競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都2歳ステークス 2022 レース回顧・結果】アクシデントの影響もあって「らしい」京都2歳に

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

京都2歳S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 グリューネグリーン 2:00.5 35.7
2 トップナイフ 2:00.5 35.3
3 ヴェルテンベルク 2:00.7 35.4
4 シュタールヴィント 2:00.8 35.9
5 ナイトキャッスル 2:01.0 35.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都2歳S 2022

 
11/26 京都2歳S ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
Bコース替わり初日で少し高速化し、通年平均比-0.5秒/1000mのイン伸び馬場で迎える
 
過去2年と比べてもかなり速いように、前半1000m通過1分00秒4は、この日の馬場換算後でも古馬条件戦レベルの軽快ペース
 
12.1-11.7-11.8-12.2の平坦戦での2分00秒5は、2歳1勝クラスに毛が生えた程度とみられる
 
前半飛ばし過ぎたためこのコースの平均的なラップ構成からは外れ、後半低水準な流れとなり、結果的に(決着タイムこそ速いものの)過去2年同様に「レベルの上がらない重賞」を演出

 

 

 

京都2歳S 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エゾダイモン

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

発汗も目立ち、1コーナーで馬群で折り合いを欠いてあの位置になってしまったのが最大の敗因だろう。

その位置取りもあって内を突くプランに切り替えたものとみているが、それによってのあの4コーナーの不利でジ・エンド。

力出し切れずは確かで、またキレ者が集う一戦ではない、今回のような質感の世代重賞では狙っておきたい。

 

 

グリューネグリーン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

このレベルでの勝利ではあるが、何よりこの鞍上(M.デムーロ)での逃げ切りVなので、もしかしたらもしかするかも。

直線では、外に膨れるシーンもある中でよく封じてみせた。

ただ、その迫ってきた組も含め、後続はかなり4コーナーでのゴチャつきによる不利に苛まれていて、自身としては楽をさせてもらっていた部分はあり。

 

 

△ロードプレイヤー / △トップナイフ / ▲コスモサガルマータ 他

他は、まずなんと言っても「不利が…」「不利が…」言うて止まらない感じになってしまうレースだが、その中でも△ロードプレイヤー(7着)を注目筆頭として挙げておきたい。

まず、最後方になって大外を回っているのに、さらにその4コーナー事象で玉突き的に弾かれた組がどんどん外へ押し寄せてくる状況で、さらに膨れざるを得なくなってしまった。

それで、上り最速をマークし、直線だけで6~7頭を交わしてきたのだから立派。

しかも、この馬は瞬発戦身上タイプだと思われ、戦前から分かり切っていた(だからこその本命視避け)この不適鞍を初輸送で使っての敗戦はむしろ好感。

なにせ、ここを勝っているようでは、例年の傾向から見ても王道クラシック路線とは言い難くなってくるわけで。 ☆次走注目馬☆

 

以下、ティムールスマラグドス△ヴェルテンベルクアイルシャインの順に、皆一様に「不利で大きな影響あり。最小で見積もってそれぞれ1馬身以上は前で入線できていてよかった」としておきたい。

2着△トップナイフも不利の影響を受けた1頭だが、程度としては軽いほうで、それでいてこのレベルではまだまだ本格重賞級とは言えない印象。

もっとも、この馬は内回り二千の流れではなく、もう少し軽く後傾度の高い流れで真価のタイプだろうが。

「少し」どころではない人気の集め方だった(詳細予想編参照)▲コスモサガルマータ(11着)は、その時点でナイという感じで、レースは行きっぷり悪く後方から、ロス多く外を回しての失速というもの。

初の多頭数というのもマイナスだったか、というところ。