競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【七夕賞 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 馬場変調も想定して消耗度MAX戦での一発を狙う

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――あとは、前か後ろかどっちに馬場が傾くか(ん?その前に土曜に降るかどうかか)。

目次

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七夕賞 2022 レース概要

 

 

七夕賞 G3

2022年7月10日 2回福島4日目

発走時間:15:45(予定)

福島競馬場 芝2000m

サラ系3歳以上 オープン

2021年優勝馬:トーラスジェミニ 牡5   2:02.2 戸崎圭太

 

 

七夕賞 2022 枠順

 

 

 

1 1 シークレットラン 牡6 柴田善
1 2 ロザムール 牝6 丸田
2 3 ヒュミドール セ6 デムーロ
2 4 エヴァーガーデン 牝5 松岡
3 5 マウントゴールド 牡9 永野
3 6 ヒートオンビート 牡5 池添
4 7 レッドジェネシス 牡4 三浦
4 8 フォルコメン セ6 石橋脩
5 9 ショウナンバルディ 牡6 菅原明
5 10 ヤマニンデンファレ 牝4 江田照
6 11 アンティシペイト 牡5 武藤
6 12 モズナガレボシ 牡5 戸崎圭
7 13 プリマヴィスタ 牡5 内田博
7 14 トーラスジェミニ 牡6
8 15 ヴァンケドミンゴ 牡6 津村
8 16 エヒト 牡5 田中勝

 

 

七夕賞 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

福島芝2000mは過半数が平坦戦となる舞台で、残りの大半は瞬発戦のセッティング。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:11.8-11.4-11.6-11.9)が定義

シークレットランフォルコメンエヴァーガーデンエヒトトーラスジェミニあたりがコース適性値に合うタイプ。

 

追い切り最終評価は、既出の調教編から変更なくエヒトヒートオンビートの順。(7/10 6:50追記)

 

 

 

七夕賞 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

コース傾向としては、半数以上の割合で平坦戦となる条件だが、このレース自体は近5年連続で消耗戦と若干ハイペース志向が強まっている

該当馬➡➡➡消耗戦実績が、全連対実績中4割超なのはヒュミドール、プリマヴィスタの2頭、2割超はエヴァーガーデン、ロザムール、トーラスジェミニ、レッドジェネシス、ヴァンケドミンゴ

 

3代内にナスルーラの血、またはロベルトを持っている馬の好走が目立つレース

該当馬➡➡➡アンティシペイト、エヒト、エヴァーガーデン、シークレットラン、ヒュミドール、プリマヴィスタ、マウントゴールド、モズナガレボシ、ヤマニンデンファレ、ヴァンケドミンゴ

 

前走府中1600m~1800m重賞組には要注意のレース

該当馬➡➡➡トーラスジェミニ

 

といった感じ。

 

 

 

七夕賞 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

昨年もご多分にもれずで、ラップ的には6年連続消耗戦決着となっている七夕賞。

まさに、“異端児レース”ということを証明してくれ続けている。 

昨年のトーラスジェミニ、一昨年のクレッシェンドラヴ、17年のディープ産駒では珍しい平坦タイプのゼーヴィント等々が勝ち切るような重賞で、特殊なレースだけに福島中距離リピーターも出やすい。

そんなことからも、ざっくり言うと、“大箱コース(広い、外回り、直線の長い)”“瞬発戦”“王道路線”で活躍してきた華々しい馬たちなんかを徹底的に排除した、ここだけの泥臭い穴馬狙いを存分に堪能するべきレースだろう。

“スローの切れ味勝負の新馬戦を落として、未勝利戦を勝ち上がった”ような馬なんかもいい。

 

20年のジナンボー(1番人気9着)、19年のロシュフォール(1番人気11着)のような瞬発戦実績特化タイプは、このレースでは嫌ってナンボの存在と言える(もちろん、あくまでラップ適性だけを見れば……という話)。 

 

ちなみに、福島記念も行われるこの福島2000mでのハンデG3だが、昨年の同レース予想の際にも記したが、昨今流れ過ぎるレースになってきている七夕賞と、標準的なラップで推移する福島記念という様相を呈している。

ただ、21年福島記念に関しては前年同様に、パンサラッサの強烈逃げによりかなりの前傾ペースで行われており、今回の七夕賞に向けてはひとつのポイントになりそう。

 

 

 

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七夕賞 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ヒュミドール / アンティシペイト / ヴァンケドミンゴ / ショウナンバルディ / ヒートオンビート /  プリマヴィスタ / モズナガレボシ / マウントゴールド 他

ヒュミドールは、昨秋の福島記念が先述の通りかなりの前傾戦であることを鑑みれば、ここは当然当時以上を期待したいシーン。

パンサラッサは居ないが、トーラスジェミニ、ロザムール、ヤマニンデンファレ……など先行勢もそこそこ揃い、変に流れが落ち着かないことを願うだけといった感じか。

 

 

アンティシペイトの前走はG2級パフォーマンス。

当時の馬場で1分59秒9というのは超優秀時計Vだし、後方から12.5 - 11.8 - 12.7の急加速部分を瞬発力でマクっていく際の挙動は力量差歴然のものだった。

小回り、再ブリンカー、そして2000mの距離と全てが合っていた印象で、ここは千載一遇の重賞制覇のチャンス。

仮に、G2勝ち水準が正真正銘のものだったとして、過去にそのレベルでここに臨んだミッキースワロー(57.5キロ)やクリールカイザー(57キロ)と比べても56.5キロというのは、だいぶお得な状況といえる。

あとは、その前走で記録したラップもそうだが、マクっていったのに前が思いのほか抵抗を示して持久戦ラップを刻まれるとどうかという点と、鞍上の勝ち切れなさだろう。

 

 

ヴァンケドミンゴは、前年はフルゲートの大外枠で、雨で渋って内枠×前残り決着の悲運。

「真逆だったね」としか言い表しようのない一戦で、戦前から「渋ってプラスはない」とした部分ももろに出ていた。

2走前も「どうしていいか分からなくなるような流れ(酒井騎手談)」という表現が非常にしっくりくる、レースの“魔物”にやられた印象の強い敗戦で、確かに前は飛ばしていたが、一方で大きく差が開いた5番手以下は平均より遅いペースで運んでいてその流れに翻弄されていた。

上り35.8秒自体は単独4位(この馬にしてはかなり“抜け出して”いるほう)でのものであり、これでさらに妙味を増すであろう次以降の福島では面白いと感じて迎える今回。

外を押し上げるこの馬の競馬が通用する馬場なら、あとはハンデ克服でチャンスは十分。

しかも、今回5ヶ月ぶりでマークは薄れるとみていて、こんな時こそこの馬の福島適性に賭けてもいいと思っている。

 

 

ショウナンバルディも上位勢がコケれば、この馬の57キロでも前優勢馬場継続で十分勝ち切りまで。

ただ綺麗な馬場のほうが良いし、勝つには瞬発戦のほうが良いと思われ、少し“両揃い”の可能性は低くなっているか。

その意味で、同様に瞬発戦寄り適性のアンティシペイトとセットで馬券内というのはあり得るだろうが。

 

 

ここ数戦は主に気の悪さを出して全く力を発揮できていないレッドジェネシスは、力発揮なら十分争覇圏。

とにかく走り切ってこれるよう、このレースに向けて6月初旬から乗り込まれているようだし、見合うオッズなら。

この産駒なのに勝ち上がりまでに時間を要しているあたりも、このレースへの適性という意味では加点ポイントに。

渋っての差しイメージで一発狙いたいキャラ。

 

 

ヒートオンビートに関して、相変わらず脚力上位のレースが続くところだが、こちらも相変わらず瞬発戦型とのミスマッチが継続中の参戦状況。

このコースはハッキリ言って合うとは思えない。

小回り二千では前が低レベル過ぎて団子になっての瞬発戦以外では、追走も大変だろうし、飛ぶ可能性も大いにあり。

 

 

休みを挟んでのここ2戦の充実度が顕著なプリマヴィスタも、チャンス十分。

鮮やかな勝利だった2走前もそうだが、進路取り、当時の脚力差を含めても大健闘、OP勝利はもちろんG3なら単でも楽しみが出てきたと感じる前走も注目に値する内容だった。

引き続きの53キロは、OP未勝利といえどその直近水準からすれば恵まれている。

鞍上には一抹の不安を覚えるが、こと福島、中山あたりでなら重賞でも一発期待しても良いか。

ただし、多少渋る等差し馬場変調の後押しなどがないと、後方から用無しで終わるリスクもあるが。

1勝クラス、2勝クラスと消耗戦で勝ち上がっているあたりはこのレースで非常に良いが、1F強距離不足に感じる点がどうか。

 

 

モズナガレボシは僅差4着の2走前以上に、4走前のチャレンジCあたりの水準は55キロなら一発あっていいレベルで、条件次第では他を差し置いて狙えるシーン。

おそらく、このコースでの多頭数だと後方からで考えないといけないはずで、前週から一気に外伸びに傾く(渋って馬場が荒れる)ことがまず最低限の条件だと思うが。

 

 

マウントゴールドは、穴で一考の余地ありの昨年4着馬。

9歳馬で57キロで楽ではないが、その昨年4着水準などはぎりぎり一発あっても不思議ないもので積極策なら。

 

 

 

案外、人気馬も勝ち切る重賞(4年に一度レベル?)ではあるものの、今年主に2強には隙ありとみて相手に回す予定。

土曜に雨中の競馬で一気に荒れることを見越して◎レッドジェネシス、軸中心要員にヒュミドール、このレースならでは「どこまで掘り下げるの!?」級大穴ならマウントゴールドという線を想定中。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

こっちは土曜日中の少雨だけで回避。決定的に当初想定と異なるのが、インが維持して外差し狙いには相当な勇気と見返り(配当)が必要になったという点。

ヴァンケドミンゴショウナンバルディあたりが、思わぬ馬場好状態維持で好転。エヴァーガーデンも、これで高速の良なら厳しいが、時計マイルドな良なら狙えて良さそう。あくまで差し馬場変調での当初上位視だったので扱いに迷うのがヒュミドールといった様相。

◎ヴァンケドミンゴでいきたい。適度に土曜の雨中競馬で掘れてくれて外差し状況だったら、福島記念でも外をよく伸びた◯ヒュミドールだが、その雨がほとんどなく当時の馬場からは遠ざかる方向に。

4コーナーでの位置関係的にも、今回は◎がマクって前にいるとみていて、この雨肩透かし状況発生ならと思っている。何より、福島記念当時の超異色縦長展開はないであろう中で、このオッズで福島巧者のこの馬を買えるなら期待してみたい。

もちろん、この2頭に大きな差はつけづらく◎◯並列に近い扱いだが、それならオッズも重要視ということで。

マウントゴールド、ロザムール、トーラスジェミニも粘り込み穴に警戒。(7/10 13:25追記)