――1週前までに仕上がって、余裕しゃくしゃくの東上ということにもなりそうです。
厩舎力も文句なしで、狙うは牝馬の○○。
オークス2019 過去のレース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※ノーザン・社台系生産馬が極めて強く、好走馬たちの繁殖馬としての活躍ぶりをみても、「牝系の優秀さ」が鍵となるレース
該当馬➡➡➡アクアミラビリス、ウィクトーリア、エールヴォア、カレンブーケドール、クロノジェネシス、コントラチェック、シェーングランツ、シャドウディーヴァ、ジョディー、ダノンファンタジー、ビーチサンバ、フィリアプーラ、フェアリーポルカ、ラヴズオンリーユー
※瞬発戦色が極めて濃いレースで、何はともあれ瞬発戦での実績が重要
該当馬➡➡➡アクアミラビリス(過去自身上がり最速で勝利時の、レース上がりの最大加速1.8秒)、ビーチサンバ(同1.5秒)、クロノジェネシス(同1.0秒)、シャドウディーヴァ(同1.0秒)、ラヴズオンリーユー(同1.0秒)、エールヴォア(同0.9秒)、コントラチェック(同0.9秒)、フェアリーポルカ(同0.9秒)、シェーングランツ(同0.7秒)、ウィクトーリア(同0.7秒)、ジョディー(同0.7秒)、ダノンファンタジー(同0.6秒)、ノーワン(同0.6秒)
※馬場差はあれど、18年アーモンドアイ1分33秒1→樫1着/ラッキーライラック1分33秒4→樫3着/リリーノーブル1分33秒5→樫2着、16年シンハライト1分32秒8→樫1着 、17年ソウルスターリング1分33秒2→樫1着 、07年ウオッカ1分33秒7→ダービー1着など、1分33秒5前後マークの桜花賞上位組は、東京2400mに直結して不思議ない
該当馬➡➡➡シゲルピンクダイヤ(1分33秒1)、クロノジェネシス(1分33秒1)、ダノンファンタジー(1分33秒1)、ビーチサンバ(1分33秒2)、エールヴォア(1分33秒5)
※前走「桜花賞」「フローラS」以外で、前走・前々走いずれかで連対を外している馬は、近年好走1例のみ(前走皐月賞だったバウンスシャッセのみ)。
また、父SS系以外で前走10着以下だった馬も厳しい。
該当馬➡➡➡カレンブーケドール、メイショウショウブ、フィリアプーラ
といった感じ。
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考察&まとめ
1~3番人気3頭ともに、明確な不安材料があるし、ある意味納得と言えば納得だが、これで大波乱決着までは見込めなくなったか。
もともと荒れるといっても、先にも挙げたノーザン・社台系の中の人気薄くらいしか見込めないレース。
加えて、瞬発力勝負の舞台だけに、人気しやすいキレ者がそのまま好走してくるという面も強く、上位人気が支持を集めて飛びでもしない限り......というところがある。
その点で、今年は中波乱までというのがぱっと見での印象。
先に書いた、上位人気3頭(クロノジェネシス、コントラチェック、ラヴズオンリーユー)も揃って好走は厳しいかもしれないが、どれも好走しないというのもよほどレースが特殊なものにならない限りなさそうで、先に書いておくと穴馬1頭からこの3頭にぶつけるという作戦でいきたいレース。
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予想印は!?ホネ的注目馬!
◎ビーチサンバ。
最大のポイントは、桜花賞好時計組の内で、急加速度合が最も高いレースを上がり3F最速で勝利している、という点。
それが、ビーチサンバの新馬V。
当時は稍重とはいえ、レース上がりの最大加速が1.5秒(12.9-11.4-10.7-11.4)となる超瞬発戦で、自身は最速上がり33.4秒を繰り出して勝利している。
この1.0秒以上の急加速が入るレースでの上がり最速V実績があった馬というのは、オークス特注タイプで、過去の勝ち馬や近年の好走馬の多くが持つ共通項。
いかにオークスが生半可な瞬発戦ではない、ということを表していると個人的には考えている。
ビーチサンバに関しては、後に、クロノジェネシスに敗れはしたものの、府中マイルで32.9秒の上がり最速をマーク出来たというのも頷けるし、
オークスの典型ラップ「ラスト4F→3F間での1.0秒を越える急加速から、さらにもう1段階の加速」で最大限にその武器が生きるとみた。
加えて、馬場は言わずもがなの高速馬場。
土曜は未勝利のマイル戦で1分33秒4が出ていて、先週の土曜との比較ではほぼ同等レベル。先週、「Moving Walkway」と称したヴィクトリアマイルで「ダンチヒの血が・・・」と記したが、その点クロフネ持ちのこの馬にも合う可能性がある。
オークス自体、ホエールキャプチャ(父クロフネ)や母父クロフネなどの好走が多く見られていて、単純にSS×ND系またはその逆も好走配合。正直、勝ち切るには外過ぎる枠に入ったが、そのぶん盲点化してきている印象だし、この馬の末脚さえ発揮してもらえれば届くはず。
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当然、◯クロノジェネシスもかなり似通った強調材料を持っている一頭。
ただ、いかんせんこの枠で、この人気で、この鞍上では......。
単・複ともに少し妙味バランス的に見合わないと判断して、一枚割引いた。
なんだかんだ言いながら、府中ではスローの2戦しか経験していないという懸念もある。
▲コントラチェックは、モノが違うと言わんばかりの押し切りにも期待できるのだが、自身の位置と後方からくる差し勢との仕掛けのタイミングとそれぞれの末脚次第。
他馬要因に左右される感が否めず、単穴にとどめる。
差しタイプに騎乗して、前を交わし切るだけというD.レーンは「ハイハイ、もう分かりましたよ」というくらい焼き付いているが、この馬で逆の競馬をした時にどうか。期待半分不安半分が正直なところ。
△ラヴズオンリーユーは、人気上位の中では最も下の△評価の一頭にとどめて、☆エールヴォア、△シャドウディーヴァに◎からの高めベストケース決着要員として期待したい。
☆エールヴォアは何より中間の過程が良い。
最終追い切りまで含めると、今回のホネ的調教イチ押しはこの馬。
前走は、間隔が詰まって仕上がり微妙だったが、そこから格段の良化をはたした。
その前走は、スタートで出遅れて後方からになってその時点で、終了。ただ、その後、最内を突きながら上がり32秒9(2位)でスルスルと伸びて差を詰めてきており、その意味では収穫はあった敗戦。瞬発力を再確認できた。
跳びが大きく、本質的にはもう少し距離がある方がいいタイプで絶好ポイント。
松山騎手にこの舞台を託すことができるなら、本命まで。
△シャドウディーヴァは、馬自体は魅力満載なのだが、フローラSのレベルが高くないにもかかわらず「少しスムーズではなく、惜しかったこと」「レースレコードで駆け抜けたこと」「血統的に魅力満載で、鞍上もそうコメントを残していること」などで、やはり少し人気し過ぎな印象。
前走内々でロスなく立ち回って高速決着をこなしたとはいえ、本当の時計勝負で置かれないかという不安もあり。
調教編では「捲土重来か!?」と煽ったダノンファンタジーは、この人気なら少し抑えるかもしれないが、やはり積極的には買えずとの印象。
個人的には、自身上がり最速V時のレース上がり最大加速ポイントが0.6秒というのは、ああやっぱりここに入ると瞬発力で厳しそうだな、との不安が数値として表れてしまったという印象。
よほどレースを工夫しないと4~5着の線がかなり高そう。
ただ、鞍上は良いので完全に無視も出来ないのだが。
その他今週のレースはこちら
5/19(日)京都競馬(調教注目馬)
5/19(日)新潟競馬(調教注目馬)
5/19(日)東京競馬(調教注目馬)
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