競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マーチS 2020予想 改(3/31分)】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / “初志初志”で!繰り返したその理由(◎)は……

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――『「お蔵入りか!?」が一番怖かったりする回』とか前回日曜公開時に書いたら、お蔵入りだけはせずに公開できて、その後中止になったよ。チーン(゜.゜)

仕切り直しです。

 

目次

 

new! 3/31(火)中山競馬の追い切り注目馬はこちら 

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高松宮記念 2020 レース回顧

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マーチステークス 2020 レース概要

 

 

マーチステークス G3

2020年3月31日 3回中山2日目

発走時間:15:40

中山 ダ右1800m

サラ系4歳以上オープン

2019年優勝馬:サトノティターン   牡6   1:52.3   石橋脩

 

 

マーチステークス 2020 枠順

 

 

1 1 ワイルドカード 牡6 北村
1 2 クリンチャー 牡6 石橋
2 3 サンマルデューク 牡11 武士沢
2 4 レピアーウィット 牡5 石川
3 5 タイムフライヤー 牡5 ミナリク
3 6 ルールソヴァール セ8 吉田
4 7 コマビショウ 牡5 津村
4 8 テーオーフォース 牡5 鮫島
5 9 リアンヴェリテ 牡6 柴山
5 10 ローズプリンスダム 牡6 大野
6 11 テルペリオン 牡6 横山
6 12 スワーヴアラミス 牡5 藤岡
7 13 アシャカトブ 牡4 武藤
7 14 メイショウスミトモ 牡9 勝浦
8 15 メイショウワザシ 牡5 柴田
8 16 ナムラアラシ 牡7 内田

  

 

マーチS 2020 ラップ適性・追い切り 

 
 

 

コースとしては消耗戦※ラップ5割、瞬発戦ラップ発生は極めて稀な条件。

リアンヴェリテテーオーフォースコマビショウテルペリオンクリンチャー(※芝戦歴除く)

※ラスト4Fの各区間内に、-加速(差)自体が生じないレース(例:12.0-12.4-13.0-13.2)が定義

 

追い切りからは、テルペリオンがそこそこ。

そしてこの馬以外は名前を挙げられない、そんな感じであることには変わりない状況だが、強いて挙げればナムラアラシ

 

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マーチステークス 2020 過去レース傾向

 

 

 

キャリアを重ねた高齢馬たちの活躍が目立つレース

該当馬➡➡➡6歳以上は、クリンチャー、サンマルデューク、テルペリオン、ナムラアラシ、メイショウスミトモ、リアンヴェリテ、ルールソヴァール、ローズプリンスダム、ワイルドカード


ただし、関東馬・関西馬で顕著に傾向が異なっていて、関東馬は4歳<5歳<6歳に対して、関西馬はそこまで高齢馬優勢にはないという実態

該当馬➡➡➡関東馬の6歳馬からは、ローズプリンスダム、ワイルドカードの2頭

 

斤量を背負わされた馬(57.5㎏~)が活躍傾向で、特に前走から斤量増で今回57.5~58kgだった馬は狙い

該当馬➡➡➡クリンチャー、リアンヴェリテ

 

 

 

マーチS 2020 レース傾向分析&考察

 

 

さてさて、一度挙げた記事(でのたまった予想)内容を、どうしてくれようか(笑)

まあ、もともと50%くらいスライドになると思っていた今回は、驚きどころか、「そうなったとして、どこに注目しようか」とそっちを考え始めていたくらいではあるが。

そして、その答えは「枠(の悲喜こもごも、運不運)」と「馬場状態の乾燥化(タフな方向へ)」に、たぶん当日は見ることのできない「パドックでの状態面」としたい。

当然、ここでは前2つからの展開となるのだが、2つ目の「馬場状態」部分を考えた時に、前回も書いた

 

――基本タフな展開で高齢馬を評価してこそのレース、4歳馬は軽視の方向と引き続き見ておきたいレース。 (昨年のマーチS回顧編記事より

 

の通りのレース質に何が何でもしたいんだなと、サンマルデュークに何が何でも賞金をあげたいんだなと笑ってしまった。

とにかく、不良馬場にまでなって終いまで超速決着になるようなレースにはさせねえぞと、そんなマーチSの神の気合を垣間見た気がした。

そして、その“マーチSの神”の申し子(笑) の“2周目予想”を、どうぞご覧あれ!

 

さて、冗談半分の話はこのくらいにして、巡り巡って「例年通りじゃね?」を見据えて傾向考察を。

(と言っても、下記は既に日曜公開記事と同内容ですので、もう読んでいた人はすっ飛ばしてくだされ~)

 

6歳馬が好走率・回収値のトータルバランスで最上位だったり、7歳馬も遜色なかったりと、ほぼ瞬発力不要の中山ダート1800mで争われるだけあって、とにかくキャリアを重ねた馬たちの活躍が目立つレース。

近年のほとんどが平坦戦ラップでの前傾戦となっている。

冬場のタフな中山ダートで行われることが、何よりもその傾向を助長させているのだろう。

 

ちなみに、上に書いた「年齢傾向」や「東西所属別傾向」を見方を変えて、「キャリア」という括りで集計すると、ほとんどの5~6歳勢パフォーマンス好調が「キャリア16~30戦」のゾーンの馬たちの好走によって支えられている。

 

斤量を背負わされた組が強く、近17年集計ベースで57.5㎏以上だった馬は(8-3-4-28)。

ハンデ戦ゆえ実力上位馬が課されることになるわけで、強い馬が強かったというパターンが多くなるのは必然と言えば必然なのかもしれない。

が、ご存知の通り、そうでもないレースが多いのもハンデ戦。

憶測でしかないわけだが、個人的にここも瞬発力不要の消耗戦様相がその重ハンデ組好調を支えているように思う。

加えて、「前走から斤量増で」今回57.5~58kg斤量だった馬が同集計期間で(7-2-3-15)とその好走例の大半を占めていることから、“前走の好結果を受けて(斤量増)”というあたりも表した結果と思われる。

 

 

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マーチS 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

◯テーオーフォース

まず当初◎テーオーフォースについて。

普通、こういう時に変えちゃいけないのが本命◎なのだが、今回の同馬の場合「極寒の不良馬場」という入りでのものだけに下げ。

仮に稍重でも別に、「父シンボリクリスエス」はそれ自体良いのだが、対抗◯に落とすことに悔いはない。

というか、本命◎で獲らなくても後悔はないし、上位評価には変わりないわけで。

馬自体の評価については、焼き直しになるが今回のメンバー中1,2を争うラップ適性、そして稍重ダートで掲示板を外したことはなく、成績が示すようにくる時は差し一発の馬という部分が柱。

枠は3番枠から8番枠に動いたが、これはもともと「あとは内枠さえ引ければ」と考えていたこの馬にとってはマイナスという判定。

 

 

×クリンチャー

そして、枠順にまつわる部分からすると、再投票してもなお2番枠に入った×クリンチャーは、見過ごせない不運感を放っているように個人的に感じている。

「強かったらごめんなさい」じゃなく、「強い」とみている今回の同馬への評価だが、内枠に2度も入ったので。

前走の1000m通過が1分1秒3(稍)のペースで、今回はそんなぬるい流れではない想定。

さらに追走苦を示すようだと、内から外に持ち出しての大外最後方一気の競馬になってしまいそう。

そして、それ以前に、“中山3泊”でレースとなった関西馬は、ここ人気のスワーヴしかり、他のレースしかり、「人気の関西馬は疑う」これが今日の続行競馬の核だったりするので。

競走馬は環境の変化に敏感な生き物だ。

 

 

◎テルペリオン

順序が逆になってしまったが、本命は◎テルペリオン。

人気していない関西馬なら喜んで買う(笑) こんな時だからこそ、追い切り評価から判断している出来の良さを信じて。

当初、出来るだけ乾いた馬場で~と願っていた馬だし、当日気温も上がりどこまで乾いていくかに賭けてみたい。

もともと、先週まで前残り連発馬場だったわけだし、日曜みたいな水が浮くほどの田んぼ状態ではなくなっただけでも、前に行く組は期待値アップだろう。

タイトルにある「初志初志」、つまり日曜公開記事(=初志)のさらに前、先週半ばで(週末降るな、と願いつつの)当初本命予定(=初志初志)だった馬。

 

 

他、より前残り傾倒するとみて、唯一内に入った逃げまである一頭▲レピアーウィットに、☆リアンヴェリテ△タイムフライヤー×メイショウワザシといったあたりを狙う。

▲レピアーウィットは気性がめちゃくちゃな反面、砂を被らずその諸刃の剣部分が爆発力に変わった時には、ここを圧勝しても不思議ない(ただ、ちょっと前行くと、今日はペースがキツイかな)。



なんか、「大外から~、クリンチャー~~~!」感がスゴイな、我ながら一連の マーチステークス 2020 予想は^_^;

 

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