競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【新潟2歳ステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 久々この臨戦パターン

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――キャリア3戦目で距離延長ローテで単4倍未満でマイルのこのレース出走になれば、たしか過去パーフェクト連対パターンだったような。

目次

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新潟2歳S 2022 レース概要

 

 

新潟2歳S G3

2022年8月28日 3回新潟6日目

発走時間:15:45

新潟競馬場 芝1600m

サラ系2歳 オープン

2021年優勝馬:セリフォス 牡2 1:33.8 川田将雅

 

 

新潟2歳S 2022 枠順

 

 

 

1 1 チカポコ 牝2 石橋
2 2 ロードディフィート 牡2 田辺
3 3 グラニット 牡2 嶋田
4 4 スタンレー 牡2 吉田
5 5 バグラダス 牡2 菅原
6 6 タマモブラックタイ 牡2 角田
6 7 キタウイング 牝2 戸崎
7 8 シーウィザード 牡2 浜中
7 9 ウインオーディン 牡2 三浦
8 10 アイスグリーン 牡2 坂井
8 11 ピンクジン 牝2 菊沢

 

 

新潟2歳S 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

コース的に9割が瞬発戦ラップの特化舞台。

※ラスト4Fの各区間内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.5-11.2-11.5-12.2)が定義

ど瞬発戦になることも多いゆえ、「好走時(連対時)のレースラップラスト3F最大加速順」で順位づけすると、ウインオーディン(▲1.3秒)、シーウィザード(▲1.3秒)、ロードディフィート(▲1.1秒)、キタウイング(▲1.1秒)あたりが上位に。

 

追い切りからの最終ピックアップは、調教編掲載のシーウィザードアイスグリーンの2頭に、グラニットを追加した3頭を対象に。(8/27 16:30追記)

 

 

 

新潟2歳S 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

「前走芝1400~1600m戦で上り最速」だった馬が近19年中15年で勝っているレース

該当馬➡➡➡キタウイング、ロードディフィート

 

特に、ラスト4→3F目,3→2F目区間などに1.0秒以上の急加速が入るような極度の瞬発戦レースを、後方から上り最速で勝ち切っているような馬が強い

該当馬➡➡➡ウインオーディン、キタウイング

 

一方、前走上り2位以下というだけで、基本的にこのレースの適性に合わない

該当馬➡➡➡グラニット、シーウィザード、タマモブラックタイ、バグラダス、ピンクジン

 

といった感じ。

 

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新潟2歳S 2022 レース傾向分析&考察

 

 

1つ目の傾向の通り、とにかく「上り最速」がキーワードの重賞で、勝ち切るには瞬発力が不可欠といっていいくらいの結果となっている。

特に狙い目なのは、12.4 - 11.1 - 10.7 - 10.9などのような1秒以上の区間加速を伴う超瞬発戦を、上り最速で差し切っている馬で、このレースを戦う上で大きな武器となる印象。

18~19年は1番人気といえど該当するケイデンスコール、ウーマンズハートがV(ちなみに、上記具体例ラップの12.4 - 11.1・・・は、ウーマンズハートのデビュー戦V時のもの)。該当馬のレース適性はやはり高いといえる。 

 

ちなみに、「前走上り2位以下」つまりは「前走上り最速をマークできなかった」馬というだけで、過去11年(2-4-6-78)単回13複回35とひと括りポイっ、な状況となっていて、改めてその“格差”たるや半端ない重賞といえる。

なお昨年は、当時も記したが「前走1400m~1600m上り最速組が極端に少なく、新潟2歳Sで鬼門の上り2位以下だった馬たちが人気を集める」異色イヤー様相の中、前走上り2位馬がワンツースリーフォーまでを占めている(それでも、上り3位勢の入り込む余地はない、とも取れるか)。 

 

あとは距離延長組で人気に推された組はかなりの好パフォーマンスで、距離延長×当日単勝4倍未満だと、近20年集計ベース(5-2-2-1)単回複回ともプラスとなっている。

 

 

 

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新潟2歳ステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ロードディフィート / シーウィザード / ウインオーディン / キタウイング 他

今年も頭数揃わず。しかも、先週も使った連闘馬が2頭、笠松からの転入馬、未勝利馬を含めてのこの頭数という、寂しい状況の新潟2歳S。

 

走破時計的に、評価しているのはシーウィザードチカポコの2頭。

ただ、マイル戦になって以降のこのレースではやはり勝ち馬は前走1400m~1600m組からが鉄則。その意味で、両者については馬券内候補に留めておく。

 

そうなると、◎ロードディフィートほぼ一択でやむなしというところか。

あくまで、脚力、レース傾向、適性的にみての消去法◎だが、よほど想定以上に売れるなどのことがなければ素直に。

 

ウインオーディンも、チャンスは十分だと思うが、こちらも距離短縮ローテで大方2~3着線上であること、前走も2歳未勝利の時計としてそれほど評価し得るものではないこと

 

キタウイングもノーチャンスではないキャラ。

外回りマイルに替わっての瞬発力には見どころがあった先週の2歳未勝利V内容で、決勝ラインがそう高いものにならなければ、勝ち負けまでの出番も。

ただ、この馬の場合には、決して馬格があるほうではなく、しかも牝馬の連闘使いとなるため、当日出てくるまで印は定められないところがあるが。

 

 

現状では、◎ロードディフィート◯チカポコ▲シーウィザードの3頭勝負の想定(もともとここは、ミルファーム3頭かバグラダスの芝替わりでしか穴は開かないはずの戦いということで)。

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

新潟は、もともと土曜夜以降雨予報だったが、日曜の午前中時点でもまだ降り続いていたように回復遅れの当日を迎えている。

馬場は、直前10Rに見極める必要はあるものの、ここでは案外内外フラット馬場との土曜印象から、文字通り(位置、進路取りほぼ不問の)直線勝負を想定しておく。特に、連闘策の2頭などは、先週(稍重)に近い馬場の可能性が高まっていることが追い風になるイメージか。

(特に、稍重維持で迎えるなど荒れ馬場顕著だと信頼度は下がるが、)◎ロードディフィート◯チカポコに関しては変えずの予定。そして▲ウインオーディン☆キタウイングに期待という様相。

☆は、上記のような状況を鑑みると現状売れ過ぎではあるが、単なら▲よりもこちらというイメージで、パドックに注目している存在。(8/28 11:00追記)