競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【平安ステークス 2024 レース回顧・結果】示し合せ

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――もっと悪い言葉でいうと「談合」かと思うような、2コーナー通過後の前2頭による「ふぅ、ではいきますか」なペースダウン。

平安S 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ミトノオー 1:57.4 37.0 
2 ハピ 1:57.4 36.4
3 メイショウフンジン 1:57.5 37.0
4 カフジオクタゴン 1:57.6 36.9
5 メイプルリッジ 1:57.7 36.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 平安S 2024

 

5/18 平安ステークス ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は、標準的な時計レベルで、差しも非常によく届く末脚上位勢に向く状況

 

前半は平均ペースより速く、中盤こそ多少緩んだものの、後半も上々水準にまとめ、キッチリとG3以上水準を刻んだ一戦

 

逃げ&番手の2頭が粘り込みを図るところへ、外に持ち出して差してきたハピが割って入っての、前→中位差し→前決着の瞬発戦

 

 

 

平安S 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

オーロイプラータ

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

この馬の競馬をして、不発に終わっての1.2秒差完敗だが、上り2F24.8秒戦ではよほど外をスムーズにまくってこれたりなどしない限りは仕方なし。

唯一は、ミッキーヌチバナに対して上り差+0.4秒というあたりがどうかというところ。

いずれにしても、この馬で差し切りVを狙うなら関西圏なら阪神だろうし散るべくして散ったここは、むしろ買いやすくなっていく一方で悪くなしとしておく。

 

 

ミトノオー

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

◎がオーロイプラータになっている時点でこちらは消し当然の徹底先行型。

逆張りでしか狙えず、だったことは今でもそう信じて疑わないところだしその意味で判断ミスだったとは思わず。

前半500mの 7.1 - 10.8 - 11.3 だけは軽快だったものの、そこから2番手で進めた消メイショウフンジンと示し合わせたかのようにスローに落としたのが奏功した。

それでも、JRAでは初輸送を経ての一戦で微妙なところもあった中で、視界の開ける内容として良いだろう。

あとは、ここを勝ったことで買いにくくなり、かつマークも厳しくなる中で本当に強いところを次以降で見せてくれればG1への挑戦券も、ということに。

 

 

メイショウフンジン

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

まず右に同じ(「◎がオーロイプラータになっている時点でミトノオーは消し当然」)なのだが、こちらはちょっと「複でも押さえとけよ……」なオッズでぴえん。

さておき、枠と初速から勝ち馬以上に苦しい競馬をして0.1秒差で強い3着内容。

行き切れずだったが、直線でも前そして4着馬と理想的な叩き合いに持ち込めたことが飛躍的にパフォーマンスを上振れさせてくれたとみて良く、ここでキャリアハイを更新した。

以上のことからも、とにかく(G3レベルまでなら)併せた相手次第でとにかく相手なりに走れる馬で、「その形になるかどうか」勝負というキャラクターがより鮮明になったところ。

一瞬にして後続にかわされるような展開が唯一無二の弱点で、普段気持ちの面で結構下げていることがよく示された一戦だろう。

 

 

ヴィクティファルス

予想➡➡➡

結果➡➡➡15着

前走時もそうだったが、やはり気持ちの面で最後までもたない。

走った時にはどこかで一発もとは思うが、決して中間から調子落ちしていたわけではない中でレースに行ってこれだと、もうその見極めがまず出来なそう。

 

 

ミッキーヌチバナ

他では、一見『前が強い競馬をした』で片づけられそうでも、カフジオクタゴン(4着)ではなく、ミッキーヌチバナ(6着)に断然評価を与えたい。

たしかに、ミトノオー&メイショウフンジンの2頭は序盤の500mを離して飛ばしているので強い競馬で良いと思っているが、その後の緩みからも3番手以下は前は評価できず。

そこへいくと2角13番手通過のミッキーヌチバナは非常に目立った。

メイプルリッジ(5着)を評価する向きも多そうだが、3~4コーナーのロスと鞍上面を考えるとまずもってミッキーヌチバナだろうというところ。

正真正銘の重賞級としてさらなる活躍に期待したい。それでも、鞍上継続では「G3好走圏が精一杯の判定」が続くのだが。 ☆次走注目馬☆