競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉牝馬ステークス 2025 レース回顧・結果】ウラかオモテか

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――さすがに、逃げ馬4頭も揃えば……(そら、けん制も発生せんよ=“裏”は無し)という感じの2F目以降で、それはそれでレースとして見ていて面白かったですね。

小倉牝馬S 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 フェアエールング 1:58.4 35.6
2 シンティレーション 1:58.4 35.3
3 コガネノソラ 1:58.6 35.5
4 オーロラエックス 1:58.6 35.3
5 エミュー 1:58.7 35.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉牝馬S 2025

 

1/25 小倉牝馬S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、通年平均比-0.5秒/1000m程度、さすがに外差しとまではいかないがあまりイン有利ではない状態(若干北東寄りの風が強めで、直線差し恩恵あり)で行われた

 

前半57.7秒のハイペースから、12.3 - 12.0 - 12.1 - 12.2(上り36秒3)での1分58秒4決着

 

牝馬限定でこの時計というのはかなり速いが、レースレベルについてはG3なりの水準にとどまったとみられる

 

 

 

小倉牝馬S 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

フェアエールング

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

ここは「同着でいてくれて良かった〜」というのが、この馬◎だった人には申し訳ないが本音。

予想編にも記した通り、ちょっと「今回は、(得意の札幌、福島以外での)真価を問う一戦」として単勝で狙う気にはなれなかった。

時計的な面から半信半疑の場面で、1分58秒台前半での勝利ということで、若干強くなっていることは間違いない。

さらに上昇していけば、右回り直線平坦小回り2000mでの混合G3勝ち負けラインは見込めそう。

 

 

キミノナハマリア

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

7着だが、この日の馬場でイン差しで外の組(55kgコガネノソラ、51kgオーロラエックス)らと0.2秒差で悲観の必要はなし。

そもそも、見立てとは違ってしまったが、この馬こそ結果的にこの好時計戦を苦にしていた。

 

 

エンパイアウエスト

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

この馬も3着争いからは0.2秒差圏内で、着順ほど悪くない印象。

ただ、最内枠から何不自由なく運んで、直線では少し外に持ち出すことが出来ていてこれまた理想的。その中で、この着順だとやや厳しい。

もっとも、牝馬限定でこのレベルにならなければというだけの話でもあり、限定重賞でチャンスの場面はあって良さそうだが。

 

 

同着Vのシンティレーションは、そこそこ速い馬場で、ここまで決着タイムが速くなってくれたことで、コース形態などを克服。

この馬がここで勝ち切ってきたあたりに、馬場の良さとスピード戦色が濃く出ているが、自身としてはそこで崩れず(同着とはいえ)最先着できたところに、やはりさすがの府中牝馬S鬼脚発揮馬の片鱗を見せたか。

まあ、陣営としても(最初から、これほど前が揃うと見込んでのここ参戦でなければ)“タナボタ”的賞金ゲット戦が正直なところだろうが、運・不運という意味では(持ち合わせていて)面白い馬だし、確実に今後の選択肢という意味でも大きい1勝には違いない。

今後は、その「運も味方に強くなっている馬」であることと、「恵まれていることは事実」という点を、当日馬場の高速度合いと照らし合わせて見ていきたいところ。

 

他では、(鞍上の努力によって極限までロスは抑えられていたとはいえ、)16番枠から前々で、しかもトップハンデ56kgを背負って0.4秒差にまとめたコスタボニータ(9着)は、おそらく1番人気馬(クイーンズウォーク)を差し置いて強い競馬だった。

もっとも、戦前時点でこの馬が8番人気だったこと(アリスヴェリテ筆頭に、ベリーヴィーナス、コンクシェル、クランスラムアスクと先行以前に、ハナを見抜くのも迷うレベル)のほうを、より覚えておくべきレースだったとは思うが。