去年はヘヴィータンクに沸いた……いや、ダノンプレミアムに沸いた弥生賞。。。
弥生賞2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※レースの決着レベルが怪しくなってきたり、馬場が緩んで時計が掛かったりしてくると、穴パターンが発生しやすくなる。その場合、穴で浮上してくるのは、大体年明け出走組(17年2着マイスタイル、13年Vカミノタサハラ、12年Vコスモオオゾラなど)
該当馬➡➡➡カントル、サトノラディウス、ナイママ、メイショウテンゲン、ラバストーン
※従来、前半1000m通過63秒台の17年を例外視すれば、瞬発力特化タイプは苦戦傾向のレース(実際、RPCI※を見ても11年11頭立て、12年稍重を除き50台前半に収まることの方がパターンとしては多い)。
ただ、近年は馬場改良の影響もあってか、上がり33秒台にものを言わせて好走というタイプもみられ、実際近2年は連続でRPCI50後半となっている。
(瞬発力特化タイプという)それだけで即軽視OKではなくなってきている。
※TARGETのペースチェンジ指数で上がり3F前後で、どれだけ速度が変わったかを表す。
該当馬➡➡➡サトノラディウス、シュヴァルツリーゼあたりは瞬発力特化タイプとみられるが果たして……
※近年、好走馬のほとんどは「前走重賞出走」「過去に重賞好走歴あり」「2回以上着外のない馬」のすべてを満たしていた馬で、それ以外は先の年明け出走組
該当馬➡➡➡ニシノデイジー、ブレイキングドーン、ラストドラフトが、「前走重賞出走」「過去に重賞好走歴あり」「2回以上着外のない馬」を全てクリア
考察&まとめ
弥生賞は、頭数も集まらないことから元々そんなにレベルの高いレースではなく、ホープフルSや京成杯と比べてペースも、上がりも大幅にランクアップするかというとむしろその2レースとほとんど同じ、という年のほうが多い。
ニシノデイジー、ブレイキングドーン、ラストドラフトは適性あって不思議ないだろう。
ラストドラフトの前走・京成杯は、時計の出る馬場で前半61秒1。
少頭数そのままにスローで流れた。
ただ、ラスト4F地点で加速していきラストは持久力を求められるという展開だったため、後続は差を詰めにくかった印象。実際決着は、内・前。
キャリア1戦での重賞制覇は見事だったが、内容面ではなんとも評価のしづらいものだったというのが個人的な印象。
レースとしてのレベルは近年の京成杯並みである点と、そのレベルを少頭数ながらある程度のものにした一端でもある、ラスト4Fの持久戦にも対応できた、というところは評価できるか。
予想印は!?ホネ的注目馬!
最大のポイントは雨量であり、穴党の出番もそこに集約されそうなレース。
直前まで馬場を見極めて結論を出したいところだが、
◯ニシノデイジーはその意味では欠点が少なく馬場に左右されず軸としては買いやすいところか。
しかも、良でスローで折り合いに苦しむよりは、洋芝・渋った馬場での実績もあることからも、条件好転に映る。
あとは、「雨降って地固まる」ならぬ、「内(枠)固まる」な決着傾向の強いレースだけに……。
結局、人気決着に落ち着いてしまいそうだが、アタマという意味では◎サトノラディウスを狙ってみたい。
穴と言えるか微妙だが、「内枠」で「年明けに使われている組」で穴傾向には当てはまる。
渋った馬場での実績こそないものの、前走京都のタフな馬場をこなしているので、その点については心配無用だろう。
中間の動きも良かった。
最大の心配は、先にあげた通り本質的に「瞬発力特化タイプで(キレ味が削がれる展開は合わないので)は?」という疑惑。
だが、まだまだ成長段階の3歳牡馬。
鞍上が前走で見せたズブさを踏まえて極端に差しに構えるようなことはしないだろうし、未知の部分への期待も込めて前々でタフな展開がこの馬に向くというシーンを狙う。
以下、▲ブレイキングドーン、☆ラストドラフトとする。
これで(5R結果で)、ナイママが人気を少しでも吸っていってくれるとありがたいが......
(15:32追記→)自らが△ナイママになびいてしまいそうな雨。。。いや、イカンイカン
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