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――まあ、「この馬のために作られた馬場なんじゃないかと」そういうことですよ。
目次
有馬記念 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察
有馬記念 2020 含む、12/27(日) 中山競馬の追い切り注目馬はこちら
有馬記念 2020 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 有馬記念 2020
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有馬記念 2020 各馬ふり返り 予想と結果
カレンブーケドール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡5着
馬としては、ややベストパフォーマンスには遠い内容で、最後に垂れて5着完敗（同着）。
このあたり、結果的に、前走で懸命に走ったことによる消耗があったのだろう。
いわゆる、終わってみて「目に見えない疲れがあったのかも」というやつ。
それ以外にも、予想編で指摘した通り、意外とここまでのタフ馬場だと案外パフォーマンスが上がり切らないタイプということもあったかもしれない。
後半だけややタフな展開に早仕掛けで、勝ちに行き過ぎての敗退とみられる節もあるかもしれないが、このパフォーマンスではそれにしても下げ過ぎである。
クロノジェネシス
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡1着
この馬も思ったほどのパフォーマンスにはならず。
ただ、位置取りが悪くなった中で、向こう正面から押し上げる形。
そして、レースラップも弛まずのなかでのこの競馬では、仕方のないところか。
額面上のものよりも、この馬としてはかなり逆風の中でみせたレースぶりを評価したほうが良さそうな一戦。
ただ、馬場的な恩恵は相当にあったはず。
フィエールマン
予想➡➡➡△
結果➡➡➡3着
この馬はやはり上りが速すぎる特性で、レース上り36.6秒に負けたというのが全てだろう。“クロノジェネシス仕様”の馬場ではキツい。
意表を突いた先行策で、調教師コメントの通り「早すぎて」勝てなかったともいえる部分はあるが、それよりも「（持ち味的に）速すぎて」負けたとみている。
おそらく、脚をためて運んでいたとしても、この日の馬場で後ろからクロノジェネシスは捉えられなかっただろう。
サラキア / キセキ / ユーキャンスマイル 他
2着サラキアは、前日時点ではそこまで強調するほどでもなく、かと言って嫌う必要もなくということで、予想編で取り上げなかった馬。
ただ、ツイートでも指摘したように、パドックで“要注意警報”が鳴った一頭。とにかく、仕上がりが良かった。これが一番。
#クロノジェネシス #サラキア も当然の、出来UPといった感じ。全体的に、牝馬勢、やはり優秀な印象。
— ホネさん (@yosounohone) 2020年12月27日
そして、レースでは、戦前から決めていた策、しっかりと溜めて末に賭ける形で爆発させた。
まず、馬そのものの出来を褒めるべきだろうが、その他上位勢の中では、5着△ワールドプレミア他とこの馬あたりは、前の脱落によっても相対的に着を上げた組。
そして、12.1 - 11.9 - 12.6（上り36.6秒）を、35.4秒で上がったこの馬は、持ち味の瞬発力で競馬をして最後にひと花咲かせてみせた。
これで引退なので、ほかに特段コメントはないが、申し訳ないがこの厩舎力で牝馬で5歳秋になってピークを迎えたあたり、産駒たちの晩成傾向にも注目したい。
予想としては、◎の早々の脱落で諦めがついた部分も、△フィエールマンがきっちりと凡退しているだけに、◎◯からこの馬という決着が欲しかった。
そして、調教編（序文）にも記した、『“坂路ビシビシ党”としては、「女神（サラキア）に花束（ブーケドール）を」って感じ』で皮肉な目に遭う、というのが今年後半の予想の流れを物語っているなという印象。
もう少し、踏み込んで、捻くれて、「どうせ、そういう皮肉な結果になるんだろうから」と本線じゃないほうのサラキアから狙うという手も無くはなかったのだが。
それをブログでやっても……、しかも◯クロノのところで既にその技を発動いるわけで一編に2度は、ねぇ。。。
何より、ここは自分のためのふり返り用ノートがメインの役割の場であり、馬券検討履歴であるわけで、自分に裏をかいてしまうと「仮に的中しても、その場凌ぎ」→袋小路入り……になるだけだろう。
キセキは、パドックが秀逸。
ただ、気合が入ったその周回は、レースでは諸刃の剣になるとも。危険だなと感じた状態で、結果レースではやはり出遅れてしまった。
これは昨年の有馬記念での“勉強代”によるところが大きい。
ただ、唯一、これだけ気合い入ってしまっていると、また暴走モードのリスクと隣り合わせ、諸刃の剣、あと出遅れ癖にも少し前には悩まされていた馬だけに注意。
— ホネさん (@yosounohone) 2020年12月27日
ユーキャンスマイルは、ブラストワンピース（心房細動で競走中止）が下がってきた3コーナーが痛かった。
加えて、鞍上は「喉を気にしている」とコメントを残していて、出し切れていない中で少し上昇余地を感じさせた11着だった。
このまま、手術などなくだましだましでいくようなら、雨中、雨上がりのレースが狙いとなる。
その他、今後に向けてという意味では△ワールドプレミアが非常に楽しみ。
今回の馬券外は、臨戦的にもやむなしと戦前から思うところのあった馬だが、この馬があの（サラキアあたりと真逆の）競馬をしてこの着順というのは悪くない。
鞍上コメントにも滲み出ていたように、この日の馬場を意識して乗ったが、それによって持ち味は生きず、レースでも裏目を引いた中で大健闘という内容である。
この馬から入った人は、少しだけ恨んでもいいと思うその運びだが、鞍上は鞍上なりにこの日の馬場を踏まえての判断をしている。
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