競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【桜花賞 2025 レース回顧・結果】雨、自らの逃げ、前後半イーブンの流れ……

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――10(木)にミストレスが繰り上がり出走を決めてきたことで絶好とみていたので、意外やその形が即崩れたらこうなって当然と言えば当然。

桜花賞 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エンブロイダリー 1:33.1 34.0
2 アルマヴェローチェ 1:33.1 33.9
3 リンクスティップ 1:33.5 34.0
4 マピュース 1:34.0 34.7
5 エリカエクスプレス 1:34.2 35.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 桜花賞 2025

 

4/13 桜花賞 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

昼過ぎから雨が降り出し、稍重へと変わり、レース時点では通年平均比+0.5秒/1000m ゾーンの外優勢に傾いた状態だったとみられる(クッション値9.2/含水率G前12.8%4角10.1%)

 

前半1000mを58.6秒で通過し、12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.4(上り34.5秒)を計時しての1分33秒1決着

 

後半水準は悪くなく、好レベル桜花賞の部類(3着で古馬2勝クラスライン)
 
 

 

桜花賞 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エリカエクスプレス

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

ひとまず今日のところは、逃げる形にもなって出し切れなかったか。

コーナー以降は、手前を替え外へ外へと張るような場面もあった。

アルマヴェローチェはともかくとして、結果的には人気3頭の中でも渋った馬場への適性という点でも劣っていたかもしれない(レースの時点まで、そうは見ておらず、もしかしたら重耐性最上位かもくらいにみていたが)。

前向きさが強いのでマイルも難なくこなす現状だが、血統的には距離が延びてこそ。

その意味で、気性面のコントロール次第では、オークスと秋華賞はライバルたちに対してかなりアドバンテージをもって戦える可能性があるため、まだまだ楽しみは続く。

 

 

マピュース

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

こちらは馬場はこなせたほうだとは思うが、それでも最後までラチ沿いでは厳しかった印象も(もちろん、あの位置で回ってきている時点で大外に持ち出すことは難しく、中途半端なところを通して最短距離走でマークした4着を上回れていたかどうかについては微妙だが)。

いずれにせよ、やはりクイーンC組がハイレベルだったことを示すには十分なラインを刻んでいた印象で、この0.9秒差はもっと詰まるものとみておきたい。

 

 

リンクスティップ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

やはり出遅れるM.デムーロ。

陣営が思い描いていた形とも異なり、番手から◎△がプレッシャーをかけて前傾度を高める展開にならなかったため、後手を踏んだこの馬が圏内まで届くような決着になるとは思わなかったが、よく頑張っていた。

 

 

エンブロイダリー

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

躓き加減で番手策を取れなかった時点で厳しい競馬になることを覚悟したが、(蓋を開けてみればの)馬場耐性もあって差し切りV。

この日の馬場で、外のアルマヴェローチェに一度は前に出られ、差し返してそのままかわさせなかったのは、そういう(適性があった)ことだろう。

4か月ぶりだったアルマヴェローチェも含め、◎エリカエクスプレスとの勝負付けも、(マイルにおいては)スピード馬場での前傾戦であればまだ済んでいないと思うが、この競馬で脚を余さず勝ち切ったことがさすがといった感じ。

 

 

アルマヴェローチェ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

人気どころから△エンブロイダリーも評価していた手前、こちらは買えず。

天は味方していたとはいえ、4か月ぶりでこれだけやれれば十分といった感じ。

当日、どんどん外優勢に傾き、上位勢では最も理想的な立ち回りになっていたとは思うが、阪神JF水準が怪しい印象を日に日に増していた中では立派だったと思う。

あとは、高速馬場でどんな競馬を見せるか次第だろう。

 

 

 

ほかでは、まず6着チェルビアットが、序盤、そして3コーナーさらに4コーナー手前と少なくとも3度も躓くようなところがありながらよく挽回していて、力があることを示していた。

ただ、この馬はおそらく目立ち過ぎな不利馬となってしまいそう。

 

一方、ブラウンラチェットが良化途上の、この馬場、枠など悪条件が重なる中で、少し兆しが感じられた。

ダートや距離延長など、ガラッと条件が変わったりするなども今後あり得る馬だろうし、早ければ次で一発の時があるかもしれないとみておく。