競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【秋華賞 2021 レース回顧・結果】3コーナーから背中押す風

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秋華賞 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 アカイトリノムスメ 2:01.2   35.9
 2 ファインルージュ 2:01.3   35.5
 3 アンドヴァラナウト 2:01.4   36.1
 4 エイシンヒテン 2:01.6   36.9
 5 スライリー 2:01.7  35.9

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 秋華賞 2021

 
10/17 秋華賞 ◯的中(◎☆馬連、3連複、単勝)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
この日の傾向として、馬場以上に北西寄りの風(3コーナーから真後ろからの風を受けて、直線で向かい風)がキーワードの一日
 
芝、ダ問わずラスト1Fで異様な掛かりようとなったレースが散見された
 
馬場自体は、良回復は思ったよりも早かったもののそこから急激に高速化することはなく、野芝開催期を除く通年平均からちょい速め程度
 
11.5 - 11.3 - 12.3 - 12.9の“THE 阪神内回り二千”決着
 
 
 

秋華賞 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アカイトリノムスメ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

最後に馬体重&パドックを見届けて、文句なしの据え置き本命。

まず、なんにしてもG1で◎Vというのは気持ちが良いものだな~という、忘れかけていたこの感覚^^;

直行で“結実”させた陣営は素晴らしいし、何より距離とこの平坦戦ラップ適性での勝利だったとみている。

鞍上も、1コーナーの入りでグッとこらえて6番手で我慢し、前につけすぎなかった部分でファインプレー。

適性、デキ、レースでの騎乗とかなり噛み合ったことは事実だが、この世代のハイレベル戦(クイーンC、桜花賞)での好戦で高い能力を示していた馬だけに、この結果は必然的なものと言っていいだろう(ホネが◎打って勝つというのは、かなり偶発的なものだろうが...( 一一)/ッテナンデヤネン)。

 

 

ソダシ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

正直、当日追記以降の芝ダ問わずの終いの時計の掛かり方からして、あえて再追記して印を落とそうかとまで考えた対抗馬。

思ったよりも、馬場高速化がなかったこと(良馬場への回復はあんなにも早かったのに)、そして直線でほぼ真向い方向からとなる強めの風、などたしかに逆境もあったのは事実だろう。

それでも、個人的には「2000m以上戦でこの馬を見るのは最後になるかもしれないシーン」とした部分、これに尽きる失速だったとみている。

 

 

エイシンヒテン

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

この日の馬場(風含めた環境)では前半1000m通過1分1秒2は遅くないペースだったとみられ、その意味でも逃げて4着に踏みとどまったのは十分優秀な内容だったとみられる。

この馬も、今日の直線向かい風状況などもあって終い要する状況が無ければ、もっとやれていてよかったという可能性あり。

 

 

ファインルージュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

C.ルメール騎手の手腕という部分は差し引いても、あの4コーナー4列目以降から勝ち馬に最後あそこまで詰め寄ったこの馬は強い。

そのルメール加点分を考慮するとどうかも、ここでは最も強い競馬としていいかもしれないというところ。

右回り、急坂条件は良く、鞍上の談話を信じるなら、中山記念やマイルCS(阪神版)などでG2級以上レベルの活躍がみられるかもしれない。

 

 

△アールドヴィーヴル / △アンドヴァラナウト / スライリー 他

△アールドヴィーヴル(7着)は、結果はともかく鞍上が勝ちにいく良い競馬をした。

◎とは好対照といってもいい裏目を引いたのは事実、結果的に早仕掛けというレースにはなったが、上りスピードで勝負しても勝てないと分かり切っての騎乗で非常に良く分かる競馬。

今日は、3コーナーから追い風でペースアップが早くラスト苦しくなりがちという状況も重なった。

 

3着△アンドヴァラナウトは、インから抜け出そうかという見せ場を作ったが、最後は止まって連対圏を外した。

このあたり、どうあってもこの瞬発戦歴オンリーのこの馬には今回3着までしか許容できずというところがそのまま出た感じも。6戦オール馬券に敬意を表して、評価を下げすぎなかったことが功を奏したが、馬はこの展開で考え得るベストの着をとってきて立派という印象。

 

あとは、スライリー(5着)と、アナザーリリックに好感。

スライリーは、内を突いてのものではあったが終いまで良く伸びた。

上りトータルスピード不足を補えた点はプラスも、府中の瞬発戦での実績のみだった中でこの持久戦はマイナスだったはず。

その中でも、差す形でいきなり格好をつけてきたというのは優秀。

後者に関しては、単純に良回復が早すぎたし恩恵が少なすぎるとして、レース前にノーチャンスと見ていたが、小細工なしに外をあの積極策で回して悪くない内容。

しかも、ゴール前ではまだもうひと伸びするように最後まで脚を使えていて、やはりタダモノではないなという印象。

カテゴリや、馬場などを加味すれば、今日の内容でも十分次に繋がる内容だったと思われる。

ヴィクトリアM戦線を大目標に、実際には府中牝馬Sなどでハイレベルパフォーマンスを発揮してくる馬になっていく可能性。

 

 

◎のところでも触れたが、久し振りの本命勝利ということでホッとしたというのが正直なところ。

ここのところ連戦連敗◎だったので、安堵感がいちばんという秋華賞となった。

菊花賞も、基本的に阪神内回りということで、平坦戦適性×先行力が狙いになるとみているが、きっちり仕留めていきたいところ。

しかも、菊花賞に関しては、1頭を除きほぼ皆狙いは人気薄ということになりそうで、波乱への期待値も高いと思っている。