競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エプソムカップ 2021 レース回顧・結果】本命Vザダルの夢のつづき

f:id:yosounohone:20200622065923j:plain

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

エプソムC 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ザダル 1:45.1 34.4
 2 サトノフラッグ 1:45.2 34.3
 3 ファルコニア 1:45.4 34.8
 4 ヴェロックス 1:45.4 34.7
 5 アトミックフォース 1:45.5 35.3

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 エプソムC 2021

 
6/13 エプソムC ◯的中(◎単&◎☆からの3複)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
かなり内を空けての攻防がみられる状況も、時計自体はそこそこ出ていて通年平均比-0.5秒程度(1000mあたり)の良馬場
 
馬場状態を考慮しても前半1000mを58秒8の速い流れで通過し、さらにそこからも2番手アトミックフォース以下の積極策もあり6F目11.4、7F目11.1と流れて平坦戦決着を演出
 
1ラスト1Fは12.4と、この条件としてはかなり要した形に
 
それでも、走破時計1分45秒1は上等
 
 
 

エプソムC 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ザダル

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

中団から、直線入口で馬場の中ほどに持ち出し、残り300mを過ぎて勢いよく抜け出しそのまま押し切ってV。

この高速決着(1分45秒1)になったことも、この馬にとっては大いに勝因だろう。

あとは、この馬が今後さらに活躍してくれて、このエプソムCでの8ヶ月ぶりVでも、単勝6.8倍/3番人気だったというしょっぱい事実が、「あれで美味しいタイミングだったんだ」となってくれることを願うばかり。

今日は、危うく本命◎を取り下げそうになったくらいだった。

引き続き、脚元の心配なくコースで追うことが出来、かつ普通の間隔で叩き台を消化してこれれば、天皇賞(秋)戦線で楽しみ。

ただ、在厩調整オンリー時には、いくら叩いての上昇が見込めるといっても、この馬の場合やや心配が先立つ。

 

 

ヤシャマル

予想➡➡➡

結果➡➡➡9着

「早仕掛け乙」な競馬と、この平坦戦ラップが敗因。

思いの外、勝ちに行っていてビックリしたほどで、鞍上が一番「ここ5番人気の馬ではない」ことを認識していなかった印象。

本来、8番人気3着あたりをイメージして戦う馬が、それに輪をかけて適性ラップではない11.4 - 11.1 - 11.4 - 12.4の緩まない流れのなか苦しんだ一戦。

それでも、この0.7秒差なら、改めて適性内なら重賞で通用していとの手応えは得られた。

アトミックフォースが、3着と僅差で粘り込むような展開を真っ向勝負してよく頑張っている。

 

 

サトノフラッグ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

当日オッズで、予想外に舐められていたこの馬。

府中二千で2歳レコードホルダーで、言ってもまあまあ時計が出ている馬場ということで「お買い得」とみて狙ったが、久々の良、差し馬場、外枠などが上手く噛み合ったこともあって“功労馬”に。

◯とは対照的に、鞍上がきっちりと末脚を引き出させる策に徹したことも結果に繋がったとみられる。

ただ、少し直線は狭くなってかわいそうで、この馬が内から差し切れているというパターンもあり得た。

あの位置からであり、レースラップは11.4 - 11.1 - 11.4 - 12.4でも、やはり自身としては(おそらく)急加速ラップを刻んで良く伸びてきたという内容。

ようやく、スピード馬場の瞬発力勝負で復活の糸口が見えてきたか。

 

 

▲ヒュミドール / アルジャンナ / シュリ / ファルコニア

当日Tweetしたように、イレ込むことなく我慢出来ていたことから狙った▲ヒュミドール(6着)は、結構な乗りへぐり。

黙ってぶん回しでもいいものを、早々に外を諦めてインを突いての内容で、上り2位マークが恨めしいところ。

さすかに、鞍上も平謝りのレース後談話となった。

 

対照的に、その我慢がパドック時点から効いていなかったのが1番人気アルジャンナ

あれでは、距離延長でこの人気のこの馬は狙えない。

ド派手に掛かるようなシーンはなくとも、発走前後で消耗していた結果の全く弾けず10着だろう。

 

同じように、戦前懸念した気性面の課題が露呈したのがシュリ(14着)。

直線を向いて、追い出されてもうんともすんとも言わずの大敗で、向こう正面で前に壁を作れず先走っているのを見た瞬間からほぼニヤリ確定だった。

今後も、内枠だけで買っておけばいい。

 

3着ファルコニアは、ゲートを伸びあがるように出てしまい挽回に脚を使い、また上りスピード負けを避けるために内の悪いところを通っての競馬を強いられたのが運の尽き。

本来なら、アトミックフォースくらいの積極競馬をしなければならなかったし、このラップで流れてくれていたらチャンスは非常に大きかったはずだが......。

今日の上位勢の中では明確に不利な競馬で、急加速を求められない条件で非常に楽しみ(☆次走注目馬☆)。