悪馬場の17年除くと、同実績がなく好走を果たしたのは京都施行の近18回で1頭のみ
該当馬➡➡➡今年は「OP1連対以下のダービー出走馬」はなし
※「前走セントライト記念で4人気以下」「関東馬で前走3人気以下」「乗り替わり組」などはアタマはなかなか厳しい
該当馬➡➡➡全てに引っかからないのはアマキヒ、エキサイトバイオ、エネルジコ、エリキング、ゲルチュタール、ジョバンニ、ライトトラック、レクスノヴァス、レッドバンデ
といった感じ。
菊花賞 2025 レース傾向分析&考察
ラップに関しては、長距離だけあって瞬発戦度合いが高まるかどうかは読むのは難しい(京都施行の近10回で、平坦戦7割発生)が、まずポイントは初の3000m戦でも臆することなく先手するくらい(というか、3→4コーナーで速め進出を仕掛けてくるくらい)の自信に満ちた競馬。
24年アーバンシック、20年アリストテレス、19年はワールドプレミアはもちろん、単勝164.8倍4着ディバインフォース(ヴェロックスから3/4馬身)らの内容をみても、その重要性は確信している。
要するに、「距離不安なんて全くないですよ」「強気に早めに仕掛けますよ」という陣営+鞍上の不安のない競馬が好走馬の運びに表れている印象の近年の菊花賞で、キャリアも少なく、ラップ適性もぼんやりした中では、この迷いのなさに裏打ちされた積極姿勢をいかに読み解けるか、ここが最重要項目としていいと考えているレース。
だからこそ、使い古された「血統で買え」「リアルシャダイは無条件でマーク」などの作戦が繰り返し重用され、実際に好走も何度も見られたのだと思う。
「血」が走らせる部分も当然あるだろうが、(特に高速、先行有利馬場のオンパレードの近年は)その「血」を加味した陣営と鞍上の「迷いなき積極競馬」への判断、これが何より現代菊花賞では大きいのだと思う。
予想をする側にとっても、各種情報に加え、これまでのレースぶり、馬体などから、どのように取捨選別してどうその正解に辿りつくかという“駆け引き”が重要。
それ以外では、やはり前哨戦として王道は揺るぎない「神戸新聞杯1〜3着のうち8枠以外に入った馬」の安定感は高く、一方で「関東騎手の人気薄」「前走セントライト記念で4人気以下」「関東馬で前走3人気以下」「乗り替わり組」は苦戦傾向(フィエールマン、ドゥレッツァ、アーバンシックのように、「ルメール&ノーザン級」は別だが)。※「中4週以上組」も従来鬼門扱いだったが、今年神戸新聞杯が中4週となったためカット。
また、日本ダービー出走組については、オープンクラスでの2度以上連対実績がないような馬はかなり苦しく、同出走組で菊好走を果たした馬は2頭を除き(不良馬場の17年を除くと1頭だけ)、すべてOP2連対以上実績勢という状況。
菊花賞 2025 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
エネルジコ 他
人気と初右回り、初関西圏を考えなければ、中心はエネルジコで問題ないかなというところ。
馬以上にステイヤーのC.ルメール騎手とのタッグということも加味すれば、出し切ってくれば戴冠も十分だろう。
ゲートの遅さは課題である反面、鞍上手腕で折り合いを欠かずに押し上げていくことさえできれば、いくらでも道中での挽回が利くという点でもこの距離は良い。
とにかく、冒頭の「人気必至である点と初右回り&関西圏」で最終的にどういう印を回すかというだけ。
前走終了時と同様に、自身の上昇と相対的プラス材料が確認できてからではあるが、レッドバンデは好走期待の軸候補として予定している一頭。
前走は、かなりの上りを求められるだろうということもあって前々から封じ込みの見立てで狙ったが、実際には当時の馬場にしては(道中が緩まなかったことで)ラスト3Fは適度に掛かった格好で、それ以外にも調整面を含め何かとチグハグだった。
その中で見せた競馬ぶりと内容から、とりあえずここでの好走圏にいる存在という位置づけのこの馬で、末脚勝負になり得ない適性型なら本命まで考えておきたいところ。
あとは、週末の雨の度合い次第になってきたかといった具合。
↓↓↓以下、当日午前追記内容。
土曜最終Rの様子とその後の雨、当日の予報を考えると、当初想定よりだいぶ悪化した状態からの回復途上で迎える今年の菊花賞となりそう。
状況次第では、「雨はどんどん降ってくれていい」タイプ有利にもなるし、外枠絶好にもなり得るし、はたまたそこまで傷まずらち沿いから乾いてイン前超有利もあるといった具合で、非常に悩ましいが一先ずレッドバンデにとっては、何も馬場に変調が起こらないよりは良かったと思われる。今のところ、好走の可能性は高まったと判断しておく。
あとは、正直「日曜に多少降るか降らないか」くらいで想定していた手前、ほとんど白紙に戻して、最終的には「最も運のある馬が勝つ」菊花賞を探すことに徹したいと思っている。
今のところ、候補はあのおそらく重を全く苦にしない内枠馬を想定中ということで。 (10/26 9:35追記)
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
とりあえず、稍重でも普通の良以上に高速でスピード勝負が濃厚。印だけ、◎エネルジコ、◯ゲルチュタール、▲エリキング、☆レッドバンデで。
(10/26 15:35追記)
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