競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【きさらぎ賞 2024 レース回顧・結果】暴れん坊将軍

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きさらぎ賞 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ビザンチンドリーム 1:46.8 33.7
2 ウォーターリヒト 1:46.8 33.8
3 シヴァース 1:46.8 34.4
4 インザモーメント 1:46.8 34.0
5 ジャスティンアース 1:47.0 34.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 きさらぎ賞 2024

 

2/4 きさらぎ賞 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、おそらく(Cコース替わりも手伝ってか)前週から若干時計良化したとみられ通年平均比-0.5秒/1000mあたりで、外差し馬場には変わりなしという状況

 

前半1000m通過1分00秒2通過はレースとしては速め、1分46秒8も好タイムで、古馬3勝クラス近辺のハイレベル決着となった

 

特に大きく緩んだわけでもない中で、12.0 - 11.1 - 11.3とラスト2F22秒台前半を刻んでいる点が優秀

 

(きさらぎ賞ゆえ今年もまた少頭数ではあるのだが、)この組からダービー馬が出ても驚けない、そういう一戦になった
 

 

 

きさらぎ賞 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ビザンチンドリーム

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

当日追記も特になく、予想編記事タイトルもほとんどお遊び、という中にあって、1人気だったとはいえ2頭挙げていたうちの1頭が強い内容を見せてくれたことにまず感謝。

特に、1着とかそういうことは気にしていない、この「人気馬からなら……」チョイスの1頭だったが、序盤相変わらず尖りまくったところを覗かせ、酷い荒れ狂いっぷりでこれだけ走るのだから強い。

「ものの見事に御してみせた」とは言えないものの、結果として勝ち切らせたピーヒュレク騎手もなかなかな仕事っぷりだった。

 

 

◎ナムラエイハブ / ウォーターリヒト / シヴァース / インザモーメント / ファーヴェント

◎ナムラエイハブ(10着)は、好位から進め伸びあぐねて0.7秒差敗退。

それでも、序盤は結構力み通しで走ってのもので、このハイレベル戦の中での1秒未満敗退ならまだ重賞でも変わり身を見せて馬券内も十分なはず。

 

2着ウォーターリヒトは、相変わらず強いところをみせての連対圏。

同時に、やはりシンザン記念組も先々まで期待できる印象が強まった。

この馬は、とりあえず京都ならとせざるをえない感じの一連のパフォーマンスではあるが、(今回でも)複勝ベースでも8人気あたりととにかくその人気しなさには驚きも。

さすがに、次となると過剰ゾーンに突入してくるだろうが、一走凡走でも挟めばまたすぐにバランスに見合ってくるだろう。

今日も額面のみならず、序盤には勝ち馬の影響で外に弾かれ、ラストもまさかのメンバー中で最も内を通す、この馬の好走パターン(外追い込み)のイメージとは異なる策でと厳しいところもありながら見事な内容だった。

 

3着シヴァースについては、キャリア2戦目ということでもかなり期待が膨らむ。

余談だがツイート(ポスト)した、『(ウンブライルとは好対照に)人気ダダ下がりの2頭』のうちの一頭で、初戦C.ルメール騎手騎乗のノーザンF生産馬ということでやはり素質が勝ったのだろう。

もう一頭のレカーロデルシエロがキャリア4戦目で0.5秒差敗戦を喫したように、ここで乗り替わって圏内(というか、限りなく勝ち負けの競馬)まできてみせたことは、後々振り返ってこの馬の非凡さを表していたポイントとなっても不思議ないもの。

 

そして、4着インザモーメントもなかなかよくやっている。

一旦は先頭に立とうかというシーンまで作り、勝ち馬ビザンチンドリームとともに外をよく伸びていた。

最後の最後に、ハナ差大接戦となった1~3着争いからクビ差敗れたものの、ほとんどそれらとは差のない内容と言っていいもの。

それら上位馬との比較論はさておき、タフ馬場歓迎のタイプと見られていたことから、この日若干時計が良化し始めていた分で割を食っていたという可能性も。

さらに上があるとみて、特に高速馬場以外では期待してみていきたい。

 

6着ファーヴェントに関しても触れておかなければならない。

直線立ち上がるほどの不利、そのものというより、それによってもたらされる世間の「前走不利」判定への疑念という点で。

たしかに、ラストは狭くあそこを割ってくることはできなかったと思うが、それ以前にまだ2,3着馬間が空いていたラスト200mあたり。ここを勝つ馬なら、あの場面から抜け出してきていいのだが、むしろ内にいた2着馬のほうが手応えは良いくらいで見劣った。

たしかに、休み明けで500キロを超える馬だけに動ききれなかった可能性はあるが。

とにかく、そんな中にあって、ゴール前であの(相変わらずな川田Jによる)大げさアピールが後乗せされていると、次も人気して出てきた時に「いや、あれはそれ以前だったでしょ」と見たくもなってしまう。