競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【朝日杯フューチュリティステークス 2021 レース回顧・結果】勝つ時っていうのは......

f:id:yosounohone:20211220080648j:plain

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

朝日杯FS 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  ドウデュース  1:33.5  34.5
2  セリフォス  1:33.6  34.8
3  ダノンスコーピオン  1:33.7  34.6
4  アルナシーム  1:34.0  34.7
5  ジオグリフ  1:34.0  34.5

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 朝日杯FS 2021

 
12/19 朝日杯FS △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
通年平均比(野芝開催期を除く)-0.5~-1.0秒/1000mあたりと、超ロング開催終盤にしては時計の出る馬場状態
 
ただし、逃げ馬が内を大きく空けて直線5分ところを通ってくるシーンもみられるなど、内はかなりの劣化状態

前半3F34.3秒、同5F58.3秒という流れは、ここ2年の超速馬場を除いて考えると平均よりやや速い流れだが、上り35.2秒でガクンとレベルが下がり、この日の馬場換算で水準下判定となる1分33秒台半ば決着に終わる
 
 
 

朝日杯フューチュリティステークス 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

スプリットザシー

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

スタート後、勝ち馬ドウデュースにぶつけられてからは、後方になって前半は力みながらの追走に。

火がついてしまったのが早すぎて、終盤はそれでもバタッとは止まっていないが、結局この馬らしい伸びはみられず。

走破タイムも前走と変わらずと、やや不運にも泣いたか。

ただ、実際に上位人気ワンツースリー決着となっているように、中途半端な穴ではなくこのくらいオッズがつかないと穴狙い自体の期待値が低いレースと思っての白羽の矢だったので、現状こんなものだったかととらえている。

 

 

セリフォス

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

こちらも、序盤鞍上がなだめるのに手を焼く競馬。

前週(ナミュール)のように位置取り負けにはしなかったC.デムーロ騎手だったが、内枠が仇になった格好で、序盤は馬群で行きたがってしまっていた。

 

 

トウシンマカオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

直線半ばでは◯セリフォスとともに先頭を争う見せ場を作ったが、最後は脚が上がって6着。

特に、レベルの高いG1・6着ではなく、さすがにまだOP級という判定。

 

 

ダノンスコーピオン

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

スタート、二の脚ともに速く番手策もとれそうな序盤だったのだが、掛かりそうな気配からか、出していって末をなくすのを心配してか、あれよあれよのうちに中団まで下げる形に。

非常にもったいないとも、あそこで前々を選んでいたらラストの脚はなかったかもともとれる3着内容だが、1分33秒7の走破時計を考えると個人的には能力は引き出せなかった一戦だったと思いたいところ。

遮るものなく外を回して、この馬の上り3Fトータルスピードをフルに発揮するという競馬もできていないのだから。

 

 

ドウデュース / ドーブネ 他

勝ったドウデュースは、正直7番手からの外差し要員とみていなかったので、意外且つ鞍上の采配がガッチリ形にはまったなという印象。

決着レベル自体、高得点は与えられないが、直線で外に持ち出してから「あ、勝つな」と思わせた手応えと、ラスト1Fを過ぎて右手前に替わってからの伸びは立派だった。

自滅色も濃い2着◯セリフォスを相手にではあったものの、それでもラストは着差以上に余裕を感じさせる内容だったことは覚えておくべきだろう。

どこまで行っても後続に交わさせない、そういう体勢でのゴールだった。

 

 

あとは、予想編でも“明暗”部分として触れたアルナシームと、この日の馬場を考えすぎた失敗騎乗に泣いたドーブネが評価対象。

前者は、当然通ったコースの分だけ加点して然るべき敗戦内容で、能力の一端は示していたかなと思う。

後者は、そもそもここでは前々で勝負しなければ、現状では上りスピードと瞬発力の点で苦しくなって当然。

もう少し、勝ち負けを意識して競馬をしてもいいところにはいた馬だと思うが、ちょっと鞍上の消極姿勢に疑問を感じた。