競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アルテミスステークス 2020 レース回顧・結果】ソダシ超瞬発戦をも突破

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――正直、この馬がいつまでも瞬発力で上回れるとは思えないのですが、まぁ「クロフネ牝馬からまた1頭」の可能性も、ということで。

目次

 レース回顧 天皇賞(秋)2020

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レース回顧 スワンステークス 2020

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アルテミスS 2020 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ソダシ 1:34.9 33.9
 2 ククナ 1:35.2 33.4
 3 テンハッピーローズ 1:35.3 33.9
 4 ストゥーティ 1:35.3 33.9
 5 クールキャット 1:35.5 34.0

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 アルテミスS 2020

 
10/31 アルテミスS 的中 
 
 
レース全体のふり返り
  
 
コース替わりもあって、時計は少し良化
 
 
前半を平均的なペースで入り12.3 - 11.2 - 10.9 - 11.9の瞬発戦決着
 

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アルテミスS 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ククナ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2

持ち前の瞬発力で、このお誂え向き後半ラップで鋭い脚を見せて2着は果たしたが、相手が悪かった。

勝ち馬ソダシが前々から、瞬発戦ラップをあの悠々のパフォーマンスでまとめられたら、さらにスムーズに運べていたところで後ろから差すのは難しかっただろう。

ただ、ここでは3着以下とは着差以上の力差を示すことが出来ていて、今年のアルテミスS上位2頭は順当に一枚上で良さそう。

 

 

ソダシ / ▲テンハッピーローズ / ◯モリノカンナチャン / ◆シャドウファックス

勝ったソダシは、12.3 - 11.2 - 10.9 - 11.9の瞬発戦でまだ楽々とは参った。

実際、入線後もなかなか止まらず検量室に戻ってくるまでだいぶ時間が掛かったそうで、全然8分以下でこの内容だろう。

これが、異例の持久戦決着にでもなっていたらまだ想定内だが、普通以上の瞬発戦を余裕を持っての完勝。

前走の札幌2歳Sとは真逆の流れであり、正直100万回予想してもこの馬を今回1番人気本命に据えることはおそらく無かったであろう中で、完全にしてやられた。

現状の完成度の違いを認めざるを得ないか。

さすがに早熟の疑いすら出てきたとみているが、それでもしばらくはこの馬の評価に関して「ミーハー」に世間評通りに応援しておくことになるだろう。

 


3着▲テンハッピーローズは、センスの良さだけ見せての3着という感じで、パフォーマンス自体は前走(サフラン賞)のほうが上。

正直、期待したほどではなかったが、それもこれも上りトータル速さでそこまで優位性はないキャラ、という部分にあるのかもしれない。

レース上がり35秒0前後くらいに落ち着く条件であれば、重賞でもまた見直せる。


◯モリノカンナチャン(8着)は、やはりこの瞬発戦ラップに耐えうるだけの瞬発力を披露、さらにその脚が極端に短くはなく長く使えることをみせていた。

距離は絶対的に足りなかったし、ローテーション的にも追走苦となったわけで、ここで狙ったのは予想としてはいただけなかったが、その分この先中距離重賞戦線では期待が掛かる存在。

取り急ぎは、この次の距離延長ローテで(次となると人気だろうし、単で)狙い。 ☆次走注目馬☆


◆シャドウファックス(7着)は、初戦ラップから瞬発戦になった時に心配があったが、直線単独先頭の見どころ。

競馬ぶりからは、むしろ一瞬のキレは十分にあって直線の長い府中で長く脚を使えないところで引けを取った印象で、坂との相性の良さも窺えた。

やはり中山ベスト、直線の短い瞬発戦セッティングでも、今後楽しみ。

 

 

クールキャット / ☆ユーバーレーベン

他、クールキャット(5着)は、クローバー賞を自重して臨んだここで、+14キロでこの内容というのは「噂に違わず」という印象。

すでに、今後も順調に使えていかない宿命があるように思えてならないが、それでも先々休み明け、中穴での重賞一発が楽しみになった。

ゴール板を過ぎていてからもまだまだ伸びていたように、距離はさらにあったほうが絶対的に良いタイプ。 ☆次走注目馬☆

 

あとは、☆ユーバーレーベン(9着)が、スタート直後からヨレヨレヨレヨレ……、で競馬にならず。

加えて、直線は最内の最後方で迎えるという最悪の形で、ここでも真っ直ぐ走れず。

このあたりは鞍上の差の部分もあって仕方なく、それにしてはさすがの伸びを示していたといえる。

こちらも、まずはその1800mでも小回りでは追走苦、実質的に距離不足なくらい、絶対的に2000m~でMAXパフォーマンスのタイプなのだろうが。 ☆次走注目馬☆

2頭ともに、今からオークスが非常に楽しみなタイプで、特にクールキャットには丈夫にキャリアを重ねていってほしい。

 

 

*次年度へのメモ

・16年シグルーン、17年ラテュロス、18年エールヴォア、19年ビッククインバイオ、そして20年ククナと、デビュー戦時に狙っていた馬の好走が続き、初戦追い切り評価対象馬を中心視したいレース

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