
――やっぱり、56キロと右回りも効いたかなーという感じのミュージアムマイルが、距離不安を一蹴。
目次
有馬記念 2025 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 有馬記念 2025
レース全体のふり返り
有馬記念 2025 各馬ふり返り 予想と結果
ダノンデサイル
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡3着
考えれば考えるほど悩ましい上位人気(それぞれの不安材料は各馬パートにて)といった印象で、追記している暇もなくなってしまったが、「そんな時は初心に」ということでこの馬を一応の本命視。
この馬は、やはり折り合いと左回りのほうが上、の2点が難点(特に、返し馬を見た印象では気性面で脆さを出さないか心配になったが)だったものの、相対的にまだ信頼度は高かったという判断を下した。
このパフォーマンスで、最終(案の定な)2番人気での3着というのは、どちらかというと「~~に甘んじた」というのが率直な印象。
去年の有馬よりは、額面は3歳の斤量利があったことも含めパフォーマンスは上がったとみるが、ダービー&菊花賞の頃と比べると、成長分も加味するとさすがに物足りない走破内容に終わった。
鞍上も語ったが、右回りで(ササって)満足に伸びきれなかったのが大きかったか。
差し切るかに見せてコスモキュランダを交わせず、後ろから来たミュージアムマイルにも交わされたあたり、やはり(左回りの)ドバイに照準といったこの馬の特性を表していたところなのだろう。
メイショウタバル
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡13着
まず、豊さんからしたら「ええ〜、武史〜」だし「ええ〜、松山〜」だったことだろう。
もともと、ミステリーウェイの番手でも、予想編に記した①や②のパターンで自滅するリスクもあったのに、輪を掛けて受難続きではどうしようもなかった。
むしろ、これで中途半端にまとめてきていたりすると、それはそれで「かつてのタバルはとこへやら」となってしまうので、この馬はこれでいい。
爆発的な強さを見せる逃げ馬は、脆さも同居しがちということで。
シンエンペラー
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡14着
裏本命的に、2〜3着で本線に期待したが、勝負どころから川田騎手(アドマイヤテラ)に、直線では失速したメイショウタバルに、完全に苦しくされてしまった。
もともと、右回りでのパフォーマンスに若干不安があった中で、この絶好枠が仇になるようなスムーズさを欠いた競馬では仕方ないだろう。
ハッキリとした不利があり、なおかつ14着でも1.1秒差なら、むしろ「大体ハイレベルG1複穴級」見立てに自信を持って良いのではないかと思うところ。
ミュージアムマイル
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡1着
何と言っても、距離不安(説)克服、これが全てのこの馬の今回。
おそらく、どこかの時点で好位にポジションを上げこともできただろうが、鞍上的には前年のシャフリヤール効果による「Cデム早仕掛けスペシャル」の封印が奏功し、なおかつ作戦的に「ダノンデサイル・マーク」を決めていたこともあって絶好差し切り策が完成した感じ。
こちらの見立ても差しではあったが、仮にダノンデサイルが不発だったら……、外からも蓋をされていたら......、などと考えると結構“ギャンブリィ”だった印象もあるが、そこは距離をもたせるという意味でも、(少なくとも戦前では)よりベターな判断だったように思う。
なんだかんだ得意な中山に右回り、そしてC.デムーロ騎手をして「最大のライバル」と公言したダノンデサイルが言ってもあの程度に留まったなら、斤量もあってこの馬がこの水準で勝つというのは全く不思議ではなかったと思うところ。
レガレイラ
予想➡➡➡△
結果➡➡➡4着
奇数枠はやはり危険なサインだったというところだろう。
間違いなく、最大の懸念材料がその部分であり、あとは前年有馬V含め額面的に決して4歳56キロでの現在地が「最上位……でいいのか?」という“疑惑の女王”の側面もあっただろう。
ゲートというより、初速で劣り、それを挽回しながら、昨年よりちょっと強くなったところを見せ、「古馬混合G1上位(≠最上位)」のほぼ見立て通りのパフォーマンスに終わった。
もう少し正攻法で進めて出し切れるようなら、ここ中山ではそれこそ「最上位級」をマークできてもいい馬だと思うが、それには「先行手薄」「頭数控えめ」など条件が重なってほしい感じだろう。
△コスモキュランダ / △マイネルエンペラー 他
△コスモキュランダ(2着)は、積極策で運び、この世代の4歳秋で無理のないペースならこれくらいは十分可能という水準にまとめての粘り込み。
この中間に調教でブリンカーをつけ、好感触を得てレースでも初ブリンカー、そしてそれを進言したのが鞍上自らということで、その横山武Jの“鼻息フンフン”先行策だったところがありありと見てとれた一戦。
もっと言えば、(想定段階から見ていた人なら分かると思うが)、△マイネルエンペラーとは当初想定から入れ替わりであちらが丹内騎手に代わってという具合で、野心に燃えて当然の状況は敷かれていた。
それに加えて、調教も3番手評価だったように状態も申し分なく頷ける一発だった。
ただ、単勝100倍超え(での好走)というのはなかなかなもので、しかもこの鞍上で現代競馬でといった状況を踏まえて考えると、「武史マジック炸裂」は間違いないところだし、おそらくだが「差し~追い込みになってマクりづらい戦いになる」という位置取り誤認が生んだ大穴だったように思う。
さらに付け加えれば、パドックを見ても太く感じた、秋復帰戦+18キロから+2キロを経て今回も減らなかったあたりも、(個人的にもそうだったが)マイナス判定を加速させていたか。
やっぱり、中山中距離以上の横山武騎手は怖いなと思うところ(本人も好きなのではないか)。
穴指名3頭のうちの1頭で、調教も経て最終的にはこちらを穴2番手という位置づけだった△マイネルエンペラー(9着)は、やっぱり1戦叩いて出てきてほしかったと同時に、アツい4角過ぎまでの手応えで得意舞台を感じさせた(今知ったが、最終的に△コスモキュランダと単勝オッズ111.5倍で2頭が並んでいたというのには、余談だがビックリ)。
さすがに、良馬場での有馬記念は今年がラストチャンスだったように思うが、渋れば血統的にもチャンスあり。
なんとか、現役を続け、来年の有馬こそ順調に出てきてもらいたい。
あとは、まあ誰がどう見ても立派なサンライズジパングは、冬場の荒れた芝ならの芝の長距離砲として、以外の時期は基本ダート長距離路線で頑張ってほしい、というだけで、この馬含む4歳世代がなかなか頑張った有馬だった印象だが、他ではエルトンバローズの内容に注目したい。
さすがに、距離が長かったと思うが、あれで、あの手ごたえで、最後もじりじり伸びていたあたりは目を向けておいたほうが良さそう。
直線、伸び伸びと走ることが出来ていなかった部分も見受けられたし、持久質の中距離ということで(ちょっと距離克服に頑張って)G1なら大阪杯獲りを目標にいってもらいたいところ。