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――その意味で、(根拠に乏しい)スイープセレリタスなんかも相手には買う想定。
目次
- ターコイズS 2020 レース概要
- ターコイズS 2020 枠順
- ターコイズS 2020 ラップ適性・追い切り
- ターコイズS 2020 過去レース傾向
- ターコイズS 2020 レース傾向分析&考察
- ターコイズS 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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ターコイズS 2020 レース概要
ターコイズステークス G3
2020年12月19日 5回中山5日目
発走時間:15:25
中山 芝1600m
サラ系3歳以上 オープン
2019年優勝馬:コントラチェック 牝3 1:32.2 Cルメール
ターコイズS 2020 枠順
ターコイズS 2020 ラップ適性・追い切り
平坦戦 ※ 5割、残りの大半が瞬発戦というセッティング。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:12.0-11.7-11.3-12.2)が定義
ランブリングアレー、ドナウデルタ、アンドラステ、インターミッション、モルフェオルフェと上位に来るメンバー構成。
追い切りからは、モルフェオルフェ、レッドレグナント、シャインガーネットを上位評価。
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ターコイズS 2020 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※エリザベス女王杯、秋華賞、府中牝馬Sといった牝馬G1~G2戦を経由した組の好走が多い
該当馬➡➡➡サンクテュエール、トロワゼトワル、フェアリーポルカ
※前走で連対していた馬は驚くほどに好走例が少ない
該当馬➡➡➡インターミッション、クリスティ、スマイルカナ、ドナウデルタ、ビッククインバイオ、ランブリングアレー
といった感じ。
ターコイズS 2020 レース傾向分析&考察
重賞に格上げして5年、G3となってからは3年というこのターコイズSだが、レースレベルは大きく変わっておらず特に重賞になったからといって敷居が高くなったという印象はない。
時期柄、牝馬G1やG2府中牝馬Sを経由していた組が毎年必ずといって良いほど馬券に絡んでいて、OP時代を含めた近11年の好走馬17/33頭までが近2走以内にエリザベス女王杯、秋華賞、府中牝馬Sに出走していた馬となっている。
あとはパッと見「牝馬は格より調子」を真逆にしたような結果のハンデG3。
前走で連対していた馬の好走は7/33頭のみ、前走7番人気以下だった馬の好走は近11年例外なしで毎年起こっていて、同10番人気以下だった馬の好走も13/33頭とザラで、15年は前走15番人気→16番人気→12番人気勢での決着、09年は同17番人気→10番人気→11番人気勢での決着とすさまじい。
「前走連対馬よりも、前走2ケタ人気馬のほうが買い」という訳の分からない決着になっているのだから、そりゃ荒れるし、そういうレースだということを念頭にまず予想の入口から切り替えて臨まなければならない一戦というイメージ。
このあたり、おそらく「この時期の牝馬ならではの体調的な部分」と、「ハンデキャッパー泣かせ状況」というレース像が合わさっての結果と考えている。
あとは、昨年の回顧編にも記したこととして、「ほとんど近走で京成杯AHを使われた馬の好走は見られないレース」という部分も注目ポイント。
やはりその芝の作り(野芝オンリー→野芝&洋芝)の差が顕著に表れての結果のようで、昨年ほどターコイズSが超速決着の京成杯AHと近しいタイムトライアル戦になっても、1〜2着(トロワゼトワル、ディメンシオン)はこぞってぶっ飛んでいる。
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ターコイズS 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
まず、これ「どっかでも同じこと考えていたな?」(京成杯AH)な、展開が鍵となる中、スマイルカナから。
激流なんかむしろ(馬券的な意味合いでも)大好物なくらいのハイペース志向のタイプだが、唯一斤量増だけ常に注意していきたいと思って見ている馬。その点今回は、危険水域に突入している可能性も。
そして、京成杯AH当時同様にトロワゼトワルが、(展開という意味で)当然次に頭に浮かんでくる。
ただ、実際には、57キロでテン乗りでもあり、隊列的には少し後ろからになるだろうが。
前走は、道中で荒れた部分を通って消耗しながらも非常に強い競馬。その反面、そろそろ疲れが心配になる頃でもある。
◎フェアリーポルカ
その点、当時本命◎に狙ったフェアリーポルカは、まだ前走が休み明けだったこともあり、心配はいらなそう。引き続き◎で狙う。
府中牝馬Sは、道中荒れた内を通っており度外視可能な一戦。
マイルが適性ベスト距離から短いことは確かだろうが、瞬発戦型なら1Fの短縮はなんなくこなせるだろうし、能力としてはここでも上位のものがある。
秋華賞組3頭を除くと、こことトロワゼトワルがこのレースへの王道ローテといえる情勢で、しかも前走エリ女or府中牝馬S組は55~56キロで人気が落ち着いた馬が狙い目。
その意味では(想定通りのオッズなら)非常にしっくりくる存在。
昨年3歳馬が上位を独占した翌年、4歳世代から入ればという算段もあり。
◯サンクテュエール
秋華賞組◯サンクテュエールも買っておきたい一頭。
単純に、マイルでのパフォーマンスが最も上だと思っているから。(←このあたり、当初秋華賞組=登録3頭、だったことによるニュアンスです。分かりにくくてm(_ _)m 12/19 0:10追記)
桜花賞以降のG1 3戦は不甲斐ない結果に終わったが、シンザン記念まではほぼ完璧にきていた馬だけに、人気も落ちるであろう今回は絶対に買っておきたいと思っている。
ブッツケの秋華賞は当然、ひと叩きにしか過ぎない。
▲アンドラステ
“異様な”と当時振り返った京成杯AH。
先述の通りこのレースでは使われていること自体がいろいろとかみ合わないとした野芝オンリーG3が、今年はかなりタフ馬場で行われた。
『ここで入賞くらいのところまで来た組は、同じような軽い芝を来夏まで待たずとも意外にそう遠くないうちにマイル重賞戦線で上位を賑わせてきてもいいかもしれない。』そうメモが残る一戦だ。
その意味では、当時10着に敗れている▲アンドラステがやはり注目だろう。
何せ、10着と言っても1600mをほぼ全て持ったまま終了したといっていい、完全度外視競馬である。
Mr.ソツなし・ルメールをもってしても、運に見放されてあんな酷い競馬をすることもあるんだなと思ったほどで、買わずにはいられないという今回。
ここまでが、以外の馬たちを少し離しているイメージ。
あとは冬場の中山で、良で52キロなら一発があっても驚けない☆モルフェオルフェ。
必ずしも逃げずとも、持久力勝負になれば力は発揮できるので、今回のメンバーもむしろ能力を引き出すのに好都合となる可能性も。
中山マイルへの無類の適性を誇る△インターミッション。
今回と同斤の前走は想定される平坦戦ラップでの内容で、十分今年の京成杯AH3~4着水準には届いているものだった。
このレース像とは合わない馬で飛びつきづらいが、人気もそこそこなのであれば。
△ランブリングアレーは、正直瞬発戦になって小倉記念を負けたとみていたので、前走その瞬発戦で好レベルVを果たしてきたことに驚いた1頭。
充実度を物語るもので、それでもやっぱり本来平坦戦のほうがパフォーマンスは上がると思っているが、このレースが前走勝ってきたような馬たちのためのレースではない点は既出の通り。
マイルという距離自体も、プラスに出るかは微妙で。
同じ4歳馬でもドナウデルタは軽視。初長距離輸送で、もともと行きたがるところのある馬だけに1走静観の予定。
シャインガーネットは、ここが瞬発戦想定のターコイズSなら良いのだが、スマイルカナをはじめとした先行勢が刻むペースでは微妙。
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