競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【新潟大賞典 2025 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 逃げ馬不在の分水嶺馬場で行われる一戦

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――少なくとも周回の最内を避けたい点は変わらないはずですが。

目次

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新潟大賞典 2025 レース概要

 

 

新潟大賞典 G3

2025年5月17日 2回東京7日目

発走時間:15:25(予定)

新潟競馬場 芝2000m

サラ系4歳上 オープン

2024年優勝馬:ヤマニンサルバム 牡5 2:00.1 斎藤新

 

 

新潟大賞典 2025 枠順

 

 

1 1 カネフラ 牡5 藤岡佑
1 2 パラレルヴィジョン 牡6 吉田隼
2 3 ディマイザキッド 牡4 岩田望
2 4 ショウナンアデイブ 牡6 丸山
3 5 ハピ 牡6 菱田
3 6 マイネルメモリー 牡5 丹内
4 7 オールナット 牡4 北村友
4 8 シリウスコルト 牡4 古川吉
5 9 エピファニー 牡6 荻野極
5 10 マテンロウオリオン 牡6 横山典
6 11 サイルーン セ6 佐々木
6 12 レガーロデルシエロ 牡4 戸崎圭
7 13 グランドカリナン 牡5 大野
7 14 サブマリーナ 牡4 武豊
8 15 ボーンディスウェイ 牡6 石橋脩
8 16 フライライクバード セ8 小崎

 

 

 

新潟大賞典 2025 ラップ適性・追い切り 

 

 

舞台はほぼ9割がた瞬発戦ラップを刻む超特化条件。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義

オールナットケイアイセナエリカヴィータマイネルケレリウスと適性上位。

 

 

追い切りからの最終評価については、当日アップとなったため調教編同様(パラレルヴィジョングランドカリナン)にて変更・追加なしです。 (5/17 8:45追記)

 

 

 

新潟大賞典 2025 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

ラスト2F目急加速の瞬発戦がほとんどだが、後方から上がり最速ズドンは決まりづらく、中団から前がウィニングポジション

該当馬➡➡➡ケイアイセナ、オールナット、オニャンコポン、シリウスコルト、ショウナンアデイブ、グランドカリナン、ウエストナウ、ボーンディスウェイ、レガーロデルシエロといったところは中団から前にまず位置してくるか

 

ディープインパクト(系)産駒の期待値が高い条件

該当馬➡➡➡ウエストナウ、オールナット、グランドカリナン、ケイアイセナ、サイルーン、ショウナンアデイブ、ディマイザキッド、ハピ、パラレルヴィジョン

 

といった感じ。

 

 

 

新潟大賞典 2025 レース傾向分析&考察

 

 

 

『オースミグラスワンが上がり31秒9で勝ったレース』という歴史もあるレースだが、その実、大抵は“勝つのは脚が遅い馬”というこの新潟大賞典。

22年も、決して抜けた瞬発力を有さないトップハンデ、レッドガランが好位から強い競馬で勝ち切っている。

 

ハンデ戦という側面もさることながら、そのコース形態イメージとのギャップなども手伝って波乱含みとなっている近年の新潟大賞典。

すなわち、後方の差し勢に注目が集まって前に妙味ありまくりなレース。

近い年から順に、勝ち馬の4コーナー通過順は①⑤⑤⑩④⑧⑥⑥③⑦⑪②番手とほぼ中団より前がウィニングポジションになっている。上がり最速Vが2回のみ(特殊馬場の23年は除く)というのもまた、イメージギャップの最たる部分か。

ちなみに、後方からの差しが決まって「中団から前がウィニングポジション」が崩れている年は、だいたい①低レベルで前が失速し過ぎている(14年、19年など) ②前半が流れている(20~22年など) ③良ではない、のどれかに当てはまっている。

 

あとは、別名「ディープ大賞典」としてもいいくらいこの新潟2000m重賞はディープの庭条件。

ブラックタイド、ディープブリランテなども含め、ほぼ人気以上に走ってくるとみてOKな特殊セッティングとなっている。

特に、ディープ直仔の場合、同産駒にしては珍しく、1~3番人気よりも4番人気以下のほうが率においても上回っているというのがこの条件の特徴で、それ故に狙う価値があるといえる。

ざっくり、人気のディープはそこそこに扱い、中穴以下のディープを重視すべきなのがこの新潟2000m重賞ということだろう。

 

※なお、一昨年は、雨中の不良馬場で行われ決着タイム2分03秒台後半と完全に傾向からは度外視の決着となっていることから、本稿は基本22年以前と24年結果を参照とした。

 

 

新潟大賞典 2025 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

まず、今年は回避などが出れば別だが、どの馬が逃げても押し出される形でけん引する流れとなりそう。

そうした中で、先週の稍重施行で傷みだした馬場がコース替わりなく開催3週目を迎え、なおかつ今週末も雨が降る可能性があるようで、馬場は一気に外差しへと傾いても(場合によっては外ラチ合戦までいっても)不思議ないという情勢。

 

メンバーと当日馬場を確認しないことにはとても結論は出せないが、とりあえずそういう中では人気薄必至なことが非常に心強いグランドカリナンについてだけ触れておく。

複勝でも十分期待値的に見合うはずなので、位置づけは別として少なくともマストで狙う予定である点からも、週半ばでの注目馬としてはしっくりくる馬。

正直、手ぬるいオッズが目に浮かぶので、当日馬場さえ前が強ければ、もう一頭の差し注目馬との兼ね合い次第では、それ以外の細かい部分はさておいて本命視まで考えている。

前走は本来のこの馬の形ではなく、直線でも詰まってのもの。

それと2走前の水準を併せて考えると、G3好走の目途は立ったとみて良く、あとは前週くらいに渋ってくれればといったところ。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

馬場は中伸び、通年平均比+0.7秒/1000m の状態とみられる。

「オッズ的に甘くないなぁ」としか言いようがないが、こうなったら◎グランドカリナンに勝ち切りまで期待するしかないかなというところ。渋って目立ち過ぎの状況だが、そうでなくても複勝で狙いを立てるつもりだった馬だけに、世間の見立て以上を描いておく。

ちなみに、「もう一頭の差し注目馬」=ディマイザキッドだが、最終的にこの馬の単がもしかすると一番期待値的には見合う可能性もありそう。 (5/17 14:10追記)

 

 

 

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