競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中山牝馬ステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 軽ハンデ穴狙いが立つ近年傾向

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――冬場×牝馬というあたりも、それにひと役買っているか。

目次

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中山牝馬S 2022 レース概要

 

 

中山牝馬S G3

2022年3月12日 2回中山5日目

発走時間:15:45

中山競馬場 芝1800m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:ランブリングアレー 牝5   1:54.8 武豊

 

 

中山牝馬S 2022 枠順

 

 

1 1 ロザムール 牝6 北村
1 2 シングフォーユー 牝6 戸崎
2 3 ミスニューヨーク 牝5 デムーロ
2 4 ドナアトラエンテ 牝6 横山
3 5 ジュランビル 牝6 松若
3 6 クールキャット 牝4 大野
4 7 シャムロックヒル 牝5 団野
4 8 ゴルトベルク 牝5 津村
5 9 テルツェット 牝5 田辺
5 10 ローザノワール 牝6 田中
6 11 ルビーカサブランカ 牝5
6 12 スマイルカナ 牝5 柴田
7 13 スライリー 牝4 石川
7 14 アブレイズ 牝5 菅原
8 15 フェアリーポルカ 牝6 三浦
8 16 クリノプレミアム 牝5 松岡

 

 

中山牝馬S 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

6割がた瞬発戦ラップの条件だが、レースはさらに瞬発戦になりやすく、不良馬場の直近2年を除く中山開催の近10回中7回が瞬発戦。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義

コース適性としては、ドナアトラエンテシングフォーユースマイルカナフェアリーポルカといったところが上位。

 

 

追い切りからは、最終的にローザノワールシングフォーユーに、ジュランビルを足した3頭を上位に。(3/12 6:45追記)

 

 

 

中山牝馬S 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

「東京・中山・京都・阪神の主要4場での重賞3着内実績があり、かつ今回53~56.5キロかつ中4週以上」に当てはまる馬の好走が続く

該当馬➡➡➡アブレイズ、クールキャット、シャムロックヒル、スマイルカナ、スライリー、テルツェット、フェアリーポルカ、ミスニューヨーク、ロザムール

 

「5〜6歳馬」「乗り替わりなし」「適度な間隔(エリ女以降〜中4週くらい)」あたりに当てはまってくる馬も注目

該当馬➡➡➡ゴルトベルク、シャムロックヒル、スマイルカナ、フェアリーポルカ、ミスニューヨーク、ルビーカサブランカ、ロザムール、ローザノワール

 

前走重賞で中穴以下の人気で、そこそこ着差負けというパターンも中穴として期待値が高い

該当馬➡➡➡クールキャット、ドナアトラエンテ、フェアリーポルカあたりが当日オッズも含め該当してくるか

 

といった感じ。

 

 

 

中山牝馬S 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

まず、傾向考察としては、過去2年連続不良馬場の激レア結果を度外視して始めたいこの中山牝馬S。

平均的なこのレースのペースは古馬2勝クラス程度で、求められる末脚はそれよりも緩いくらい、と2勝クラスを勝てるレベルの馬なら通用してしまうレース質。

2勝クラスをこの中山1800mの舞台で勝っていた格上挑戦アッフィラートが3着(19年)に入ったりなどはその典型例。 

 

また、そうしたレースレベル(質)からも、ハイレベルなレースになりがちな主要4場での重賞実績というのは、かなり有利に働く場合も多い。

東京・中山・京都・阪神の4場での1400m~2000m重賞での3着以内歴があり、53~56.5キロかつ中4週以上ローテだった馬は近19年中14年を除く18回で馬券に(14年もアロマティコが3/4馬身差4着)。 

 

エリザベス女王杯出走馬ほか明け5~6歳馬で、「中4~16週(エリザベス女王杯以降に出走)」「当日馬体重470kg以上500kg未満」「前走と同じ騎手が騎乗」だった馬は、近年好走率5割超。

 

また、ハンデキャッパーの斤量設定の際にメリットが生じやすいことなんかも作用してか、3つ目に挙げた項目の「前走重賞で6番人気以下且つ1秒未満負け」の馬のうち、当日単勝20倍未満だった馬というのは近13年集計で(5-5-4-13)となっている。

 

 

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中山牝馬ステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ローザノワール / ロザムール / シングフォーユー / フェアリーポルカ / ゴルトベルク / テルツェット 他

1800mの距離、そしておそらくイン前圧倒的な有利馬場で行われるとあれば、ローザノワール(初ブリンカー)にはひとまず注目。

この舞台を勝ち切った前走は、今と近しい馬場状態だった中でのもの。

同型の存在は鍵だが、仮に逃げずとも大きく崩されないようなら粘ってしまっても。

 

同様に、ロザムール(初ブリンカー)も怖い一頭。と、同時に前走の負け方によって、当時から次出てくるレースの展開面のカギを握る存在とみていた馬。

玉砕覚悟の「何が何でも」競馬でくるのではないか、そしてそれでも粘り込めてしまう馬場もあり得るところで。

また、そうした状況から、今年の中山牝馬Sの平坦戦想定を強めているところ(これで、ローザノワール以下がすんなり下げたら泣く)。

 

今回徹底逃げまであり得るのは上記2頭のみ、スマイルカナ含め以下シャムロックヒル、クリノプレミアムといったあたりも番手策だろうとみている。

 

そんな中で、枠未確認の木曜執筆時点の今のところ注目しているのはクリノプレミアム

2走前(平坦戦)を評価している馬。

その内容からハンデ恩恵無しでもG3連対圏のチャンスが出てきているとみていて、牝馬限定53キロの今回は一発あって全然いい。

一度だけ使ったことのあるこの距離でも完勝を果たしているし、ぜひ複穴で狙いたいところ。

 

その他では、距離実績豊富なシングフォーユーも、チャンス十分な先行馬。

上位勢から一枚劣るのは事実だが、展開とハンデを味方に付ければ。

 

近走もずっと堅実にパフォーマンスは発揮してきているフェアリーポルカは、もう1勝あげるとすればやはりこの1800mの距離だろうし、ここも堅実には走ってくるだろう。

マークが薄れてくれるようならここからという手も全然ありというイメージ。

 

ゴルトベルクは、脚力と適性からハンデ戦のここなら上位十分。

あとは、枠(並び)などで好位に収まることが出来るかどうか次第。

 

テルツェットは、G1.5級能力を認めている存在で、単純比較最上位は妥当。

あとは、小柄なタイプの56.5キロと、乗り替わりの鞍上のスタイルも含め、この馬も馬場的には位置取り負けの心配がある今回。