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――それだけ、マイラーたちが不甲斐なかったということでしょう。
目次
ヴィクトリアマイル 2021 予想 追い切り・ラップ適性考察
ヴィクトリアマイル 2021 含む、5/16(日) 東京競馬の追い切り注目馬
ヴィクトリアマイル 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 ヴィクトリアマイル 2021
レース全体のふり返り
ヴィクトリアマイル 2021 各馬ふり返り 予想と結果
ダノンファンタジー
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡7着
ゲートは決して遅くなかったが序盤下げに下げて、しかも後方で3コーナーにかけて口を割って力み通しの最悪な流れ。
前がけん制し合って案外落ち着いた流れとなる中を先行争いの直後から好位差し、という形は全くもって叶わず。
昨年は内枠で馬群に包まれて折り合いを欠いただけに、この外目の枠も良いかと思ったのだが......。
直線後半だけで差を詰めたその様からは、G2水準の2着以下ラインの各馬と比べても目立つもので、まさに「(古馬)G2ホース」といった感じ。
ああいう気性的なところがある限りは、G1ではやはり厳しいか。
▲グランアレグリア / ランブリングアレー / マジックキャッスル / ディアンドル
▲グランアレグリアは、牝馬限定G1に出てきたスーパーマイラーとして見た場合にも十分な水準。
先頭に並びかけてからのラスト1Fでの突き離し方は、ここでの性能の違いそのもの。
額面上は、その"グラン嬢”との4馬身差を前にすると、その他の"どんぐりの~状態”となってしまう2着以下グループ。
ただ、2着ランブリングアレー、3着マジックキャッスルの2頭に関しては、戦前から指摘していた通りここでの1分31秒台決着では、置かれてしまうスピード不足の部分を露呈するとみていたなか、よく挽回したといえる内容。
この2頭に関しては、4着以下とは着差以上の力差があるとみて良いだろう(それでも、ペースが例年のVMほど上がらず、2着以下水準があまりハイレベルにならなかったことに救われている部分はあったのだろうが)。
特に、2着ランブリングアレーは中山牝馬Sを上り39.2秒で勝った後の、この上り33.2秒マークでのマイル銀メダルなのだから、充実度には目を見張るものがある。
調教編でも、「水→日→水→日→水とかなり濃い」内容と取り上げたあたりにも、それは表れていた。
適距離となるエリザベス女王杯は位置取りさえ失敗しなければ相当なチャンスだろう。
同様に、愛知杯では接戦の末にそのランブリングアレーを下していたマジックキャッスルも、この忙しい距離から開放されればもっとパフォーマンスは上がって然るべき存在。
他では、やはり前々から最後まで盛り返すようによく伸びてみせた4着ディアンドルがよく頑張っている。
この馬は、2~3着勢と違いコーナーで外を回しての内容。
レース全般としては、予想編記載の通り本来は「レシステンシアが"聖域逃げ”で誰も突かない」ことによるマイペース展開想定だった一戦(大外に入り、同馬の逃げというのは無くなりそう。ただ、それでも結局イベリス、クリスティあたりのペースでは速くはならない、という見立てで大きくは予想方針は変えなかったが)。
実際に、前半34.3秒などに表れての通り、そこまでペースは上がらなかったわけだが、その中で◎凡退以上に差し届いた2~3着というのが想定外。
その意味でも、5~6着馬、サウンドキアラ(11着)あたりが不発過ぎた(◎の後手も含め、2着以下水準を下げた要因になっていた)のかなと思えてきてしまうところ。