競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アメリカジョッキークラブカップ 2020予想】過去のレース傾向分析&各馬評価まとめ / 前?後?内?外?

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――文字化けでもないです、虫食いクイズでもないです^^;

要するに、“前後内外”全てを味方につけることのみ、そういう極端なレースになるかなと。

◎は◎を取り止めるとしたら、雨中に先行勢が壊滅的で、雨が上がらなかった時かなぁ。。。

いろいろな予想がありますが......というのも裏テーマの回(赤字部分)。

 

 

目次

 

アメリカジョッキークラブカップ 2020 含む、1/26(日) 中山競馬の追い切り注目馬

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東海ステークス 2020 予想はこちら

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1/26(日) 小倉競馬の追い切り注目馬はこちら 

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アメリカジョッキークラブカップ 2020 レース概要

 

 

アメリカジョッキークラブカップ G2

2020年1月26日 1回中山9日目

発走時間:15:45

中山 芝右 外2200m

サラ系4歳以上オープン

2018年優勝馬:シャケトラ   牡6    2:13.7    石橋脩

 

 

アメリカジョッキークラブカップ 2020 枠順

 

 

1 1 ウラヌスチャーム 牝5 ミナリク
2 2 ラストドラフト 牡4 マーフィ
3 3 ミッキースワロー 牡6 横山
4 4 マイネルフロスト 牡9 松岡
5 5 スティッフェリオ 牡6 丸山
5 6 クロスケ 牡5 北村
6 7 ルミナスウォリアー 牡9 柴山
6 8 グローブシアター 牡6 石橋
7 9 ニシノデイジー 牡4 田辺
7 10 ステイフーリッシュ 牡5 ルメール
8 11 ブラストワンピース 牡5 川田
8 12 サトノクロニクル 牡6 大野

 

 

AJCC 2020 過去のレース傾向 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

  

 

中盤から流れて持久戦(平坦戦)寄り、上がりが適度に掛かるのが基本線

該当馬➡➡➡このメンバー中では、ニシノデイジー、スティッフェリオ、ステイフーリッシュ、ラストドラフトあたりは平坦戦志向が高そう

 

 

「前走重賞、前走から斤量減、距離短縮」は「単勝30倍未満」なら好走率高く、オッズ条件を満たさなくても穴としても狙って損はなさそう

該当馬➡➡➡ニシノデイジー、ブラストワンピース(※前走海外)

 

 

前週の京成杯も含めやはり内枠(1〜2番)の好走が続いていて、このレース自体も少頭数の年はもれなく4番枠以内の馬が馬券対象と内枠要注目

該当馬➡➡➡ウラヌスチャーム、ラストドラフト、ミッキースワロー、マイネルフロスト

 

 

前走G1以外だと、近年間隔2ヵ月半以上ローテの馬は好走ゼロ

該当馬➡➡➡グローブシアター、サトノクロニクル

 

 

といった感じ。

 

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アメリカジョッキークラブC 2020 レース傾向分析 考察&まとめ 

 

 

昨年は『ペース的には(近年の)AJCCらしくないAJCCとして、覚えておく必要のあるレース』となった一戦。

通常は少頭数であっても、先述の通り持久戦寄りになるのが過去10年の標準

......なのだが、これは一時期16~17頭立てだった年を含んでのもの。

長い歴史を振り返ると、その「少頭数」であること自体がデフォルトと言ってもいいレース像で、今年もご多分に漏れずな特別登録の時点から寂しい頭数となっている。

何より、昨年同様に先行馬が揃わない状況は上がりの速い後傾戦を助長している印象。

昨年に話を戻すと、なんと言ってもメートルダールが僅差のV争いを演じたことがその瞬発戦度合いを表している。

未だに現時点でも同馬は瞬発戦でのみオール連対の特化型のままの状況で、去年に関してはそのスロー度合いもさることながらレースレベル自体が低かったことも、この適性外馬の好戦に表れている印象。

 

臨戦過程としては、2つ目に挙げた「前走重賞、前走から斤量減、距離短縮」は注目に値で、単勝30倍未満のゾーンで複勝率5割(近16年集計)となっている。

ちなみに、単勝30倍以上でも19年7番人気1着シャケトラ(単38.5倍)、18年9番人気(単86.8倍)3/4馬身差4着ディサイファなど、この「前走重賞、前走から斤量減、距離短縮」パターンは走っており、このレースを好走するための要因が詰まっていそうな部分(要するに、「前走有馬記念」「〃菊花賞」「〃JC」だったりと、そういうことなんですが)。

 

前週の京成杯予想でも触れたが、毎年のようにこの1回中山開催の高額芝条件の傾向として1~2番枠の優位性が目につく。

必ずしも1~2番枠に入った逃げ馬ばかりではなく、直線で最内ばかりを残しているわけでもないことから、先週のクリスタルブラックあたりをみてもそうだが、「いかに道中で内をロスなく立ち回っているか」が重要という印象。

ちなみに、このAJCCにおいては12頭立て以下で行われた近8回は2、3、4番枠から必ず1頭以上が馬券になっている。

 

ただし、同傾向に関連して今年は「内が極端に悪化」となる要因をはらんで迎えるAJCC

どの程度の降水量となるか、また雪なのか雨なのか、レース前に上がるのか雨中のレースとなるのかによっても大きく様相が異なってくる可能性もあり、とりあえず直前の馬場状況を確認するまでは「ここまで例年通りの傾向だから、今年のAJCCでも入りは内枠から」とするのは乱暴かもしれない。

実際、馬場改修以降の少頭立てAJCCは、いずれも良馬場でしか行われていないわけで。

 

最新の天気予想を確認すると、レースの頃には雨は止む予報となっていて、雨上がりの馬場で行われるという前提で考えておきたい。

すなわち、改修後の中山のイメージの一つ、内から高速回復していく状態で迎えるレースと想定。

「荒れてきた」「外差し、外差し」とかのフレーズも聞こえてきているが、土曜のバールドバイが勝った最終R(古馬1勝クラス)の時計、ラップなんかを見てもそこまでの印象は無い。

展開的にも、レディードリーが好位から3着に粘り込み、逃げたフジマサディープが(さすがに内ラチは空けたが)後続に1馬身半差をつけて4着している。

ちょうど、馬場読み的にも逆張りという意味では、「この状況(最終週の馬場でも前残りAJCC)を、雨上がりの馬場も助長」だったりのパターンには要注目か。

 

非根幹距離馬の一戦ということで、その適性という意味ではウラヌスチャーム、グローブシアター、サトノクロニクル、スティッフェリオ、ステイフーリッシュ、ニシノデイジー、ミッキースワロー。

ラップ適性的には、ステイフーリッシュ、ラストドラフト、ウラヌスチャーム、グローブシアター、サトノクロニクル、ミッキースワロー、スティッフェリオ、ニシノデイジーといったメンバー構成。

逃げる可能性のある、やや平坦戦比重の高いスティッフェリオが、後続が来ようが来まいが、自らの得意とする平坦戦ラップを刻めるかどうかが非常に大きなポイント。

同馬がそういうラップを刻めば、同様に平坦戦適性寄りのステイフーリッシュ、ニシノデイジーあたりがセットでくる可能性は高まる。

 

 

去年は、当初4番手☆評価の予定だったシャケトラをパドック確認前に「馬体重522キロ(+2)」の発表を受けて、思いっきり評価を下げ、撃沈したAJCC。

スローでも、いや、スローだからこそ去年の雪辱を果たすチャンスもあり、とみてそういう予想で獲りたい一戦というのが、前日時点での目論見。

 

 

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AJCC 2020 予想印は!?ホネ的注目馬!各馬評価まとめ

 

 

◎スティッフェリオ
◆ニシノデイジー

◎はスティッフェリオかニシノデイジー、で“2トップ”の変則状況(便宜上、現時点では◎スティッフェリオ◆ニシノデイジーとしておく)。

申し訳ないが、この最終週の馬場状況で、この天気予報で直前提示以外に「◎******!」と(ある一点特化タイプの予想家を除き)言い切っている予想提供者がいたとしたら、それは全部ウソ、テキトー予想だろう。1週間予想したって断定できるはずもない、流動的な状況。

前者は後者よりも明らかに瞬発力対応可能であることが強み。

「あのオールカマーは楽逃げの瞬発戦」は事実なのだが、それこそが今回も少頭数で良い、という展開、馬場想定なら。

重馬場をこなしていて、ラップ適性上位、かつ瞬発戦寄り想定にマッチしてくる馬というのは、実はこの馬くらい。

有馬記念後に引き続き在厩調整でここという点も見過ごせない。

ただ、その◎スティッフェリオがキツくなる情勢・展開見込みとなってくるなら、一転「△ニシノデイジーchance」が訪れそう。

最終追い切りも、今の美浦南Wコースといえど、助手騎乗、馬なりで5分どころを通ってでのものなら特にラスト3F以降はかなりのもの。

ただ、この馬はさすがに瞬発戦ラップになったらこの舞台でもキツい。

 

 

田辺騎手のことだから、こういう馬を最後方ポツンとかから運んで(「今日は今後も考え・・・を試してみました。次は良くなりますよ」的な)、それがハマるというのもあり得る。

ただ、現状そのためには後半の平坦戦〜消耗戦ラップが必要で、◎スティッフェリオとは真逆の印象。

 

 

◯サトノクロニクル

去年の反省をふまえ狙う一頭。

当然、先に書いた「去年の雪辱」はこの馬。

前走G1以外で半年以上の休み明けというだけで、“データ外”なことは指摘済みを承知でその裏をかく。

さすがに本命にまではしないし、軸にもしないが、重い印で。

去年のように、レースレベルが下がってくれば長期休養明けの馬でも走ってしまうのが現代競馬だし、この馬もノーザンF。

何より、1週前追い切りからやけに坂路追いでの好状態が伝わってきている(もちろん、「コースで追えていない」と言えばそれまでの状況でもあるが)。

あとは、実戦での息の持ちとかだけ。

 

 

▲ラストドラフト

気になるのは渋っても大丈夫か?という一点のみでそれ以外は満点だろう。

牡馬にしては小柄でもあり、「降ったけど、馬場軽いな」というシーン以外では少し慎重にいきたい。

 

 

☆ステイフーリッシュ

そりゃこの鞍上だから一発はあるだろう。

ラップ適性もメンバー中では一、ニだろう。

ただ、タフな馬場への適性に疑問と、何よりも過去に「永遠に重賞では単勝は買えなそう」と評したことのある馬。

いくら鞍上が鞍上とはいえ、人気で本命まではできない。

「(“奇跡”の騎乗の前走の)怒りの一発、ステイフーリッシュ!」というのが聞こえてこなくもないところではあるのだが。

感覚的には、今回「この馬の単は絶対に買わなければならない」シーン → それでもやっぱり、“勘”に頼っても良いのは自分で責任とれる個人的な馬券まででしょう、という感じ。

 

 

×ミッキースワロー / ブラストワンピース ウラヌスチャーム

舞台適性随一の×ミッキースワローは、コケる番に期待。

スローの少頭数想定で、最近の3〜4コーナーでのズブさが主な理由。

心配していたこのクラスのレースでも、重賞を勝った菊沢騎手乗せっぱなし状況は回避して、「オッ(本気だな)」とは思ったが、それこそが罠とみる。

 

ブラストワンピースは渋ってタフな消耗戦になればいいが、この少頭数で渋ってちんたら前に運ばれたら苦しい。

もともとエンジンの掛かりは速くないタイプ。

 

ウラヌスチャームは、差し届かないリスクさえ排除出来れば楽しみな狙いとなる。

少頭数、スローが濃厚な点までは、瞬発戦タイプのこの馬には良く、あとはおそらく最後方からになるのでその点だけ。

妙味もあるだけに、直前状況次第ではかなり評価を高めることになってくるであろう一頭。

 

 

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