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――『33秒台の上り最速連発キャラ以外で差し馬という時点で厳しい』はずが、だいぶ中5日で様変わりした模様(というか、正直金~土の2日で)。
オールカマー 2023 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 オールカマー 2023
レース全体のふり返り
オールカマー 2023 各馬ふり返り 予想と結果
タイトルホルダー
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡2着
2分12秒2ならそれ自体悪くなく、最後苦しくなってか左鞭を入れても外へ外へ膨れ、さらに右鞭で再び膨れながらもよく2着を死守した。
そのあたりは、まだ本調子にはないといったところか。
ノースブリッジ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡7着
◎タイトルホルダーの直後で直線を向き、さあここから外に持ち出して......というところで件の◎の外への膨れがあり、ひと呼吸置いてのラチ沿い切り替えに。
他馬よりも重い荷物(58キロ)を背負ってのそのブレーキだったため、より苦しかった部分もあったか。
レース序盤には行きたがって消費してもいた様子。
そうした中で自身58キロで、AJCCからそう大きく下げていない点でも評価できる。
そもそも、◎がスムーズに押し切っている時の相手本線狙いだっただけに、ああいう直線挙動で◎が捕まえられている決着では予想としても噛み合っていないわけで仕方ない。
ローシャムパーク
予想➡➡➡抜
結果➡➡➡1着
もう少し逃げ残りをはじめとして、捕まえ損ねを起こすというイメージだったこの馬。
脚力的には、このくらいの水準なら驚けないところではある。
ノースブリッジを当日に評価を高めたのと同様に、「前週までの上り超速の野芝だと苦しいかも」キャラでもあったため、この“鈍化”は間違いなく追い風だった。
平坦戦で、ラスト1F大きく減速する展開とはいえ、この日の馬場で外から差してくる形で、1馬身1/4差をつけたことは価値が高く、G1.5級を与えておくべきか。
穴で期待したマテンロウレオ(12着)も◎同様、序盤に折り合いに苦労。
掛かりっぷりではこちらのほうが派手で、あれではレースにならず。
ただ、前走は気持ちにスイッチが入らなかった一戦で、その掛かるような行きっぷりすらほとんど見られなかったことを思えば、次に向けては見どころありだったとしておく。
他では、ゼッフィーロ(3着)が意表を突く好内容。
まず、瞬発型で本質的には不向きな後半ラップだったこと、そしてこの馬は「前週までの上り超速馬場ならもしかして」というキャラで当日馬場的にもむしろ条件悪化でのレースだったことが加点ポイント。
馬場と展開が逆でこの水準なら、ひょっとすると相当力をつけているかもしれない。
その他、レースでスムーズにフル発揮できていないこと、調教過程からも窺えた「急仕上げ」感なども阻害要因として挙げられるため、この次の適距離・適条件での飛躍には警戒しておきたい。