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――4角順番通り入る、いわゆる「つまんねぇ」レースで、スリーが▲であれば申し分なし、という見立て。
目次
- 阪神大賞典 2021 レース概要
- 阪神大賞典 2021 枠順
- 阪神大賞典 2021 ラップ適性・追い切り
- 阪神大賞典 2021 過去レース傾向
- 阪神大賞典 2021 レース傾向分析&考察
- 阪神大賞典 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
阪神大賞典 2021 含む、3/21(日) 阪神競馬の追い切り注目馬はこちら
スプリングステークス 2021 予想 追い切り・ラップ適性考察
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阪神大賞典 2021 レース概要
阪神大賞典 G2
2021年3月21日 1回阪神12日目
発走時間:15:35
阪神 芝3000m
サラ系4歳以上 オープン
2020年優勝馬:ユーキャンスマイル 牡5 3:03.0 岩田康誠
阪神大賞典 2021 枠順
阪神大賞典 2021 ラップ適性・追い切り
阪神芝内回りの3000mは、ほとんど瞬発力を必要としない平坦戦 ※ コースで、実際このレースの過去10年でも、瞬発戦は2回のみ(10頭立ての17年と9頭立ての14年)となっている。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:12.0-12.0-11.8-12.2)が定義
コース適性としては、アリストテレス、タイセイトレイル、シロニイ、ディープボンド、ダンスディライト、ツーエムアロンソといったあたりが上位。
追い切りからは、ショウリュウイクゾ、ディープボンド、ユーキャンスマイルを評価。
阪神大賞典 2021 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※ダイヤモンドSやステイヤーズSなどとは違い、長距離が得意でも距離を利して先行できるような馬でないと厳しい
該当馬➡➡➡アリストテレス、ショウリュウイクゾ、シロニイ、タイセイトレイル、ディープボンドあたりが当てはまるか
※単勝10倍以上の穴馬の好走は、ほとんどが「前年以降の芝2400m以上(後傾戦)の準OP2着内または重賞0.5差内」のあった馬
該当馬➡➡➡アリストテレス、ゴースト、タイセイトレイル、ツーエムアロンソ、メイショウテンゲン、ユーキャンスマイル
といった感じ。
阪神大賞典 2021 レース傾向分析&考察
先述の通り瞬発タイプの持ち味が生きない舞台で、過去10年(良以外含む)の1~3着馬の平均上り3F値をとってみても36秒1というもので、いわゆる“キレ不要寄り”にシフトしたレースになっている。
あの鈍重なゴールドシップが、少頭数立てでも3連覇できたのはそのあたりが大きい。
そして、ダイヤモンドSやステイヤーズSなどとは違い、長距離が得意でも距離を利して先行できるような馬でないと厳しい、前々決着のバテ合いジリ脚対決になるというのが、最後の直線のイメージ。
そもそもここを使ってくるステイヤータイプ自体の減少とともに少頭数で行われる年も多くなり、波乱度はかなり低い一戦。
そんな中でも、僅かな妙味を運んできてくれる単勝10倍以上ゾーンの期待の星は「前年以降の芝2400m以上戦で後傾ラップ、かつ準OP2着内または重賞0.5差内のあった馬」に当てはまるタイプ。
ざっくり、2400m以上のカテゴリーの後傾戦で3勝クラス以上(OP実績になってしまうと自ずと人気し過ぎる等の理由から除外)での僅差好走があると中穴資格となる。
単勝10倍以上で好走した12/15頭(近13年集計)が該当する。
ここに来るローテとしては、「前走有馬記念or日経新春杯」組が依然強く、毎年のように好走馬が出ており、近19年集計でトータル(9-9-5-19)と長きにわたり5割超の好走率を誇っている。
阪神大賞典 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
どのみち当日直前まで見極めなければならないことが予想されるシリーズの関西編。
土曜重賞予想以上に出たとこ勝負の状況になっているかも知れないのは、東西変わらずだが、こちらは大方週頭から決めていることがあって……。
そんなことを思いながら、4重賞2週連続真っ只中、ある意味土曜馬場を見るまでもなく仕上げさせてもらえるありがたみも同時に感じながら、準仕上げver.を仕込んでいる今日この頃である(金曜夜執筆)。
長距離戦なので、内枠外枠どうこうはあまり気にしないが、前か差しかは気にかけておきたいところ。
渋れば渋るほど、この条件で勝ち負けに加わるには4コーナーで前に居ないと、もっと言えば「4角1→2番手決着」か「4角2→1番手決着」(3着以下は、先行して馬場を苦にして垂れた馬を差してくる馬が浮上しても…)の戦いなるとみている。
これが、雨の阪神三千を脳内描写した結果の決着シーン想定。
思いのほか少雨に止まり、中途半端に渋っての差し助長競馬で行われるなら当日に切り替えるとして、激走ピースは「より雨で前優勢に拍車がかかる中を、(圧倒的距離自信からくる)臆することのない早めロングスパート競馬」とする。
◎タイセイトレイル
距離が延びれば延びるほど、(慎重に脚を溜めてではなく)前へ前へという戦歴の◎タイセイトレイルが絶好。
京都大賞典で、「平坦戦決着見立てで、少し渋った馬場で狙い」とした(レースは実際には、ひと緩みしてからの瞬発戦ラップ決着)くらいの馬で、この平坦戦特化条件替わりは当然期待のシーン。
去年のこのレースは、ゴール寸前まで単独2番手の見せ場を作っての6着。
しかも、初ブリンカー、出遅れたキセキが道中外からプレッシャーをかけてきての2→1→2→1の通過順となってのものだっただけに、決して悪くはない内容。
◯ディープボンド
◯ディープボンドも、同様にこの距離でも積極姿勢に期待できる。
ここも人気先行にはなってくる存在だろうが、それでも阪神3000mでは負けていられない、そういう条件への登場。
菊花賞は、レース前の消耗がありながらレースでも結果的早仕掛けに巻き込まれた一戦。
それでいて、実質3着の内容は古馬長距離路線に向けて非常に収穫のあるものだったとみているその馬の、初古馬3000m超参戦。
▲アリストテレス / ☆ショウリュウイクゾ / ユーキャンスマイル 他
あとは、「ジッとしていたら間に合わない」を思うと、▲アリストテレス、☆ショウリュウイクゾ、ユーキャンスマイル、ゴースト、ツーエムアロンソといった、コース実績を持つ4コーナー好位想定組。
不良馬場もこなせることを証明してしまっているのだから▲アリストテレスに関しては、特に言うことはない。
前が意外に止まらなかったで差し損ねることだけに期待して、どうぞ4コーナー3番手以下からでお願いしますと祈っているだけの予想である。
☆ショウリュウイクゾに関しては、詰めて使わないことと距離延長ローテで買いという部分では注目。
前走同様に、4コーナーで押せ押せになる可能性は高いが、この鞍上の積極性も加味して前走以上の高い位置で回ってくることにも期待が持てる。
ユーキャンスマイルは、雨中もしくは雨上がりが吉と出る可能性がある、前走「喉鳴り疑惑」指摘のあった直後の復帰戦。
右回りでササる馬があまりにも綺麗に◎タイセイトレイルとキセキの間を突いて真っ直ぐ伸びてくることができたことと、当時から1キロ増を考えると昨年以上のパフォーマンスは見込めなさそうではあるが。
あと、その昨年に関して忘れてはいけないのが、+12キロ(500キロ)で出てきても太いどころかスッキリ見せていて驚かされたパドックだったこと。
ゴーストは、渋ること自体もそう(マイナス)だが、2~4走前が比較的速い馬場での連続好走だけに、雨予報が恨めしい。
ツーエムアロンソは、渋って時計と上りが掛かってくれることが向きそうで、穴で注目の存在で、冬~春にかけての時期もいい。
良馬場ではここにも出てくる☆ショウリュウイクゾ、ゴースト、ダンスディライトらに歯が立たなかった戦歴の馬だが、逆転も。
さすがに馬場が大きく差しに傾いてくれない限り3着までが妥当でも、重馬場適性で何頭か交わして突っ込んで来れる可能性のある存在として、既出のツーエムアロンソに加えて、シロニイが候補となり得るか。
シロニイに関しては、芝の重が得意かどうかは別として、上りが掛かって相対的に優位になるという意味では、一縷の望みがそれ(渋化)。
その意味では、馬場を味方にキャラで良いだろう。