競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【チャンピオンズカップ 2024 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 勝ち切る年



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――3歳馬が勝った年とルヴァンスレーヴの偉大さを顧みつつ、「12月1日」を思ふ……。

目次

 

チャンピオンズC 2024 レース概要

 

 

チャンピオンズカップ G1

2024年12月1日 4回中京2日目

発走時間:15:35

中京競馬場 ダ1800m

サラ系3歳以上 オープン

2023年優勝馬:レモンポップ 牡5 1:50.6 坂井瑠星

 

 

 

チャンピオンズC 2024 ラップ適性・追い切り 

 

 

瞬発戦5割セッティングで残りの大部分が平坦戦と、ダートとしてはかなり瞬発力を求められる条件。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.7-11.9-11.6-12.2)が定義

アーテルアストレアレモンポップクラウンプライドあたりが適性型。

 

 

追い切りからは、当日アップの調教編から変化なく、ガイアフォースの単独上位評価で変わらず。 (12/1 7:30追記)

 

 

 

チャンピオンズC 2024 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

今年の地方交流重賞で、G1・3着以内またはG2勝ちがある馬がやはり中心

該当馬➡➡➡ウィルソンテソーロ、サンライズジパング、セラフィックコール、ペプチドナイル、レモンポップ

 

前走5番人気以下はかなりハードルが高く、過去10年では複勝率10%未満

該当馬➡➡➡ガイアフォース(芝G1)、グロリアムンディ、ハギノアレグリアス

 

といった感じ。

 

 

 

チャンピオンズC 2024 レース傾向分析&考察

 

 

 

前哨戦というと、やはりJRAのG3武蔵野S、みやこSとなってくるのだが、実際にはJBCなど地方交流重賞を使ってきている組が毎年幅をきかせている印象が強いこのチャンピオンズC。

このあたり、地方(の砂、時計)と中央で比較がしづらいところもあって、指数使い泣かせのレースでもある。 

 

ラップ的には、当初この中京1800mは坂下スタートということもあってか「スローになりやすい」と言われていたように記憶していて、実際“初年度”14年は前半62.3秒からのどスロー前残り決着。

ただ、そこからこの中京ダート自体、徐々にペースアップ傾向が見え始め、15〜16年には一転ハイペースの前傾戦決着となっている。

過去10年をみても、全て良馬場施行なのに、前半の流れもそうだがラスト1Fなどは11.9〜13.0秒まで幅広い。

そんな状況もあってか、一筋縄ではいかない印象で、良くいえば大魚も眠っているレースといえる。

 

ただ、1つなんとなく見えてきていることは、「1頭くらい、4コーナーにかけてバラけた内からショートカット気味にワープして突っ込んでくる差し・追い込みのシーンがよく見られる」ということ。昨年、穴をあけたウィルソンテソーロなども、終わってみれば正にこのパターンといったところ。

伏兵扱いされた差し馬には、大いに注目しておきたいし、その意味で各馬の使える上がりは重要。 

 

また、リピーター色が濃いというのも特徴。

このコースで激変して、アスカノロマンやインティ、アナザートゥルースが穴をあけている。

チャンピオンズCでの善戦経験馬や、同舞台の東海Sでのハイレベル実績を持つ組などには十分に警戒を払いたいし、それだけ特殊なコース形態というところが表れているのだろう。 

 

ほか、前走人気傾向にハッキリとした傾向があり、「前走5番人気以下で5着以下」だった馬は手元の近22年まで遡ってみても(0-0-2-76)。しかも、そのうち3着一本は、前走芝のセントライト記念5番人気8着から臨んだ昨年のドゥラエレーデ。

そもそも、前走ダートで5番人気以下からチャンピオンズC(旧JCダート)で馬券に絡んだ7頭全てが「前走武蔵野SかJBCクラシック4着以内」馬と、レースに加え4着以内という着順まで“選ぶ”という状況になっている。

これを覆して好走したのが、先述のリピーター・インティ(20年)である。

 

 

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チャンピオンズカップ 2024 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

サンライズジパング / ウィルソンテソーロ / ペプチドナイル 他

馬券内の軸としてはサンライズジパングに期待する一戦。

まず、今年が12/1施行であることが大きく、古馬と2キロ差の3歳馬“お買い得イヤー”であることは重視しておきたい。

前走は、逆手前で走っての右回りVで、左回り替わりのここは上が見込める。

そのみやこSの上ということになれば、最終的な今回のメンバーなら連対圏十分と見積もることができる。

6枠なら、窮屈な競馬で不発という懸念点はだいぶ晴れるだろうし、あとはどうしてもこの競馬場で外を回す形で脚を削がれるようなことがなければ、自ずと結果はついてくるのではないだろうか。

 

レモンポップを含む、前が一掃される厳しい流れをイメージすると、ここにウィルソンテソーロペプチドナイルセラフィックコールといったあたりを上位指名する予定。

セラフィックコールに関しては、4走前は条件面で今回とは明確に大きな差があり、そして出走態勢の面でも今年よりも難しかった印象。

そこへきて、鞍上などの面からも好転するここは、少なくとも相手にはマストで押さえておきたい一頭で。

 

一方で、仮に前で残すなら……の狙いはハッキリしていて、ミトノオー

やはりと言うべきか、追い切りからチークピーシズを付けたり(本番でもつけてくる見通し)、ゴール前であえて併せてみたりと工夫をしてきた今回(悪く言えば、試行錯誤のオンパレードだが)、前走終了後に指摘した通り、まずここ最近の「競馬になっていなさ」からレースぶりに注視したいと思っている。

もとは、交流G1級まで期待できるパフォーマンスを見せていた馬だけに、前残りパターンを見守る際には、どうせならこの馬の馬券を握っておきたいところ。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

中京ダは、時計面もバイアス面も至って普通、いつも通りな感じ。昨日を含めて外からの差し勢も伸びてくる印象のここまでだが、やはり勝ち負けや全体としてみると、道中そして直線でもインがかなり有利に働くとみる(ただし、単なるイン前頻発の状態ではなく、ペース次第で上り上位3頭でワンツースリーなども考えられる、ペース恩恵差しには注意が必要な状況とみられる)。

とりあえず、現状のオッズのままなら◎サンライズジパングとの心中で良いかなと思いつつ、欲張っての相手狙いには◯ウィルソンテソーロを予定。 (12/1 11:45追記)

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

連下期待に、▲ハギノアレグリアスを筆頭に、☆セラフィックコールとする。やっぱり、このレースなら内からワープして突っ込んでくるのが穴パターンだろうということで。 (12/1 15:15追記)

 

 

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