競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ダイヤモンドステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ハンデの妙

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――レースも、穴=軽ハンデがそこそこ成り立つ部類で。

目次

2月19日(土)重賞予想と追い切り注目馬はこちら

【京都牝馬ステークス 2022 予想】

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ダイヤモンドS 2022 レース概要

 

 

ダイヤモンドS G3

2022年2月19日 1回東京7日目

発走時間:15:45

東京競馬場 芝3400m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:グロンディオーズ 牡6   3:31.2 三浦皇成

 

 

ダイヤモンドS 2022 枠順

 

 

1 1 グレンガリー セ7 大野
2 2 セントレオナード 牡6 丸山
3 3 ヴァルコス 牡5 三浦
3 4 アドマイヤアルバ セ7 団野
4 5 カレンルシェルブル 牡4 横山和
4 6 トーセンカンビーナ 牡6 石川
5 7 ヴェローチェオロ 牡4 戸崎圭
5 8 アンティシペイト 牡5 田辺
6 9 テーオーロイヤル 牡4 菱田
6 10 レクセランス 牡5 横山武
7 11 カウディーリョ 牡6 デムーロ
7 12 メロディーレーン 牝6 菅原明
8 13 ゴースト セ6 北村宏
8 14 ランフォザローゼス セ6 田中勝

 

 

ダイヤモンドS 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース的には、6割がた瞬発戦ラップを刻むコースで、イコールこのダイヤモンドSそのものを表している(府中3400m戦=ダイヤモンドSオンリーなので)。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義

アドマイヤアルバセントレオナードアンティシペイトといったあたりが上位にくるメンバー。

 

 

追い切りからは、ヴェローチェオロアンティシペイト。(2/19 6:55追記)

 

 

 

ダイヤモンドS 2022 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

「斤量55キロ以上は5番人気以内のみ好走、穴は54キロ以下が多い」が基本

該当馬➡➡➡トーセンカンビーナ、レクセランス+軽量穴といった戦況か

 

当レースが昇級戦or格上挑戦で「前走2200m以上戦出走かつ今回ハンデ53キロ以下」は好走例多い

該当馬➡➡➡カレンルシェルブル、セントレオナード

 

前走から斤量増で当日2番人気以内に推された馬は堅実に走ってくることが多く、7割近い好走率を誇る

該当馬➡➡➡レクセランスが該当か

 

といった感じ。

 

 

 

ダイヤモンドS 2022 レース傾向分析&考察

 

 

19年のユーキャンスマイル(33.4秒)、17年アルバート(33.4秒)、15年フェイムゲーム(34.6秒)、12年ギュスターヴクライ(34.4秒)など、3000m超戦とは思えない上がりの速さでズドンと差してくるパターンも多く見られるダイヤモンドS。

前半2000m以上をちんたら走って、ラスト5Fが条件戦の2000m~2400m戦くらいの速さになることで、これら年のステイヤーらしからぬ超速上がりが実現しているわけだが、年々この時期も府中の芝は硬く、速く作られている印象なので今後ますますこうしたケースの発生率は高まりそうな印象。 

もっとも、先に挙げた馬たちはみな1番人気馬だったわけで、さすがに首位人気を背負う以外の馬たちは34秒台後半とかが関の山なのだが。

 

3つ目の傾向「前走から斤量増で当日2番人気以内だった馬」は、近16年集計ベースで(8-2-1-5)となっている。

その一方で、穴パターンは古くから「格上挑戦」となっている性質もみられる。

2つ目に挙げた、当レースが昇級戦or格上挑戦で「前走2200m以上戦出走かつ今回ハンデ53キロ以下」だった馬は、近年好走率約4割ほどのアベレージとなっている。

19年2着サンデームーティエ、18年2着リッジマン、17年2着ラブラドライト、15年3着カムフィー......と発生していて、重賞常連組の信頼筋からは(主に軽ハンデを見方につけての)格上挑戦勢の一発を見据えるというのが攻略スタンスとしては正解か。

 

 

 

ダイヤモンドステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

カレンルシェルブル / テーオーロイヤル / ヴェローチェオロ 他

 

“まず、4歳馬のここ参戦で走ってくるパターン、すなわち「菊花賞を使わずに前年10月以降に2~3勝クラスを突破してきた馬」に当てはまる◯ブラックマジック。” (’21予想編記事より)

上記のように昨年も狙った、(残念ながらブラックマジックはその期待に応えられなかったが、それでも)近19年(2-6-6-6)と好走率優秀な4歳馬の臨戦パターン。

特に、今年は現4歳世代のレベルお墨付きの状況でもあり、より注目度は増すところ。

 

 

該当1頭目カレンルシェルブルの前走は、断然人気に支持されながら敗れたが、この馬が苦手とする瞬発戦×極度の上り戦とやむなしの一戦。

その点、ここも20年とまでは言わないものの、21年程度の持久力戦になってほしいところ。

セントライト記念(このレースも、後傾の瞬発戦)当時から、感じていたことだがその後も引き続き力をつけながらここに来れている。

昇級戦だが傾向からはむしろそれが武器になっていいレース、すなわちハンデ次第とみていたが53キロは良い。

デフォルトのダイヤモンドSは瞬発戦だが、こうも確たる逃げ馬が居ないメンバーだと、一団競馬から今回の大半となる上り勝負回避希望勢による4Fスパート展開も見込めそう。

 

もう一頭当てはまってくるテーオーロイヤルは、瞬発戦の前走を危なげない内容で勝利。

デビュー2戦のマイル以降、2000m以上に距離を伸ばしてからは全戦4着以内、府中でも青葉賞4着がある。

他に狙いたい馬がいないのならこの馬でも良いと思っているが、3連勝でもあり目立ちすぎるシーン。

さらに、上記カレンルシェルブルとは、相手が既走馬の稍重のデビュー戦当時に後塵を拝しているわけで、今回斤量的には1キロビハインドの状況。

瞬発戦ならこちらが先着してくるだろうが、オッズと照らし合わせる必要はある。

 

もちろん、上記2頭に加えて「菊花賞を使った」というだけで好走率7割データにこそ該当しないが、有力馬の一頭に変わりないヴェローチェオロも注目の存在。

菊花賞では、窮屈ながら確かな伸び脚を見せて、力があるところを十分に伝えていた。

「菊花賞発阪神大賞典行き」路線に乗っているとみているので、4歳勢の中では最も3400mの距離に対して不安がないのはこの馬。

あとは、内回りの瞬発戦に適性が寄っている印象なので、長い直線で良さが出るかどうか。

 

 

他では、持てる能力は優にG3級のアンティシペイト

ただ、末脚勝負では見劣るのに、出しいていくと掛かる(2走前がまさにそう)ため、ここも力を出し切れるかがます争点に。

 

 

あとは、全般として今週土曜も雨中のレースになる可能性もあるので、天候をつぶさにチェックしつつ、場合によっては渋った馬場が大きくプラスに働く瞬発型(渋るとコーナーを慎重に回るため、終始スローのままをイメージ)だけを狙う戦いも、というところ。

今のところは、渋化を考慮に入れず◎カレンルシェルブル◯テーオーロイヤルアンティシペイトを上位に。

 

 

 

↓↓↓以下、金曜午後追記内容。

やはり、土曜日中はなんとか雨は持ちこたえてくれそう。枠、情勢なんかが固まったところで、良の瞬発戦想定で。その流れだと、当然前の瞬発型が最も期待値は高くなる。

ハッキリと陣営から「前で(前走出ムチをくれてでも行ってほしかった)」とコメントが出たところで、◎アドマイヤアルバに差し替える。

2度の坂越えの府中二五で、3キロ差あればグロンディオーズに先着できてしまう馬でもある(もっとも、全鞍上が「寝ていた」ようなどスローの目黒記念の話だが)。

以下、☆カレンルシェルブルには引き続き期待しつつも、想定が瞬発戦サイドに寄ったことからも◯テーオーロイヤル▲アンティシペイトのほうを主力に。

◎アドマイヤアルバに関しては、何気に去勢してから人気より下の着順はないというある意味スゴイところもあって(って言っても、15~18番人気とかも多いですけどね(^^;)。(2/18 17:35追記)