競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館記念 2023 レース回顧・結果】最後の砦も

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函館記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ローシャムパーク 2:01.4 35.8
2 ルビーカサブランカ  2:01.8 36.3
3 ブローザホーン 2:01.8 35.6
4 マイネルウィルトス 2:01.8 35.5
5 ハヤヤッコ 2:01.8 36.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館記念 2023

 

7/16 函館記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

良に近い稍重といった含水率で迎え、通年平均比+1.0秒/1000m前後、外差しに傾くよりは直線イン傾倒のバイアスだったとみられる(アウトサイドインがベストの状況)か

 

前半1分00秒0で実質59秒0前後のハイペースの入りから、後半はどこが大きく遅いなどはなく一貫して満遍なく時計を要するかたちで、トータル2分01秒4で決着

 

12.3 - 12.0 - 12.2 - 12.4の平坦戦でレベルは上々、2着(実質決勝ライン)でレースの平均水準といった具合

 

 

 

函館記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ヤマニンサルバム

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

2番手で回ってきて終いバタバタになって大敗。

スタート後、促したら好ダッシュが効き過ぎてあの位置で1コーナーに入ることになってしまったことがアダだった。

もちろん、これでこのメンバーでもド慎重ペースのデジャヴ of 七夕賞が起こっていればそれで結果オーライもあり得たのだが、刻まれたのはフツーに厳しいペース。

ただただ、後ろの組にやられる競馬をして終わった。

 

 

ブローザホーン

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

最近の競馬からてっきり中団から外を回してくるものと思っていたが、あまりにも位置取りが悪くなったためか(流れを読んで意図的に下げたか)、最後方から内を回してロス回避の競馬での直線勝負。

その意図した部分かどうかは別として、Bプラン発動だったかはさておいて、岩田騎手らしいといえばらしい策で強襲してみせた。

ただ、ラスト200m過ぎての内選択については、進路を探してやむなくだった印象で、総じてスムーズな競馬にはならなかった中で良いモノを見せてきたといったところか。

大混戦の中での55キロはたしかに有利だったし、まだ重賞を勝ち切れると太鼓判を押すのは尚早だろうが、この馬には別の引き出し(違う形の競馬)もあるという点で活躍見込みあり。

 

 

キングオブドラゴン

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

まず先行馬壊滅の流れを、先行策から3角から追い通しになって、それで直線内のドーブネらをパスするのだから、よく頑張っていた。

2分01秒9も、この日なら函館記念連対圏の標準ラインにはあるとみられる。

鞍上的にも(だからこそ、どこまでいっても複穴まで。本命◎は打てずの今回)まだまだ本腰を入れて狙えるシーンはここから先にあるだろうし、G2での2~3着穴まで見込んでおきたい。

 

 

ローシャムパーク / ルビーカサブランカ 他

勝ったローシャムパークは、額面G2級でいいだろう。

それでも、おそらく「大器が、札幌記念も制していざ秋G1へ」となることも見据えると、この展開恵まれVはちょっと慎重に評価したいところ。

たしかに、より差し向き形態で、二千なら距離不足でもない札幌記念ということにはなるが、展開待ちは事実で。

 

2着ルビーカサブランカも、牝馬55キロで相変わらずこういうタフ展開で男勝りなところを見せ好内容。

3コーナーから内を通した分もあるものの促されるとスイスイと押し上げ、2列目インというこの馬としては高い位置で回ってきたことが他でもない好走要因となっていた。

それも含め、とにかくこの洋芝では安定しており、単純に馬場も合っている様子。


他では、ああ見えて通ったコース的にも今回結構厳しい競馬だったとみるハヤヤッコを評価しておきたい。

マイネルウィルトスあたりも苦しい競馬だったとは思うが、距離ロス分は相殺、むしろこちらのほうがまだキツかったとみて上にとる。

やはり、コーナー4つの低速戦なら脚力自体が上で、また狙いのシーンも訪れそう。