競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オールカマー 2023 レース回顧・結果】超速野芝回避を追い風に

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

 

――『33秒台の上り最速連発キャラ以外で差し馬という時点で厳しい』はずが、だいぶ中5日で様変わりした模様(というか、正直金~土の2日で)。

オールカマー 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ローシャムパーク 2:12.0 35.0
2 タイトルホルダー 2:12.2 35.7
3 ゼッフィーロ 2:12.2 34.7
4 マリアエレーナ 2:12.2 35.0
5 ガイアフォース 2:12.4 35.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 オールカマー 2023

 

9/24 オールカマー ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

当日に良回復したものの、時計はそう速くなく野芝期平均~やや速めの水準、イン伸びの状態で行われる

 

前半1000m1分01秒1、上り35秒5の2分12秒0、11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.4の平坦戦で決着

 

タイトルホルダーが逃げ切りを図るところ、3~4分どころを伸びたローシャムパークが十分間に合ったという感じで差し切ってV

 

レベルは低くなく標準G2ライン(このレースとしては上の部類)で決まった

 

 


オールカマー 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

タイトルホルダー

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

2分12秒2ならそれ自体悪くなく、最後苦しくなってか左鞭を入れても外へ外へ膨れ、さらに右鞭で再び膨れながらもよく2着を死守した。

そのあたりは、まだ本調子にはないといったところか。

 

 

ノースブリッジ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

◎タイトルホルダーの直後で直線を向き、さあここから外に持ち出して......というところで件の◎の外への膨れがあり、ひと呼吸置いてのラチ沿い切り替えに。

他馬よりも重い荷物(58キロ)を背負ってのそのブレーキだったため、より苦しかった部分もあったか。

レース序盤には行きたがって消費してもいた様子。

そうした中で自身58キロで、AJCCからそう大きく下げていない点でも評価できる。

そもそも、◎がスムーズに押し切っている時の相手本線狙いだっただけに、ああいう直線挙動で◎が捕まえられている決着では予想としても噛み合っていないわけで仕方ない。

 

 

ローシャムパーク

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

もう少し逃げ残りをはじめとして、捕まえ損ねを起こすというイメージだったこの馬。

脚力的には、このくらいの水準なら驚けないところではある。

ノースブリッジを当日に評価を高めたのと同様に、「前週までの上り超速の野芝だと苦しいかも」キャラでもあったため、この“鈍化”は間違いなく追い風だった。

平坦戦で、ラスト1F大きく減速する展開とはいえ、この日の馬場で外から差してくる形で、1馬身1/4差をつけたことは価値が高く、G1.5級を与えておくべきか。

 

 

穴で期待したマテンロウレオ(12着)も◎同様、序盤に折り合いに苦労。

掛かりっぷりではこちらのほうが派手で、あれではレースにならず。

ただ、前走は気持ちにスイッチが入らなかった一戦で、その掛かるような行きっぷりすらほとんど見られなかったことを思えば、次に向けては見どころありだったとしておく。

 

他では、ゼッフィーロ(3着)が意表を突く好内容。

まず、瞬発型で本質的には不向きな後半ラップだったこと、そしてこの馬は「前週までの上り超速馬場ならもしかして」というキャラで当日馬場的にもむしろ条件悪化でのレースだったことが加点ポイント。

馬場と展開が逆でこの水準なら、ひょっとすると相当力をつけているかもしれない。

その他、レースでスムーズにフル発揮できていないこと、調教過程からも窺えた「急仕上げ」感なども阻害要因として挙げられるため、この次の適距離・適条件での飛躍には警戒しておきたい。