競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉記念 2020 レース回顧・結果】非常に特異なラップ読みを求められた一戦

f:id:yosounohone:20200622065923j:plain

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

 

――なんにせよ「最後に、穴なら☆アールスター」挙げておいて良かった~、とはいえ一銭にもなってないんですが^^;

目次

小倉記念 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察 

www.yosounohone.com

小倉記念 2020 含む、8/16(日) 小倉競馬の追い切り注目馬はこちら

www.yosounohone.com

小倉記念 2020 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 アールスター 1:57.5 34.8
 2 サトノガーネット 1:57.7 34.3
 3 アウトライアーズ 1:57.9 35.1
 4 アメリカズカップ 1:57.9 35.1
 5 ノーブルマーズ 1:58.0 35.5

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 小倉記念 2020

 
8/16 小倉記念 ×不的中 
 
 
レース全体のふり返り
  
 
時計はかなり出る馬場で、平均を2秒くらい上回ることは全然可能な状態
 
 
その馬場を考慮しても前半58.1秒で結構流れたところから、3コーナーまでは一転緩み、12.0 - 11.5 - 11.7 - 12.0の瞬発戦ラップを刻んだ
 
 
3コーナー手前で先行勢が不甲斐ない失速を見せたことで、レース質を一気に変えた格好
 

スポンサーリンク
 

小倉記念 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ミスディレクション

予想➡➡➡

結果➡➡➡14

4番人気で最終的には単勝ひとケタ台にまで売れて、大差14着。

故障発生すら疑うレベルの止まり方だが、この馬の戦歴を見ればハッキリしている通り、3コーナーを1番手で通過できていない時は恐ろしいほどにヤメてレース終える(そして、良くも悪くも次戦に温存する)タイプなので、特段気にする必要なし。

 

 

アールスター

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

この程度の決着レベルなら53キロでこのくらいは走る馬。

予想編で、「小倉での1勝クラスV時にOP入りを感じさせた馬」と書いたが、このコースでの3勝クラス関門橋Sを勝利するくらいのレベルで走って勝った感じ。

また、その1勝クラスVが同じ小倉2000mで瞬発戦ラップでのものであったことから、このコースでの理想形だったといえる。

あとは、なんと言っても直線でタニノフランケルの内が締められていない(1頭分のスペースが空いていた)ところが大きい。

ルメール騎手や、一流騎手集結のレースであればなかなかどうしてああはいかない。

それでも、人馬ともに現状の持てるベストを尽くした結果であることには変わりなく、双方の今後に注目したい。

 

 

 

あとは、▲ランブリングアレーがラスト1Fで伸びあぐねて(いるように見える)6着の内容も、◯サマーセントが見せ場なく散ったことも、逆に“走ってきた”穴勢の理由も、ほぼ「瞬発戦ラップ決着」で片付く案件、というのが今回の小倉記念(◯サマーセントは、これで時計対応力も疑問にはなったが)。

 

特に、前年3着の△ノーブルマーズの競馬が見事にその瞬発戦色を物語っている。

絶好3番手で楽々追走していた同馬が、3コーナーから一転押して押しての追走になって、前とは離される一方の5番手あたりまで一度位置を下げ、最後はなんか差し馬みたいな競馬で5着に見かけ上“浮上”してのゴール。

小回りコースの下り坂コーナーでの急加速戦、それを顕著に表したレース内容だったと思っている。

 

 


にしても、ともに枠良く、鞍上強化が不気味(サトノガーネット)、小倉ならまた悶絶4着あたりまでは来るんでしょ(アウトライアーズ)、と思って◎ミズディレクションが真逆展開を演出した時の差し要員として、直前に真剣に考えていた2頭が揃ってくるとは…...。

なにより、想定通り◎が飛ばしていって後続もピタリの隊列だったのに、そこから瞬発戦ラップを刻むなどという妄想力はホネにはなかった、これが最大の敗因。

そして、だからこそ『“3着狙いなら”の☆アールスター(上記の通り、評価対象のハイレベル1勝クラスV内容をふまえればこそ、連ではなく連下)』としていたわけなのだから。

よく言う、「展開の読みさえもう少ししっかりしていれば…」は今回は当てはまらない、仮に100万回やったとしても、「ミスディレクションが逃げれば、①程よく加速を入れての平坦戦決着②後続プレッシャーが激しく消耗戦決着、どちらか」が必然の、敗戦不可避レース。

スポンサーリンク