競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【七夕賞 2021 レース回顧・結果】消耗戦ラップに騙されてはいけない過剰低速戦

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七夕賞 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1  トーラスジェミニ  2:02.2 37.0 
 2  ロザムール  2:02.2 37.1 
 3  ショウナンバルディ  2:02.4 36.7
 4  マウントゴールド  2:02.4 37.0
 5  プレシャスブルー  2:02.5 36.6

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 七夕賞 2021

 
7/11 七夕賞 △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
重馬場にまでは変わらなかったものの、断続的に雨が降り水分を更に含んだことから前日からはさらに時計を要していた
 
1000mあたり+1.0秒程度の状態で、前半1000m1分00秒8、2分02秒2決着、12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.8の消耗戦だが、この前半で後半1000mが1分1秒4というのはいくらなんでも要し過ぎ
 
時計半分ほど水準を下回ったとみられ、低レベルゆえの加速入らずだったという一戦
 
前半が緩過ぎる上に、まだ内もそれほど傷んでいない馬場も手伝っての前残り決着に
 
 
 
 

七夕賞 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ワンダープチュック

予想➡➡➡

結果➡➡➡ 9

上り3F2位をマークしている時点で、こちらの予想にかなうレースはしてくれていたと思う。

ただ、予想編で「『ね、警鐘は鳴らしたでしょ』パターンなら潔く散る」の真骨頂パターンとでも言うべき、トーラスジェミニ・レースになっては、宣言通り散るより他なかったということだろう。

さらに、3着ショウナンバルディと同じような位置から直線入口でこちらは内に舵を切っているのだが、それが理由でラストは追えずじまいとなってしまった。

 

 

◯クレッシェンドラヴ / ▲ヴァンケドミンゴ / ☆マウントゴールド / トーラスジェミニ / ロザムール

◯クレッシェンドラヴ(14着)、▲ヴァンケドミンゴ(12着)も、◎同様にマクって進出の形は戦前から火を見るより明らかだったわけで、ひと言でいえば「真逆だったね」というだけの一戦。

加えて、◯クレッシェンドラヴは、プレシャスブルーによって勢いに乗せていきたい4コーナー出口にかけて閉められてもいたし、▲ヴァンケドミンゴに関しては「渋ってプラスがない」とした部分も響いてのものだろう。

 

ほか、勝ち馬トーラスジェミニに関しては、充実していることは認めるが、このタダ貰い状況では「ああ勝ちましたか」としか言えず。

2着ロザムールに関しては、本来もっともっと渋ってなんとか粘り込めるかというレースであるはずが、「こんなに楽させてもらっちゃって良いんでしょうか」で結局2000mが終わり、2番目にゴール板を通過してのもの。

適距離より長いトーラスジェミニが温存して粘り、2番手脱落後のロザムールをも他が交わせなかったというのがレースの実態だろう。

 

...と、どうにも評価しづらい馬たちが並ぶが、◎以外で唯一記しておきたいのが☆マウントゴールド(4着)。

57キロ、3コーナー過ぎから押せ押せになっていたことを思えば、この凡戦の中でも光明があるか。

予想編で、ここならそんなに消極的になりようがないだろうからと期待したが、スタート直後それでも消極性が出てしまった印象の岩田望騎手。

ご丁寧にロザムールをチラリと見て3番手に下げる形をとっていたことも覚えておいて損はないか。