競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都牝馬ステークス 2020 レース回顧・結果】全てを決めた4コーナーにかけての『12.4』

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――“アンダーペース”…よくあるやつですが、雨予報のもとこれが起こると予想はしづらいですねぇ。
何人かのジョッキーもそんな挙動を見せていたように思いますが、「え?ショウブ(四位さん)もう脱落ですか?!」というあのシーンが大きかった。
 
 
目次
 

京都牝馬ステークス2020予想 追い切り・ラップ適性考察 

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京都牝馬ステークス 2020 含む、2/22(土)京都競馬の追い切り注目馬はこちら

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京都牝馬S 2020 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 サウンドキアラ 1:23.2 34.5
 2 プールヴィル 1:23.4 34.9
 3 メイショウグロッケ 1:23.6 34.9
 4 アマルフィコースト 1:23.6 35.0
 5 ビーチサンバ 1:23.8 34.4

 

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 京都牝馬S 2020

 
2/22 京都牝馬ステークス  ×不的中
 
 
レース全体のふり返り
  
 
重馬場にしても半マイル48.4秒と遅く、結果12.4 - 11.5 - 11.4 - 11.9と最大0.9秒もの加速の入る瞬発戦になった
 
 
そして荒れまくった馬場で、外ラチまで横一線に大きく広がるなか、馬場の中ほど前々の組で決着
 
 
基本前有利、瞬発戦ラップを演出したのは、4F目に12.4と急激にペースダウンをした逃げ馬メイショウショウブ(四位騎手)
 
 
早々に手応えがなくなったかと見紛うほどの意味不明なペースダウンで、馬群は一気に凝縮して直線を迎える展開に
 
 
そこから同馬が再び直線で突き離していることからも、明らかにアンダーペース(落とし過ぎ)
 
  

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京都牝馬ステークス 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ノーワン

予想➡➡➡

結果➡➡➡15着

流石にショックを隠せない、結構な自信の15着大敗◎だが、これには明確な敗因。

恐らく鞍上も「この馬場、枠でこの脚質だけに大外追い込みが決まる」と腹を括って臨んだが、レースが想像以上に慎重ペースになった上に、17頭立てでみな同様に騎手も考えた結果、5〜6分どころか限りなく最後は9分どころを走りっぱなしとなってしまった。

このあたり、さすがに鞍上も焦っただろう。

手応えや外ラチ沿いで見せた上がり3位の脚は見どころがあったし、「(狙うのは)ここじゃなくて次だったか」という一戦。 ☆次走注目馬☆

 

そのあたりのこと(展開、馬場不向き)は、◯ドナウデルタや2番人気シゲルピンクダイヤディメンシオン、△リバティハイツビーチサンバプリディカメントらも言えることで、これらはかなりノーチャンスな競馬になってしまった組。

そもそもドナウデルタ(13着)あたりでも0.9秒差で、この馬場でこの展開の一戦。

このレースで、直線後方・外目からとなった組は次走即復活のG奪取があっても全く驚けない、そういう決着。

 

 

サウンドキアラ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

勝ち馬△サウンドキアラは、瞬発戦恩恵が生じていたのは事実か。

3着メイショウグロッケの好走もそれを表しているとみられる(ともに、メンバー中では結構な瞬発戦好走傾向の強い馬たち↓↓↓)。


“ただし、1400m以降のこのレースを見ると、4年前の重(平坦戦)を除き3年連続瞬発戦決着となっていて、レースとしてはこちらがデフォルトか。良でのレース質に合わせると、サウンドキアラ、ディメンシオン、メイショウグロッケ、ビーチサンバ、シゲルピンクダイヤあたりに優位に働きそうで、人気サイド様相。” 予想編記事より)


メイショウグロッケに関しては、中間の内容もそこそこ良かったというのもあっただろう。


△サウンドキアラは、「大外で多少なりとも妙味」「それなら“去年の(カイザーバル)の借りを返すつもりで……」としたところまでは良かったが、これも予想編に書いた通り、そもそも「渋っての平坦戦想定でも」とこの馬場と頭数でも瞬発戦になるとは想定できていなかった時点で重視は出来なかった。

着差も完勝、差し届く展開ではない大きな緩みを伴うラップを、唯一中団から差し切っていて前走に続きここも優秀な内容。

前走ではスプリント質のマイル戦を制し、今回は1400m戦らしからぬ流れを55キロで完勝と、指数だけならG1好走級に到達してきた。

両方に共通するのは瞬発戦ラップを刻んでいるという点で、急加速を伴わない流れではどうかも、3年前アドマイヤリードが勝った年やヴィルシーナの1年目のようなヴィクトリアマイルなら制覇のチャンスまで。 ☆次走注目馬☆

 

 

プールヴィル

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

ラップ的には、この展開ではこの馬の末では後ろにいては苦しくなるところ、早め早めの競馬で岩田騎手がよく持ってきた。

馬もそれに応えて、このタフな馬場をよく走った。

休み明けで+24キロで446キロでも、極端に太目には感じさせなかっただけにこの成長は歓迎材料。

ひとまず適性が1400m戦に偏っているので、マイルでは相当平坦戦恵まれがないと厳しいかもしれないが。

 

 

アマルフィコースト

あからさまに健闘してしまっていて、不利があっての4着で次での妙味はどうかも、相変わらずすぐに人気を落とす傾向。

単勝20倍ライン以上になってきたら無条件で押さえ続けても面白い馬だろう。

勝っていたとは言わないまでも、直線でモアナと勝ち馬サウンドキアラの間に入って一度はブレーキを掛けて、そこからもう一度ゴール前で伸びたその渋太さからは、2着は全然あってよかったという印象を受けた。

 

 

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