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――再三言ってきているように今の中山はそんなわけはなく、それで直線急加速も入らない決着にでもなろうものなら、POG的真逆決着≒波乱の可能性は高そう。
目次
- ホープフルS 2020 レース概要
- ホープフルS 2020 枠順
- ホープフルS 2020 ラップ適性・追い切り
- ホープフルステークス 2020 過去レース傾向
- ホープフルステークス 2020 レース傾向分析&考察
- ホープフルS 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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ホープフルS 2020 レース概要
ホープフルステークス G1
2020年12月26日 5回中山7日目
発走時間:15:25
中山 芝2000m
サラ系2歳 オープン
2019年優勝馬:コントレイル 牡2 2:01.4 福永祐一
ホープフルS 2020 枠順
ホープフルS 2020 ラップ適性・追い切り
コースとしては、瞬発戦 ※ と平坦戦5分5分といった条件
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.3-12.2)が定義
ここまで瞬発オンリー型に敗れるシーンも多い2歳G1だが、コース適性として重要なはずの平坦戦連対歴も併せ持つというタイプ(例.瞬発2平坦1消耗0 等)は、アドマイヤザーゲ、タイトルホルダー、ヨーホーレイク、ランドオブリバティの4頭。(ダート戦歴は除外)
追い切りからは、オーソクレース、ヴィゴーレ、アオイショー、セイハロートゥユーを上位評価。
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ホープフルステークス 2020 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※コース傾向と異なり、このホープフルS単体では(G2となった14年以降)、12.1-11.5-11.7などのようなラスト2F部分で急加速の入る瞬発戦になりやすい
該当馬➡➡➡ラスト2F急加速戦勝利実績馬は、オーソクレース、シュヴァリエローズ、ダノンザキッド、バニシングポイント、ヨーホーレイク、ランドオブリバティ
※加速ラップでのV経験実績は強み
該当馬➡➡➡アドマイヤザーゲ
※レース上りがラスト2F22秒台以下でのV実績も有利に働く
該当馬➡➡➡アドマイヤザーゲ、オーソクレース、シュヴァリエローズ、ダノンザキッド
といった感じ。
ホープフルステークス 2020 レース傾向分析&考察
基本的には前半がゆったりと流れ、コーナーも慎重に回っての、上り3Fどころか上り2Fの脚比べになることが多い一戦で、これが崩れたのはレイデオロVの16年、そして昨年(コントレイルV)のみ。
そのレース質から、ポイントになるのは、「加速ラップでのV経験実績」と「レース上りがラスト2F22秒台以下でV実績」の2点。
平均的なホープフルSラップとなった18年などは、この2点いずれかの該当馬が「ニシノデイジー、アドマイヤジャスタ、サートゥルナーリア、ハクサンタイヨウ、ブレイキングドーン」の5頭のみ(うち4頭が1~4番人気)という状況で、その1~4番人気4頭が掲示板、の結果となっている。
あとは、「新馬勝ち直後(の穴馬)」パターンで人気以上に健闘してくるケースも多いが、この場合にも「加速ラップでのV経験実績」「レース上りがラスト2F22秒台以下でV実績」のどちらかを満たした馬による好走が全てとなっていて、やはり終い2Fのラップに目立つものがあった馬というのが素直に評価対象となる。
ちなみに、先述の16年で2着したマイネルスフェーン以外は全馬「加速ラップでのV経験実績」「レース上りがラスト2F22秒台以下でV実績」条件で買える。
そして、そのマイネルスフェーンは、この年の流れてタフな展開を、これまでにレース上り36秒台での3度の3着と、うち1回は加速ラップのレースでの3着という経験でもって対応してきたクチ。
道中一切緩まない超持続力展開を想定するなら(かなりレアケースだが……)、このタイプ(36秒台での好走が多く且つ加速ラップ好走をともに満たすようなタイプ)を狙うのもありだろう。
ホープフルS 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
これまで見てきたように、伊達ではない上り(特に2F値)や急加速対応が求められる、というのが昨今のレース像。
ただ、今年はどうだろうか? 先週まででバレバレ(だろう、おそらく)の超タフ馬場となっている。
一時期、持ち直していた印象もあるが、これは今年の4回中山開催当初からほぼ一貫して続いている傾向であり、今年の場合、時計を要する闘い、これが大きなポイントになるとみている。
◎ランドオブリバティ
ランドオブリバティは、前走で重賞級間違いなし判定を与えた馬で、歴代の芙蓉S勝ち馬と比べても最上位の内容だった。
そして、新馬戦も12.5 - 12.2 - 11.5 - 11.5と好ラップフィニッシュで優秀で、接戦を演じた2~3着馬はおろか離れた4着ヴィルヘルムまでが勝ち上がっており、当時の新馬戦レベルとしても十分なもの。
何より、加速ラップは刻めず、余裕綽々でもない平坦新潟でのものとはいえ、12.2 - 11.5の部分での0.7秒加速がこのレースに向けては良い。
例年と比べ異様にタフな今の中山の馬場を思うと、4回中山開催だった前走も含め、超速馬場での戦歴ではないという点もプラス。
もっとも、当日が激変馬場なら逆に心配点となる部分でもあるのだが、先週までの馬場からさすがにそれはないだろう。
◯アドマイヤザーゲ
馬場状況に関係なく、「いつもと同じだったね」パターンなら本来“1強”となってもいいラップ実績できているのがアドマイヤザーゲ。
少頭数の前走はともかく、初戦は目立たないパフォーマンスだが、その分12.0 - 11.7フィニッシュでの完勝。
そして、当時は少し力の要る馬場でのもの。
パワータイプの印象もあり、さらにタフな馬場でやってみたらより良さが際立ったという可能性はある。
☆バニシングポイント / ダノンザキッド / タイトルホルダー / シュヴァリエローズ / オーソクレース
ダノンザキッド、タイトルホルダー、シュヴァリエローズ、オーソクレースと、それぞれに強調材料はあって軽視禁物な感はあるが、いずれも自身としての好パフォーマンスが軽い芝でのもの。
◎◯もそうだが、せっかく特殊イヤー狙いの立つ(はずの)馬場状態だけに、そっちに振るつもりで▲アオイショー、☆バニシングポイントを上に。
▲の前走は、ラストは流す余裕も見せての完勝で、実質的に加速ラップVの内容。
ここでさらに本領発揮といくなら一発あっても。
例年なら、新馬勝ち直後では、上りが究極に速くかつ余力をもってマークしているくらいでないと通用しないが、馬場が馬場なら根底から覆っても。
☆バニシングポイントも、洋芝の上り35.8秒戦を勝っているあたりはプラスに働く可能性も。初ブリンカーにも警戒。
前後して、ダノンザキッドは、今年の東スポ杯2歳Sのレベルがそこまでではないと思っているので、人気次第。
タイトルホルダーは、10月の中山芝を勝っている点が武器になる可能性はあるのだが、前走見せた想像以上の2戦目でのパフォーマンスは、軽い芝替わりだったからという疑いも同時にあり。
シュヴァリエローズは、前向きすぎるその気性面さえクリアできれば。距離延長ローテと、初の長距離輸送が鍵になる。
オーソクレースは、中間内容としてはトップ評価だが、出遅れが続いている中での最内枠はマイナスに。どう乗ってくるか、ある意味個人的注目度は増したところだが、馬自身はまだ8頭立て2戦のみなわけで。
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