競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館2歳ステークス 2022 レース回顧・結果】前は潰れたが、やはりアレに注目の一戦

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――あゴキゲンサンとの◎▲△“ごきげんよう馬券”は紙クズに終わりましたが、「4勝手腕に期待」とした予想の根幹部分がレースを終えても注目点になっているというのは幸いなこと。

函館2歳S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ブトンドール 1:11.8 36.6
 2 クリダーム 1:12.0 37.5
 3 オマツリオトコ 1:12.0 35.8
 4 ゴキゲンサン 1:12.2 37.1
 5 ミスヨコハマ 1:12.2 37.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館2歳S 2022

 
7/16 函館2歳S 的中
 
 
レース全体のふり返り
 
馬場は稍重で通年平均比+1.5秒/1000mまで一気にタフ化したが、東寄りの7~8m程度の風(直線アゲインスト)も手伝ってイン前が基本残る状況(馬場の実態としては中ほどが最も伸びる)
 
決着タイムの1分11秒8は、馬場を考慮しても0.5秒ほどは余分に要しているとみられ凡戦

11.5 - 11.9 - 12.3 - 13.1(消耗戦)が示すように、明らかに止まり過ぎでの低速決着となっていて、2着したクリダームも含め馬場合わずかなり下げたパフォーマンスに終わった

このことから、クリダームやスプレモフレイバー、アスクドリームモアなどの仕切り直し挽回の期待値のほうが上の印象という一戦

 

 

 

函館2歳S 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ブトンドール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

このレベルなので、2着クリダーム以下の前が勝手に沈んできた中での差し切りとせざるを得ない。

今日は結果的にうまくいったが、決してレベルの高くない1分10秒台すら持たない函館2歳Sウィナーということで、次からは“追試”の側面も多い(ただ、その分また人気もマイルドで狙い易いだろうが)。

ただ、額面と恩恵の面は別として、今回メンバー中4勝を挙げていた鞍上がその中からこの馬を選んできて(これが今回の予想の骨格(ホネ)でもあった)、実際に勝ったという意味で、今後も侮れないかもしれない。

まずは、高速馬場でどれくらいにまとめてこれるか、そこを注視したい。

 

 

ミスヨコハマ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

序盤にガッツリ囲まれて、先行粘り込み要員として狙ったくらいだったにもかかわらず、差しで崩れず新味発揮、というのが表向きとなるレース内容。

しかも、この日では伸びあぐねる内ラチに最後突っ込んで良く伸びていた。

勝ち馬◎ブトンドールと同日の稍重馬場で勝ち上がっていたように、馬場は今日ぐらいのさらに1ランク以上タフな馬場になっても問題にしなかったというのも事実だろう。

ただ、やはりスプレモフレイバー、アスクドリームモア、ニシノシークレットあたりが伸びあぐねたことによる繰り上がりでとせざるを得ないレベルで……。

 

 

クリダーム

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この馬のスピードは生きない馬場状態だったし、良く持ちこたえたほうか。

将来的なことを考えると、初速、高速馬場対応力がある(かつこの日の馬場で、低速戦を負けた)この馬あたりのほうが、活躍を見込めるかもしれない。

 

 

ゴキゲンサン

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

勝ち馬◎ブトンドール同様に、コーナーで外を回して進出し、直線も外に持ち出して伸びて4着。

ゴール前での伸びではそこそこ目立つものがあったが、勝ち馬よりも前にいたところから、前後入れ替わって最後は直線では追う側になっていたことからも分かるように、上り3Fでは完全に劣っており力不足感も否めず。

この日の馬場は向いたほうだと思っているので、その意味でも地力強化が待たれるところ。

 

 

 

3着オマツリオトコは、このレベルでの追い込みではなんとも言えない。

今日は芝でも順番が回ってくるだけのまあまあの走りを見せた結果というところで、改めてダートで楽しみな脚力ありとしておきたい。

 

1番人気スプレモフレイバー(8着)は、脚力的にはここ1人気妥当、ただ(予想編でも記したような)今回の情勢で完敗も妥当というところ。

初戦があのゆったりマイペース逃げ(瞬発戦)、今回番手以下濃厚、消耗戦決着、かなりのタフ馬場、……とこれだけ揃えば仕方のないところだろう。

内枠からの番手、というだけでも嫌えるシーンで、輪をかけて良馬場ですらなかったのだから、今後良馬場の番手策でどんな走りが出来るか次第ではやはり重賞級の可能性はまだ残されている一頭。