【ダイヤモンドステークス 2021 予想】追い切り･ラップ適性･レース傾向考察＆各馬評価まとめ / 前走内容から長距離覚醒を信じて

1	1	ナムラドノヴァン	牡6	内田
1	2	ダノンテイオー	牡5	津村
2	3	オーソリティ	牡4	川田
2	4	ヒュミドール	セ5	吉田
3	5	サトノガーネット	牝6	岩田
3	6	ブラックマジック	牡4	石橋
4	7	ミスマンマミーア	牝6	松若
4	8	ジャコマル	牡7	田中
5	9	メイショウテンゲン	牡5	横山
5	10	グロンディオーズ	牡6	三浦
6	11	ボスジラ	牡5	横山
6	12	ワセダインブルー	牡6	大野
7	13	ポンデザール	牝6	ルメール
7	14	タイセイトレイル	牡6	北村
8	15	パフォーマプロミス	牡9	デムーロ
8	16	アイスバブル	牡6	武藤

ダイヤモンドS 2021 ラップ適性・追い切り

コース的には、6割がた瞬発戦 ※ ラップを刻むコースで、イコールこのダイヤモンドSそのものを表している（府中3400m戦＝ダイヤモンドSオンリーなので）。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース（例:12.0-11.4-11.3-12.2）が定義

サトノガーネット、オーソリティ、グロンディオーズ、ブラックマジックあたりが上位。

追い切りからは、タイセイトレイル、パフォーマプロミス、グロンディオーズを評価。

ダイヤモンドS 2021 過去レース傾向

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

※「斤量55キロ以上は5番人気以内のみ好走、穴は54キロ以下が多い」が基本

該当馬➡➡➡オーソリティ、メイショウテンゲン、タイセイトレイル、ボスジラあたりに、軽量穴といった戦況か

※当レースが昇級戦or格上挑戦で「前走2200ｍ以上戦出走かつ今回ハンデ53キロ以下」は好走例多い

該当馬➡➡➡なし

※前走から斤量増で当日2番人気以内に推された馬は堅実に走ってくることが多く、単回複回ともに150超と外せない存在

該当馬➡➡➡オーソリティ

といった感じ。

ダイヤモンドステークス 2021 レース傾向分析&考察

昨年は十◯年ぶりかというほどの、超タフなコテコテステイヤー戦。

確率論的にも、あそこまでの上りを要するダイヤモンドSというのは再現性に乏しいと言わざるを得ないが、もし仮に同様の展開になるなら今年も◎は当時の最先着馬でいい。

そのくらい、その種のレースならハイレベルだったといえるのがハナ差2着メイショウテンゲンを筆頭とした昨年上位勢の内容である。

その一方で、19年のユーキャンスマイル（33.4秒）、17年アルバート（33.4秒）、15年フェイムゲーム（34.6秒）、12年ギュスターヴクライ（34.4秒）など、3000m超戦とは思えない上がりの速さでズドンと差してくるパターンも多く見られるダイヤモンドS。

前半2000m以上をちんたら走って、ラスト5Fが条件戦の2000m～2400m戦くらいの速さになることで、これら年のステイヤーらしからぬ超速上がりが実現しているわけだが、年々この時期も府中の芝は硬く、速く作られている印象なので今後ますますこうしたケースの発生率は高まりそうな印象。

もっとも、先に挙げた馬たちはみな1番人気馬だったわけで、さすがに首位人気を背負う以外の馬たちは34秒台後半とかが関の山なのだが。

また、そうした絶好状態の馬場も手伝ってか、近年の良施行では1～2番人気の重賞常連馬がしっかりと勝ち切るパターンが多くみられ、12年まさかの逃げ切りVケイアイドウソジン、そして度肝を抜いた昨年のミライヘノツバサを除くと07年以降は良の年はもれなく1番人気or2番人気馬Vが起こっている。

3つ目の傾向「前走から斤量増で当日2番人気以内だった馬」は、近15年集計ベースで（8-1-1-5）となっている。

その一方で、穴パターンは古くから「格上挑戦」となっている性質もみられる。

2つ目に挙げた、当レースが昇級戦or格上挑戦で「前走2200ｍ以上戦出走かつ今回ハンデ53キロ以下」だった馬は、近年好走率約4割ほどのアベレージとなっている。

19年2着サンデームーティエ、18年2着リッジマン、17年2着ラブラドライト、15年3着カムフィー......と続いていて、重賞常連組の信頼筋からは（主に軽ハンデを見方につけての）格上挑戦勢の一発を見据えるというのが攻略スタンスとしては正解か。

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ダイヤモンドステークス 2021 予想印は!? ホネ的注目馬各馬評価まとめ

◎ナムラドノヴァン

今年、いわゆる重賞常連組は比較的しっかりしているとみて、穴は定石通り軽量組から。

前走の勝ちっぷり、ローテ、府中実績を満たしていて一発あって驚けない存在。

ここが格上挑戦、ではないが前走で格上挑戦Vの勢いと少しでも軽量メリットあり、という部分が激走ピースになるとみて狙う。

その前走・万葉S（51キロV）はレース自体前後半1000mともに軽快なペースで、長く脚を求められ好レベルだったとみている一戦。

その展開を、あのコース形態で最後方から2周目3コーナーから外を押し上げて圧勝した内容は本物という可能性あり。

なんだかんだで、1～2番枠も頑張っているレースで。

あとは、2頭狙いたい注目馬と、大穴一発に密かに期待している馬が1頭いるので、それらについて触れておきたい。

◯ブラックマジック

まず、4歳馬のここ参戦で走ってくるパターン、すなわち菊花賞を使わずに前年10月以降に2～3勝クラスを突破してきた馬（近18年集計（2-6-6-5））に当てはまる◯ブラックマジック。

この距離になってくると、有力どころで意外な馬たちも多数先行してきそうな気配もあって、同型次第ということにはなりそうだが、ひとまず長距離戦で楽しみ十分。

▲グロンディオーズ

ルメール騎手からの鞍上弱化は痛いが▲グロンディオーズも、今回この距離で注目している期待の一頭。

前走のレースぶりから、長距離の瞬発戦に矛先を向けるべき馬と感じていただけにこの条件は楽しみ。

あとは、道中は適度に流れてくれて、その反面2週目3コーナーからはひと息入っての瞬発戦という形に持ち込めれば。

◆サトノガーネット

そして、こちらも単純に前走のレースぶりから、そしてあながちズレていないラップ適性と今回の陣営の策に興味津々なのが、おそらく牝馬の一番人気のない方、厩舎の人気のない方で出てくるであろう◆サトノガーネット。

左回りの直線の長いコースは最適。

前走「酷いな」と感じたほどの出だしの行きっぷりの悪さを補うべく、わざわざ引退レースの初ブリンカー（薄目のブリンカーの模様）でくるとのこと。その意欲も買いたい存在。

☆オーソリティ / △ポンデザール / パフォーマプロミス / メイショウテンゲン / タイセイトレイル

☆オーソリティは、ルメール騎手ではないという点だけ。

アルゼンチン共和国杯は、きっちり瞬発力を示しての勝利で、このレースを3勝したフェイムゲームを彷彿とさせる内容だったと思っている。

L.ヒューイットソン騎手で勝っているし大丈夫だとは思うが、早めにガシガシしごかれたりした際に手の合わなさを露呈することがなければ。

△ポンデザールは、滞在競馬向き、ローカル競馬場向きとみているので、頭では狙わないが全力発揮のシーンでは最上位の能力がある存在。

この馬で、初めての広いコースで「どう乗る？ルメール騎手」とみている今回。

ほか、パフォーマプロミスもこの距離では侮れず（ただ、鞍上に特にこの距離で“不信任決議案”可決にて）、メイショウテンゲンも当然前年再現の展開なら突き抜けまで（だが、今年そんなペースには？？？）、タイセイトレイルも55キロでこの条件なら今の状態をもってすれば連対圏突入も（が、少し直線スピード不足か）。