競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

※当日予想印等更新情報あり【宝塚記念 2021 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ひと味違う今年の宝塚?

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――事前に見据えるは、想定の上に想定を重ねた...w(まあ、馬キャラの件以外はもう梅雨空に聞いてくださいな、というのが当然のホンネです)

目次

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宝塚記念 2021 レース概要

 

 

宝塚記念 G1

2021年6月27日 3回阪神4日目

発走時間:15:40

阪神 芝2200m

サラ系3歳以上 オープン

2020年優勝馬:クロノジェネシス   牝4    2:13.5   北村友一

 

 

宝塚記念 2021 枠順

 

 

1 1 ユニコーンライオン 牡5 坂井瑠星
2 2 レイパパレ 牝4 川田将雅
3 3 メロディーレーン 牝5 幸英明
4 4 ワイプティアーズ 牡6 和田竜二
4 5 アドマイヤアルバ セ6 酒井学
5 6 シロニイ 牡7 松若風馬
5 7 クロノジェネシス 牝5 ルメール
6 8 カデナ 牡7 松山弘平
6 9 アリストテレス 牡4 武豊
7 10 カレンブーケドール 牝5 戸崎圭太
7 11 モズベッロ 牡5 池添謙一
8 12 ミスマンマミーア 牝6 岩田望来
8 13 キセキ 牡7 福永祐一

 

 

宝塚記念 2021 ラップ適性・追い切り 

 

 

阪神芝2200mは半数が平坦戦 ※ となる舞台で、残りの半数の大半が瞬発戦という舞台。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の加速(差)が生じないレース(例:12.1-12.0-11.9-12.2)が定義

コース適性的には、アリストテレスカレンブーケドールモズベッロミスマンマミーアワイプティアーズあたりが上位に来る条件。

 

追い切りからは、レイパパレの最終追い切り、そして6/13日曜CWを筆頭に中間トータルを評価してのモズベッロといったところ。(6/27 4:45追記)

 

 

 

宝塚記念 2021 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

近年の好走馬のほとんどは「ハンデ戦以外の2000m重賞連対」のある馬

該当馬➡➡➡カデナ、カレンブーケドール、キセキ、クロノジェネシス、モズベッロ、ユニコーンライオン、レイパパレ

 

過去10年のレース上がり平均が36.4秒という特異なG1で、ゆえに上がりが掛かってこそ真価というタイプ向きは明白

該当馬➡➡➡好走時上り平均値からは、アドマイヤアルバ、アリストテレス、カデナ、キセキ、クロノジェネシス、メロディーレーン、ユニコーンライオン、ワイプティアーズあたりは、1着時のほうが2~3着好走時より掛かっていてここ向きタイプ

 

通算4勝以上、且つ5連対以上を満たしていない馬の好走は15年近く遡っても3頭ほど

該当馬➡➡➡アドマイヤアルバはさすがに苦しいか

 

乗替りは、前走重賞勝ち馬を除き、当日3番人気以内の人気馬以外は手元にある近19年で2着1回3着2回のみ(複勝率3%)

該当馬➡➡➡アドマイヤアルバ、アリストテレス、カデナ、キセキ、ミスマンマミーア、メロディーレーン、ワイプティアーズあたりはかなり苦しい

 

同年のドバイ遠征馬で当日単勝10倍未満に支持された馬は好走率6割

該当馬➡➡➡クロノジェネシス

 

といった感じ。

 

 

 

宝塚記念 2021 レース傾向分析&考察

 

 

 

――嗚呼いつまでも宝塚記念は宝塚記念であれ!

 

この回顧編記事タイトルに集約されているように、昨年もザ・内回りG1といった波乱含みの決着。

15時前後の一時的な豪雨によって稍重に戻ったことによる部分もあった昨年だが、とにかくその紛れ度合いには一目を置いて然るべきG1だ。

ただし、今年はご存知3回阪神競馬4日目に行われる。若干そのあたりで、以下の“例年仕様”とは異なってくるのかもしれない。

 

 

~~~~↓以下、例年仕様の件~~~~~~~~~~~

 

去年も記したことだが、

 

“何度も言うが“坂路ビシビシ”厩舎が狙いのレース。
また、ドゥラメンテやブエナビスタが敗れる、とにかく王道じゃない馬(ラップ的に)のためのレース”

 

これが大事な宝塚記念。

 

よく言う“脚の遅い馬”、のためのレースで、その代表例がゴールドシップ(13~14年と連覇)。

余談だが、そのゴルシの須貝厩舎も含め、19年このレースを制した矢作厩舎(リスグラシュー)といい、音無厩舎(ミッキーロケット)といい、宮本厩舎(ノーブルマーズ)、高野厩舎(ショウナンパンドラ)、平田厩舎(カレンミロティック)、梅田厩舎(ショウナンマイティ)等々、関西の“坂路厩舎”(時計を出してくる)の一発が多い印象で、このレースで求められるタフさ(?)やラップ適性に、もしかしたらマッチする部分が多いのかもしれない。

今年は“栗東坂路ビシビシ厩舎”としては、アリストテレスカデナカレンブーケドールユニコーンライオンレイパパレといったあたりがしっくりくる存在。

 

1つ目に挙げた、「ハンデ戦以外の2000m重賞連対」のある馬は近13年集計ベースで(11-12-10-53)と、占有率もさることながら、好走率自体も40%に届きそうな状況。

今年も、上記7頭が該当で確率論から言えば、この組以外を中心視するのはリスキーと言わざるを得ない構成。

 

そして、昨年の回顧編で指摘した、「迷ったら休み明けを切れ」にも時期柄注意が必要(ただし、17年いきなり勝ち馬輩出の大阪杯直行ローテだけは注意)。

 

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宝塚記念 2021 事前考察

 

 

 

今年は、開催4日目で(宝塚記念としては)比較的痛みの少ない馬場で行われる可能性に、寂しすぎる少頭数立てといったあたりがポイント。

「比較的痛みの少ない」に関しては、週末の天気次第では「蓋を開けてみれば…(いつもの宝塚)」もあり得るところだが。

 

 

レイパパレ / カレンブーケドール / クロノジェネシス / モズベッロ / アリストテレス / カデナ / キセキ / ミスマンマミーア / ユニコーンライオン

残念ながら人気だが、例年の宝塚記念の鉄則「牝馬のディープ」ということでまず期待せずにはいられないレイパパレカレンブーケドールの2頭。

レイパパレは、やや前向き過ぎる気性と距離延長が2大テーマの今回。

言っても、2200mは初距離、しかも日曜の天気次第ではタフな戦いも見込まれる。

まあ、秋華賞当日の大原ステークスVの時に、「出られていたらこちらが秋華賞馬だったのでは?」としたほどの馬なので、デアリングタクトが仮にここに出てきていたらどのくらいのオッズかと考えた場合、もしかしたらまだ単勝妙味サイドにいる馬と捉えるべき今回なのかもしれないが。

同年の大阪杯を連対した4歳馬というのは、このレースにおいて結構ポイント高いと思っていて有力。

一方のカレンブーケドールは、前走爪に不安を抱えた中での調整であれだけやれるのだから、ここもいつでも連対圏に届いていい。

ただし、それは今回も残念ながら同じ状況。変わらず坂路中心のメニューとなっていて、そういう意味でこちらもあとはオッズひとつの印象。

ただし、ここまで2000m以上戦で1勝すらあげていない馬というのは、過去20年ほど遡ってみても好走ほぼ無し。結構、好走自体ハードルが高い側面も持っていることも忘れてはならない存在。

 

1番人気当確のクロノジェネシスは、軽すぎる馬場でなければ、あとは海外遠征明けの部分だけ。

シンプルに、例年と比べれば荒れていない馬場状態が見込まれる今年の開催カレンダーからすると、他馬にも大いに付け入る隙はある今回なのだと思うが。

ルメール騎手が配されたことも、強い牝馬でG1を獲りまくる同騎手自身が言うように「スーパーホースなら牝馬のほうが斤量メリットもあって有利」を考えると、そうそう落とさないのかもしれない。

 

モズベッロは、状態好感の一頭。

上り鈍足適性はハッキリしてしまっているので、今回は3着穴狙いでは採算に見合ってこないオッズだとみているが。

その反面、この馬がくる馬場で危険な人気馬というのもハッキリしていると思っているので、案外(当日間違っても人気を下げていない状況で、眉間にしわを寄せつつも)それでもまた狙うべきターンとなるのかもしれない。

 

アリストテレスは、ラップ的にここドンピシャ。

ここは名誉挽回といきたい一戦だが、気になるのは前走の負け方。

当時の評価通り(下り坂か直線の長さで戦いたい馬)なら、ここも形態的に不向きとならざるを得ないか。

そして、それを見越したかのように主戦は離れ、テン乗りの形に。

 

カデナは、松山騎手に乗り替わってこの条件。

大いにチャンスがあっていい、実は短い直線で一瞬のキレで追い込む形がベストのタイプ。

前走、府中の長い直線での4〜5着付近まで、は予定通りで、むしろここなら仕掛けのタイミングがハマれば連対圏も可能。

ただ、そのためには馬場が軽いことが必須で、その時点でこの時期の宝塚記念というのはそぐわない確率のほうがどうしても高くなってしまうところなのだが...。

 

昨年6番人気でも×評価にとどめたキセキは、その前年2着内容は15時前後の通り雨の奇跡だったとみている。

今年狙うとしたら、瞬発戦ラップ決着で、かつ上りが超掛かる展開が見込めた際にだけと決めている。

 

ミスマンマミーアは、さすがに力は足りないが、条件的には良いところに使ってきたなという印象。問答無用で今回買う、「牡馬混合戦でこそ」「2200m〜2600mの平坦戦向きのスタミナ豊富型」の一発候補である。

 

ユニコーンライオンも実力が足りない。

さらに、距離的にも、流石に2200mで同型強力ともなると苦しいという点もあり。

それで、余程嫌われれば話は別だが、単勝20倍台程度だと見越して丁重に消しとする想定。

 

 

...と、理屈で買えそうな馬たちをここまで見てくると、ユニコーンライオンにせよ、レイパパレにせよ、行く馬がそう強気には運べない印象が強い。

ここは、ゲート次第でのキセキ逃げ、ワイプティアーズやシロニイの玉砕逃げ、もしくはこれらの向こう正面まくり発動の可能性まで考えておいたほうがいいか。

ユニコーンライオン-レイパパレのラインのまま4コーナーを迎えるなら緩やかな入りの前半からの4Fスパート戦、キセキ逃げだとよもやのハイペース戦まで、ワイプティアーズやシロニイあたりだと縦長で(好位勢はそれらを無視し)見かけハイラップでも後方勢が苦しい実質前残り戦(前週の 垂水S  米子S的展開)とみる。

 

もちろん、このあたりは枠、並び、土日のレースを経ての騎手心理(それらを汲んでの戦前談話情報)などをイメージして総合判断していくことになるが、現段階では複穴本命◎としてカデナに期待する。

やや差し馬場でも、天気が持ちさえすればそこは開催4日目の馬場。

展開も、あくまで確率論として主流となるユニコーンライオン-レイパパレのラインでの好位勢がこれをピタリとマークする流れを、脱落組&待機組を除いた中団やや後ろ8番手あたりから差してくる想定で。

これが叶わない時は、残念ながらクロノジェネシス仕様馬場が仕上がった時という意味合いも込めての事前予想ということで。

 

 

 

宝塚記念 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

( 以下、日曜当日朝追記↓↓↓)

日曜は、突発的な雨がなければ終日良馬場が濃厚。

馬場は、土曜を見るに1000mあたり-0.5〜1.0秒程度(野芝開催期除く)で、さすがに良馬場スタートの今週は1段階速くなっている印象。

内回りでも差しも届くし、内ラチ沿いもまだ粘れないわけではないが、少なくとも逃げ・先行圧倒馬場ではなない。

 

 

◎カデナ

週半ば時点で狙いを定めた複穴本命のこの馬を、そのまま本命視。

前に行くことはないので、この外寄りの枠もベスト。

あとは、軽い馬場での末脚特化タイプが今回少ないこともメリット。

 

 

◯カレンブーケドール

消去法的2番手抜擢だが、上手くすれば勝ち切れて全然いいと思っている。

少なくとも雨を想定しない今の馬場で、レイパパレに飛びつくこともないと思うし、海外帰り1番人気のクロノジェネシスも同様の見立てで。

 

 

他、天候の変化や追記等あればまた。

いずれにせよ、狙うはラスト(特に2F)が異様に速い「ひと味違う宝塚記念」。