競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【日経新春杯 2021 レース回顧・結果】◎ショウリュウイクゾの勝因

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――「格上挑戦」に半信半疑だった人もいたでしょうが、「終わってみればやっぱり、な材料が多かったこと」これでしょう。

日経新春杯 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ショウリュウイクゾ 2:11.8 35.5
 2 ミスマンマミーア 2:11.9 34.7
 3 クラージュゲリエ 2:12.1 35.6
 4 サンレイポケット 2:12.2 35.6
 5 サトノソルタス 2:12.5 35.7

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 日経新春杯 2021

 
1/17 日経新春杯 ◯的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
1000m換算0.5秒~1.0秒未満程度で水準より時計は速めの馬場
 
馬場が比較的速いので過剰評価禁物だが、2分11秒台決着はなかなか優秀
 
前半1000m1分0秒7はマイペースといったところだが、そこから締まったペースを刻み続け平坦戦ラップを刻む
 
ずばりロングスパート決戦、というレース像
 
 
 

日経新春杯 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ショウリュウイクゾ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

予想編にも記した「癖のある条件、癖のある馬場状態」これが最大のポイントになったことは間違いなく、(ヒモ荒れ過ぎの件は置いておいて^_^;)予想冥利に尽きるといった完勝。

ちょっと、見立て違いだったのはこの後半ラップで勝ち切ったことだが、確かに瞬発戦寄り実績のここまでとはいえ、1つの強調材料として指摘した前回勝利時(許波多特別)、これが平坦戦ラップでのものだったというのは事実であり......。

ただ、むしろ、今日のこの馬に関しては、急加速が入るか入らないかよりも位置取りとレース上りが掛かってくれたことが追い風になったという印象が強いのだが。

いずれにしても、4コーナー押せ押せの手応えからはビックリな直線での伸びを見せた(鞍上も言っていたが、手前を替えてから見事な伸び)。

あとは、なんと言っても明け5歳+10キロの部分で、(2着がミスマンマミーアで、1,2番人気がこぞって飛んでいることからナメられ続けるだろうが)まだまだ上昇と妙味が続く可能性はありそう。

距離延長ローテでだけ期待をかけておけばいい部分と、詰めて使わないほうが良いことも同時に印象付ける部分ではあるが。

 

 

サトノソルタス

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

地味に結構な事故レベルの運び。

前走大外枠の悲運に泣いた後の内枠でこの競馬になるとは、といったところ。

スタート直後に、アドマイヤビルゴらに内にどっと来られて好位すら確保できず、直線では内に寄れてしまい理想形とはかけ離れた競馬で5着。

 

 

▲バレリオ / ☆サンレイポケット / △クラージュゲリエ / ミスマンマミーア 他

当日▲に追記したバレリオ(14着)は、パドックを見て、さらに再ブリンカーということで瞬発戦向きの先行想定型として着目したが、スタート直後に挟まれて好位すら取れず。

もっとも、レースがこのド平坦決着だったので、前を取れていても粘れたかどうかは疑問だが。

レースとしては、スタート後の7~8秒で終わってしまった、というもの。

 

☆サンレイポケット(4着)は、このラップなら連対圏は確保しなければならなかったところ。

もっとも、今日は+16キロと多少余裕が感じられた中でのものであり、仕方なかったか。

 

2着ミスマンマミーアは、流石に良の好時計馬場では拾えず。

京都大賞典で狙い、「渋っての平坦戦ではもう一回買うんだぞ」としていたように、渋っていたら買えた可能性はあったが。

この馬の2着は、ラップももちろんだが、やはりハンデ戦のアヤの部分が強いだろう。

ただし、牡馬混合戦でこその戦績や、ゴール前の伸びの通り、かなりのスタミナ型で引き続き2200m〜2600mの牡馬混合平坦戦では注目しておきたいところ。

 

3着△クラージュゲリエは、今の癖のある馬場で鞍上最大の武器でもある進路取りを味方につけての好走。

得意なはずの展開でもあり、もう1つ以上上の着順が欲しかったところで、特に強い内容とは思えないが。

 

穴で期待した△ワセダインブルー(8着)は、直線の坂と左回りマイナスな印象。

直線、一時は単独3番手に躍り出ようかに見せて、伸びあぐねてしまった。

やや、距離不足でも、七夕賞や小倉記念が狙いになってくるか。

 

△アドマイヤビルゴ(10着)は、さすがに止まり過ぎてはいるが、基本的にやはり荒れてきた馬場に文字通り脚を掬われた格好だろう。

 

△ヴェロックス(9着)も、この展開ではこんなに止まってはいけないところだが、可能性として前走あの指数的には全く伸びが感じられないパフォーマンスですら、今のこの馬としては走り過ぎた、その反動だったかもしれない。

いわゆる9ヶ月半ぶりの二走ボケか。もちろん、他にも原因はあるのかもしれないが。

 

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