競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【菊花賞 2025 レース回顧・結果】微妙な空模様で明暗?

菊花賞 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エネルジコ 3:04.0 35.0
2 エリキング 3:04.3 35.2
3 エキサイトバイオ 3:04.4 35.7
4 ゲルチュタール 3:04.4 35.2
5 レッドバンデ 3:04.5 35.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 菊花賞 2025

 

10/26 菊花賞 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は回復基調の終日稍重で、準メインあたりから再び小雨が降り出し、通年平均比-1.0秒/1000m 近いまだ若干内が有利な状態で迎えた(当日朝時点クッション値9.7/含水率G前12.0%4角10.7%)

 

前半1000mを1分00秒8で入り、後半1000mを59.4秒(12.0-12.1-11.9-11.5-11.9)でまとめての平坦戦決着

 

稍重と言っても上記の通り、前年よりはよっぽど速い状態だったので、時計的には驚くような好度計でもない

 

まずまずの後半で上がっているとは思うが、近2年に比べると一枚劣る菊花賞とみられる

 

 

菊花賞 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エネルジコ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

稍重でも時計が出る軽い状態(良ならひょっとしたら-1.5秒/1000m レベルだったか)だったこと、また極端なヨーイドン戦にならなかったことは追い風だった。

それでも、初輸送と初右回りをクリアしながらの戴冠なら立派だろう。

2周目4コーナーの手応えをみても、▲エリキングには負けなかったと思うし、自身としては実質前走からパフォーマンスを下げてこの着差ということは、ステイヤーとしては一枚上だったということで良いのではないか。

 

 

レッドバンデ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

18番枠から、結果はともかく1周目のホームストレッチまでに最小限のロスにとどめられる位置を確保した点は、鞍上的に素晴らしかった。

その後の上位馬の競馬を見れば明らかなように、結果的には内を通し続け過ぎたところは否めない部分だが、直前に再び雨が降り出したりなど、そこは「判断」の範疇。

競馬にもしも、や、たらればは禁物だが、奏功していた可能性も十分にあったように思わせる内容だった。

馬としてもよくやっていて、結果として内を通し過ぎたことで下げた分も見込まれる中では、まずまずの水準を刻んだ。

G1含めこれで全戦0.5秒差内を6戦続けていて、そういう意味でもまだまだここからの重賞級の活躍にも期待がもてる。

 

 

▲エリキング / エキサイトバイオ / ◯ゲルチュタール 他

▲エリキング(2着)は、もう少し上がりスピード向きで、そこがこの菊花賞での持久戦ラップとズレていた印象。

また、それこそが神戸新聞杯ウィナーゆえという感じであり、もう少しひと緩み挟んでからのヨーイドンになっていたら、さらに差は詰まったかなというところ。

エキサイトバイオ(3着)は、馬場のいいところを走れたことと、レイデオロ産駒でやはりスタミナがあった部分、そして(もっと渋ってもいいくらい)重馬場への適性があったことによる好走か。

弱くはないが、このまま長距離路線でない限りは、良馬場でころっと負けることもありそうだが果たして。

◯ゲルチュタール(4着)は、レース終盤に関してはほぼ1~2着馬と同じ競馬をしての0.4秒差。

3着とはハナ差で、悪くはない内容だった。

上位3頭とは、ほんのわずかな3000mの距離への適性の差だったか。

 

距離耐性や渋った馬場への適性がなかった組は別として、前後の位置関係よりも内を通して敗れた馬は評価できる一戦とみてジョバンニは注目の敗戦内容。

あの進路どりでのラストの伸びは大したものだし、この馬は勝ち馬と並んでステイヤーとして楽しみになってきた。