競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中山牝馬ステークス 2022 レース回顧・結果】このレース、プレミアム級?!

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中山牝馬S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 クリノプレミアム 1:46.8 34.3
 2 アブレイズ 1:46.9 34.6
 3 ミスニューヨーク 1:46.9 34.5
 4 スライリー 1:47.0 34.2
 5 テルツェット 1:47.0 34.0

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 中山牝馬ステークス 2022

 
3/12 中山牝馬S △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
時計は通年平均比-0.5秒/1000mまでの中速レベルで、引き続きイン優勢
 
前半3Fこそマイペースだったが、同5F1分0秒2はレースとして軽快なもので、それでいて、上り4F46秒台(11.6 - 11.5 - 11.7 - 11.8の平坦戦)は速く、意外にもハイレベル戦となった

1分46秒8の決着時計の示す通り、良馬場での決着レベルとしては15年(バウンスシャッセV)以来の高いものとなった模様
 
 
 
 

中山牝馬S 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

フェアリーポルカ

予想➡➡➡

結果➡➡➡14着

うまくこの枠からでもインに入れて、差しを狙ったのだが。

詰まって終了で、直線に入ってからは全く競馬が出来なかった。

まあ、同じ8枠の△クリノプレミアムが外から豪脚一閃を決めるような流れでは、イン狙いを図った時点で裏目っているので、戦況として予想として、苦しいものになったて当然といったところか。

 

 

ロザムール

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

逃げてこの馬自身の競馬は出来、ラストもバッタリと歩いた訳ではないが。

周りが好レベル駆けをしてきすぎた。相対的に、この馬には上りと走破時計が速くなり過ぎてしまったという負け方。

強いて言うなら、3F目。そこで、後続も落ち着いたためひと息入れられ(てしまっ)ているが、前傾度を高めて上りを遅くする流れにしていたら、また結果は違ったかもしれない。

いずれにしても、ちょっと驚きの7~8着あたり水準にもなっているので、逃げたこの馬は大目に見ておく必要があると思っている。

 

 

クリノプレミアム

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

先行馬にとっては、致命的な枠と見て下げた途端の大穴一発(こういう時、いつも以上に「余裕で差し切り可能」に見えてしまう不思議。「頼むから2着までにして」と願って見ているからなのだろうか)。

2走前の平坦戦内容を評価して、週半ば最注目馬として挙げていたこの馬だが、やはりその水準から、ここでの53キロはあまりに軽かった印象。

先にも書いたように、枠×脚質を理由に本命◎に据えられなかったことだけが痛恨の極み。

キャラクター的にも、G2〜G3でもまたすぐに人気を下げてくるだろうし、牝馬G1でも穴で狙いやすいことには変わりなし。瞬発力勝負以外なら、1600m〜1800mでまたこの馬の一発シーンを探ってみたい。

とりあえずは、福島牝馬SとクイーンSがパッと浮かぶ、そんなところ。

 

 

アブレイズ / ミスニューヨーク 他

2着アブレイズは、56キロでこの着差なので、当然勝ち馬の競馬に値する好内容。

こうなってくると、1800m専用機(それも中山千八)となって、分かりやすくなってしまうが、引き続きこの距離で活躍も十分だろう。

馬体重的に、やはりこのくらいで良かったというのもあったか。

 

3着ミスニューヨークは、賞賛の意味で「恥も外聞も捨てて」大外一気のスタイルではなく内から抜け出したが……。

これで相手レベルが全然大したことがなければ、負け方としては非常にダサいことをやってのけたなミルコ、というものだが、全く恥じることはない決着水準。

それだけに、この馬にとっては少々時計面で苦しかっただろうし、唯一の弱点をよくカバーして好走したといえる。

 

この決着レベルなので、斤量や不利に言い訳を求められる組はおしなべて挽回可能。

ただ、案の定位置取り負けしたテルツェット(5着)などは、誰がどう見ても情状酌量の余地ありとなってしまいそうで、特段注目しておく価値はないか。

その点、最も地味に負けた印象のドナアトラエンテ(引退へ)に次ぐ存在として、ローザノワールに次走の変わり身を期待したい。

位置取り誤算、そしてヤケクソ気味に3コーナーから追い通しの変な競馬になった割には、この決着水準で随分とラストまで辛抱していたように思う。