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――本編にも書いたように、これだけ抜けていたら大外一気でも差し切っていたよ、なプログノーシスのその内容は、終わってみれば関係者全員が「心配したこっちがバカだった」というものでした。
金鯱賞 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 金鯱賞 2024
レース全体のふり返り
金鯱賞 2024 各馬ふり返り 予想と結果
アラタ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡5着
勝ち馬は凄過ぎたので別格として、2着ライン(好レベルG2の1着水準)から0.3秒差の内容はそう悪いものではなかった。
加えて、総じてハイレベルラップを刻んだ中で唯一、6~8F地点で前がペースを落としたため、結構直線で瞬発力を求められたことがこの馬にとっては下げ要因にもなっていたはず。
勝ち馬の後を通ってロスなく乗られた点だけは、かなり恩恵サイドだったとは思うが。
まだ、持久力勝負のG3ならアタマまで見込めるだろう。
プログノーシス
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡1着
ちょっと抜け出し方が凄まじかった。
しかも、2着以下が超凡戦とかではなかった中で、自身はおそらくデキ7割前後(この厩舎、馬にしては珍しく、休み明けで+9キロと明らかに余裕残しで出てきてもいた)という状況で。
軽く気合をつけただけで抜け出し、突き放す時に至ってもまだ少し追っただけという程度でこれをやってのけるのだから素晴らしい。
唯一は、抜けているはずのこの馬で大外ぶん回しを選ばず、ちょっと自信なさげともとれるロス最小限競馬に徹してきたことに対する意外さだが、おそらく鞍上もそれだけこの日の状態に不十分なところを感じてのことだろう。
そういった点からも、さらにこの馬に対する評価を上方修正しなければならなくなった印象がある。
向こう正面で、内を突いてポジションを上げ、自身がその後有利に進める大きな要因となったあの位置を▲ドゥレッツァに取らせんとしたシーンこそが、勝因でありその意外な必死さに違和感を覚えた場面だったのだが、(これも推測だが)そうまでしないとやられるとふんでの動きだったのだろう。
結果的には、あのパフォーマンスなら横綱相撲でいっても、まとめて面倒をみてしまえただろうが、それだけの状態でその水準というのが驚きでしかない。
ドゥレッツァ
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡2着
59キロ換算後で、G1とG2のちょうど中間くらいとみられ全く問題なし。
逆に、それで5馬身差つけてきた◯プログノーシスのパフォーマンス何なん? ということでOK。
また、相手のことを抜きにしても、4ヶ月半ぶりで前走のG1菊花賞からほとんど下げずにこれたことは優秀で、こちらも当然G1で主力を張っていく存在だろう。
ヨーホーレイク / ワイドエンペラー 他
3着ヨーホーレイクは、正直このペースであれだけ行きっぷりよく好位追走で来るとは読めなかった。
厩舎力を考えても無様な態勢では出してこないとは思っていたが、差し~追い込みあたりではさすがに届かないだろうとふんで軽視したのだが。
次は人気するだろうし、しっかり調教を積まれてのものとはいえ反動が出ても何ら不思議ない水準での2年2ヶ月ぶり駆けだっただけに、個人的にはもう買えないか。
他では、当然格上挑戦で気を吐いたワイドエンペラー(6着)も、(今後、リステッドVどころかG3Vくらいまで見込んでもいいくらい)見どころ十分だったが、レースがそう簡単に前で粘れる展開ではなかったことから△ブレイヴロッカーの内容に変わり身期待としておきたい。
コーナーでの進出というより、この馬の位置でそもそも前半が厳しかった上に、トータルは少なくともG3で戦っていくには十分な水準だった印象がある。