競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【目黒記念 2023 レース回顧・結果】レベルが高かろうと低かろうと

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目黒記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ヒートオンビート 2:30.8 33.9
2 ディアスティマ 2:30.8 34.5
3 サリエラ 2:30.9 33.8
4 ゼッフィーロ 2:31.0 33.5
5 プラダリア 2:31.1 34.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 目黒記念 2023

 

5/28 目黒記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

詳細は日本ダービー回顧編参照も、3分どころから外ベストの通年平均比-1.0秒超/1000mの状態で行われ、2分30秒8のいたって平凡な時計で決まった一戦

 

ここ2年ほどではないものの前半が平均から1秒程度スローな入りで、後半1000mは同1秒程度速くなっての11.7 - 11.2 - 11.3 - 12.0の瞬発戦

 

馬場換算すると、ハッキリと後半はもっと速くなっていいはずのところでG2級判定は与えられない、前年秋ア共杯と似たようなレベルで決まる
 

 

 

目黒記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

バラジ

予想➡➡➡

結果➡➡➡6着

決着額面は別として、上位5頭はなかなかのメンツ(G1~G2中間圏内級)でそれらとまずまず渡り合えていたことは評価できる。

本質的にどうかは別として、これだけゆったりした流れを好位から運んで、ラストああいう止まり方をして敗れたあたり、今日は距離が長いという負け方。

同じ瞬発戦でも、12.2-12.1-11.4-11.5-11.9とかのラスト3つ勝負なら2500mももつ可能性はあるが、今日の印象からは2400mのほうが上がある、そんな印象を受けた。

 

 

ヒートオンビート

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

予想としては、早々に固めていた◎◯2頭だったのでこちらの単も押さえようかとは当然思案も......。

レーン騎手がこの日あまりにもだったことから(ダービーも、連勝して迎えていたことを逆に嫌っていたくらいだったわけで)、そんな"出木杉”4連勝は起こらないだろうと高をくくってしまったことと、そもそもこの他馬を抜かしにいこうとしない特徴のある馬に合うのか(逆作用もあるのでは?)と勘ぐってしまったことで惨敗。

追って末脚が続くタスティエーラをダービー馬にしたD.レーン騎手で勝ったのだから、素直にガッツリ追ってもらう必要があったということで良いだろう。

ラストを見ても、正直馬の「まだなの? まだ走らないといけないの?」という声が聞こえてきそうだった。

ただ、それでもこの日もそうハイレベルではない相手にアタマ差Vだったという事実。

よくいう「相手なり」というのを通り越して「相手合わせ」の事実は鉄板級といったところか。

そして、それだけにG1級の超ハイレベル決着でも、相手とハナ差だし、未勝利に今出てきてもハナ差(←言い過ぎ(笑))ということが起こり得る馬であることも刻んでおく。

当然、前者(人気は落ちて、ハイレベル様相)の時ほど狙う価値があるという意味をこめて。

 

 

☆ディアスティマ / サリエラ / ゼッフィーロ / セファーラジエル / プラダリア

2着☆ディアスティマに関しては、後続があまり大したことのないレベル(上り)だったことも手伝っての粘り込みは事実だが、この日の馬場で瞬発戦ラップになる中で34.5秒で上がっていて上々内容。

着順については相手のこともあるのでさておくが、自身として悪くないといった一戦として覚えておきたい。

馬場的にも、インは3分どころに対して劣勢環境だったし、このレースでいえばプラダリア、ユーキャンスマイル、サリエラらが通ったところのほうが伸びる状態だったことも好評価の材料になる。

 

外から追い込んで急追したサリエラ(3着)とゼッフィーロ(4着)に関しては、この日のオッズは逆だったが直線でみせた内容から単純比較の脚力ではゼッフィーロが上、ただしサリエラは2500m超あってもいいくらいの距離適性で上回っていた(ゆえに、差し返して最後には先着できた)、といった印象。

ともにここでの内容は褒められた水準ではないが、先のある4歳馬ということでむしろここからの伸びしろに期待としておきたい(特に、休み明けだったサリエラの長距離砲としての活躍)。

 

そんな中で、注目の負け方だったと思うのがセファーラジエル

通過順の通り、道中早め進出で1列目で直線を向き、なぜか最後は中団からの差し馬みたいな映りをしながらゴールという競馬をしての8着の内容。

それだけ、直線序盤の急加速の部分で沈みかけてゴール前でもう一度伸びているということであり、この馬の持久質がよく表れていたと思っている。

どちらかというと差し馬場のこの日に内を通してのものでもあり、その不得手な瞬発戦ラップに一度は置かれながらよく頑張っている。

まだ、重賞級(G3級)とするには少し早いとは思うが、持ち前の長く続く末脚で2400m±1Fぐらいのところで馬券内くらいはまた狙ってみたいところ。

 

あとは、プラダリア(5着)も、戦前から状態面疑問といった陣営談話が聞かれていたところからすると悪くない内容だった。